97.地すべり~100.すべり面
97.地すべり<じすべり>

粘土層などのすべりやすい地層(すべり面)の上部の地盤が、地下水などの影響をうけ、ゆっくりと動き出す現象をいいます。直接的に生命が危険に晒されることはありませんが、土砂の移動量が多いためその場所の資産や周辺への影響は非常に大きくなります。
98.地すべり防止区域<じすべりぼうしくいき>
地すべりしている区域、又は地すべりする恐れの極めて大きい区域及びこれらに隣接する区域のうち地すべりを誘発・助長する区域をいいます。
99.地下水<ちかすい>
地下の岩石の割れ目や、地層中の間隙を満たしている水。雨水が地中に浸透して蓄えられたもので、多くなると地すべりが起きやすくなります。
100.すべり面<すべりめん>

地すべりの移動層と不動層の間に形成される境界面のことをいいます。一般的には厚さ数cmのネットリした粘土層です。