このように、総合治水対策を行っています
河川改修とともに、流域内で雨水を一時的にたくわえ、洪水を防ぐことを「総合治水」といいます。
総合治水対策では、奈良県や流域市町村と連携して、河川改修等の「治水対策」を行うとともに、流域において流出抑制施設等を設置する「流域対策」を行います。
また、浸水被害を最小限に食い止めるさまざまなソフト対策もあわせて行っています。
また、浸水被害を最小限に食い止めるさまざまなソフト対策もあわせて行っています。

治水対策
長期的な治水計画は、大和川水系工事実施基本計画に基づいて整備を進めていきますが、当面の目標として、大和川では昭和57年8月降雨を対象とし、支川は約10年に1回程度の降雨を対象として改修するとともに、ダム等の建設を促進していきます。

河川改修
川幅を広げたり、築堤を行うなど河川改修を進めています。

ダム
安定した水量を確保し、洪水時には洪水調節を行い、下流氾濫を軽減します。

遊水地
河川の流水を遊水地内に越流させることにより、下流の氾濫を軽減します。
流域対策

- 現在有している保水機能を積極的に保全していきます。
- 適正な土地利用を図っていきます。
以上の他、積極的に治水容量を確保していきます。

防災調整池
宅地造成等の市街地開発では流出量が増大するため、防災調整池によって雨水を一時貯留し、流出を抑制します。

ため池の保全
ため池は雨水を貯留し、洪水を抑制する効果があります。そのため、ため池の維持保全に努めています。

ため池治水利用施設
流域の保水能力を高めるため、大雨時により多くの水を貯められるよう既存のため池施設を一部改良することで、洪水時に下流域の負担を軽くします。
