この台風は9年の室戸台風に近いもので大阪湾における最高潮位はOP+4.12m、最大偏差2.45mに達した。
高汐継続時間は(高汐警報基準値3.20mを越えた時間)1時間40分で大阪市内の浸水面積は31平方kmであった。
室戸、ジェーン台風による高汐被害と今回を比較して見る時、人的・船舶被害が殆どなかった事は特筆される。これは、防汐施設の完成、予報の精度と各行政機関の迅速適切な措置によるものであった。
昭和36年(1961年)第二室戸台風
被害の写真
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