近年の少雨傾向や水需要の高まりなどを受けて、淀川流域の渇水は大きな問題となっています。琵琶湖の水位が下がると、船の航行や漁業に支障が生じるほか、生活用水や工業用水の取水に支障をきたし、私たちの日常生活にも大きな影響を与えます。こうした深刻な渇水対策のために、水資源の総合的な開発と利水の合理化に取り組んでいます。

平成6年の夏は、全国的にまれにみる大渇水となりました。

延勝寺平常時
延勝寺平常時
延勝寺:8月30日 / -103cm
延勝寺:8月30日 / -103cm

延勝寺付近は普段は砂州でできた島がぽっかり湖面に浮かんで点在していますが、渇水で陸続きになりました。


浮御堂は水位が下がっても水面が確保されるように-2.0mまで浚渫を行いました。
浚渫を行っていない周辺は渇水で陸地化しました。

浮御堂
浮御堂

しかし、琵琶湖を水源とする近畿圏においては、過去の渇水と比較して取水制限日数は大幅に減りました。

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渇水年水位対比図

延勝寺:8月30日 / -103cm
でも、どうして こんなに取水制限日数が 減ったんだろう。
主な渇水年 取水制限日数 最低琵琶湖水位
昭和48年 98日間 -54cm
昭和52年 135日間 -58cm
昭和53年 161日間 -73cm
昭和59年 156日間 -95cm
昭和61年 117日間 -88cm
平成6年 44日間 -123cm
平成12年 0日間 -97cm
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水位が下がっても困らないように

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