滋賀、京都、大阪の発展の礎である琵琶湖と下流の淀川については、上流の
滋賀県と下流の府県が協力しあい上下流対立を克服し、琵琶湖の総合的な水
管理のため昭和47年から平成9年までの25年間にわたり「琵琶湖開発事業」
を実施しました。
この間、平成4年には瀬田川洗堰操作規則が制定され、瀬田川洗堰操作を中
心とする湖水位変動への関心が高まると予想されたため、一般住民が琵琶湖・
淀川の治水・利水・環境事業の取り組みについて理解を深める資料展示施設が
必要になり、平成4年11月に水のめぐみ館アクア琵琶を開館しました。
開館より16年経過した現在においては、来館者数は総数80万人を超え近隣
学校から複数利用されるなど校外学習にも活用されています。
従前より水のめぐみ館アクア琵琶の管理運営に対する支出についてはコスト
縮減を念頭に、広報広聴に対する効果を最大限に発揮するよう努めてきたとこ
ろであり、非常時には「防災センター」として位置付けるとともに、平常時には広
報広聴としての機能を果たすため、管理運営内容の見直しを行ってきたところ
です。
管理運営の見直しに当たり、「国民視線に立ち時代に即した設置目的・管理
運営とは何か」という状況を踏まえ、今後の水のめぐみ館アクア琵琶に係わる
管理運営について、専門的な見地のある第三者より助言・提案・評価を受ける
ため、水のめぐみ館アクア琵琶外部評価委員会を設置するものです。