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     アクア琵琶からのメールニュース vol. 24  (2001.10.22発行)





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               ■■ 目 次 ■■

 [アクア琵琶ニュース] 21号は今年最後の台風でしょうか?

            雨体験室改修のお知らせ

 [Topics]       大きく育て二ゴロブナ 草津の小学生が稚魚を放流

            国の重要湿地500カ所を選定             

 [Last 2  Week]    最近2週間の琵琶湖の水位/瀬田川洗堰の放流量

 [休館日のお知らせ]  10月下旬の休館日について

 [ビワズコラム]    「雨の魚」ってどんな魚?









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┃アクア琵琶ニュース┃ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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◆21号は今年最後の台風でしょうか?  (2001.10.15発信)



平成13年は北太平洋や東シナ海で21の台風が発生したことになります。過去、

大きな被害をもたらした台風には、阿久根・室戸・第二室戸・伊勢湾台風の

ように地名を、またへスター・カスリーン・ジェーン・キティー台風のよう

に人名を台風名としたものがありますが、現在は「世界気象機関台風委員会」

でアジア各国民の防災意識を高める上からもアジアに馴染みのあるものにす

ることとなり(2000年から正式採用)、アジア14カ国が独自の名前を選び順

番に一覧表が作られているそうです。日本では星座名を選び台風10号はウサ

ギ(うさぎ座)だそうです。しかし、国内向けにはこれまで通りその年に来

た台風の順番を示す通番情報で通す予定とのことです。

(「京都新聞」平成13年9月20日)

ちなみに、今年の台風が琵琶湖におよぼした影響は次のとおりです。

・台風11号(8月14日 発生)は8月20日19:00〜8月22日17:00までに約170mm

  の降雨をもたらし、琵琶湖水位を-56cmから-35cmまで21cm回復させました。

・台風15号(9月4日発生)は9月9日17:00〜9月12日10:00までに約47mmの

  降雨をもたらし、琵琶湖水位を-24cmから-22cmまで2cm回復させました。

  被害にあわれた地方では迷惑な台風でしたが、琵琶湖にとっては恵の雨を

  もたらした台風でした。	





◆雨体験室改修のお知らせ   (2001.9.20発信)



既存の「アクア琵琶」資料館に併設して住民開放型交流施設「琵琶湖ITステー

ション(仮称)」の建設が国土交通省琵琶湖工事事務所により進められてい

ます。その為、既存の「雨体験室」および水質調査船「志賀」の撤去が行わ

れます。なお平成14年春には新しい雨体験室がオープンする予定です。

どうぞご期待下さい。!!

また工事期間中、仮設囲障の設置や工事車両などの出入りの関係で駐車場が

使用できなくなります。どうぞご了承くださいませ。



               記



工事期間:平成13年10月1日〜平成14年3月31日(日)まで









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◆大きく育て二ゴロブナ 草津の小学生が稚魚を放流



滋賀県草津市の山田小の児童が11日、秋晴れの湖上で、ニゴロブナの勢いよく

はね回る稚魚を近くの琵琶湖に放流しました。

県水産振興協会が同市北山田町沖の湖上いかだでニゴロブナの稚魚を飼育し、

うち約4000匹を山田小と山田漁協が毎年放流しています。

4年生約100人は、北山田漁港から漁船に乗り込み、沖合約400メートルにある

飼育いかだへ移動。いかだから体長約5〜12センチの稚魚が船内のいけすに

移されると、「こんなにいっぱいの魚、初めて見た」などと歓声をあげていた

そうです。1人約20匹ずつをバケツに入れてもらい、ぴちぴちと元気にはねる

稚魚を船べりから一斉に放流、成長を願っていました。 

                                                           (京都新聞)





◆国の重要湿地500カ所を選定



環境省では、全国の重要湿地500カ所を選定しました。 

今回選定されたのは湿原、河川、湖沼、干潟、藻場、マングローブ林、サンゴ

礁などのうち生物の生息地として規模の大きな湿地や希少種が生息している

湿地。ラムサール条約の「国際的に重要な湿地を指定するための基準」を参

考にした選定基準をもとに、数百人の専門家からのヒアリングや都道府県へ

の意見を参考にしてリストをとりまとめています。 

湿地には、多様な動植物が生息する独特の生態系が形成されており、ラムサー

ル条約によって国際的にも保全が求められています。 

なお、環境省では今回の重要湿地リストについて、保全地域の指定に活用す

るとともに、開発計画に際して事業者に保全上の配慮を促すための基礎資料

として役立てるとしています。

また、今回は中間的な公表であり、今後さらに情報を追加整理した上で、年

内にインターネット自然研究所ホームページで公表する予定だそうです。



詳細はについては、環境省HPプレスリリース

 http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=2911 

                             



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◆最近2週間の琵琶湖の水位/瀬田川洗堰の放流量

10月

    9日(火曜) -37/50

   10日(水曜) -37/50

   11日(木曜) -33/50

   12日(金曜) -33/50

   13日(土曜) -33/50

   14日(日曜) -34/50

   15日(月曜) -35/50

   16日(火曜) -35/50

    17日(水曜) -33/50

   18日(木曜) -30/50

   19日(金曜) -30/50

   20日(土曜) -31/50

   21日(日曜) -32/50

   22日(月曜) -32/50



 単位:水位(cm)、放流量(m3/sec)







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┃ 休館日のお知らせ ┃ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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◆休館日 

 

 10月23日(火) 10月30日(火)





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┃  ビワズコラム  ┃ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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◆「雨の魚」ってどんな魚?



「雨の魚(アメノウオ)」という魚の名前を聞いたことがありますか?

アメノウオとは、琵琶湖固有種のビワマスのこと。

秋の10、11月に雨が降って川が増水すると、産卵のために大挙して川を登って

くるため、地元ではこの時期のビワマスを特に「アメノウオ」と呼んでいます。

ビワマスは琵琶湖の固有種でサケ科の魚。大きいものでは体長50センチメート

ル以上になります。琵琶湖の深場を主なすみかとし、コアユやヨコエビ類を

食べています。かつてビワマスはアマゴの降湖型と言われていましたが、現

在では別亜種であることがわかっています。

この時期のビワマスは大変美味と言われ、これを用いた料理「アメノウオ

ご飯」は滋賀県の食の無形文化財にも指定されています。このように琵琶

湖の秋の風物詩として親しまれているビワマスですが、現在では数が減少

しています。秋の長雨の後、川を一生懸命のぼってくるアメノウオ達を見

かけたら、暖かく見守りたいものですね。





 

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 アクア琵琶メールニュースは隔週月曜日に発行しています。

 次回の発行は11/5(月)発行予定

 



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 水のめぐみ館「アクア琵琶」



 〒520-2279 滋賀県大津市黒津四丁目2番2号

   TEL.077-546-7348 御意見・御要望をお寄せ下さい。

 



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