アクア琵琶からのメールニュース vol.184号(2017.2.10発行)
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■■ 目 次 ■■

 ☆1月のアクア琵琶!       瀬田川・洗堰の今昔         
 
  ☆アクア琵琶情報          施設さらに充実

  ☆1月のビワズ日記        洗堰と松の木
  
  ☆2017年2月の休館日



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■ 1月のアクア琵琶!
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             瀬田川・洗堰の今昔

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 2017年がスタートして、早いもので1ヵ月が経ちました。
 今年は昨年と比べて雪の日が多く、厳しい寒さに心が折れそうになりますが、
だんだん日も長くなっており、春の訪れが待ち遠しくなる今日この頃です♪
 さて今回は、先日散歩途中に立ち寄ってみたと仰る80代の男性のお客様の
お話がとても興味深いものだったのでご紹介します。
その方は“生まれも育ちも南郷”という生粋の南郷っ子だそうで、今から70
年以上前、子ども時代は瀬田川は人々の生活には欠かせないもので「泳いだり
旧洗堰から飛び込んで遊んだり、網を投げ入れるとナマズ・ヒガイ・カマツカ
・ギギなどの魚やシジミなどの貝がたくさん獲れて、持ち帰っては夕飯のおか
ずにしていた。川の水で洗濯をしたり、川の水を汲んでそのままお風呂やお茶
も沸かしてたんやで。全開放流の時なんか、すごい水の流れで迫力あったわ!
」と懐かしそうに話されていた反面、「今はどうや、瀬田川の水なんか飲めた
もんやない、魚も昔のように見んようになった。昔のようになるのはもう無理
かもしれんけど、そんな時代があったんやっていうことは知っといてほしいも
んやなぁ。」と寂しそうにも話してくださいました。また、「滋賀県で生まれ
育って80年以上になるけど、琵琶湖が川の一部っていうのは今日初めて知っ
たわ!勉強になった!目から鱗や!」と満足して帰られました。
 普段なかなか聞けない昔の生活、そして瀬田川・洗堰の昔のお話を聞かせて
頂き、とても貴重な時間を過ごすことができました。
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■アクア琵琶情報
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             施設さらに充実

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 アクア琵琶は、平成4年11月に開館した広報施設で、今年25周年を迎え
ます。事業の目的や効果を的確に伝えるとともに、川への関心を高めるよう定
期的に展示内容をリニューアルしています。また、大切な施設をこれからも長
くご利用頂けるよう、設備点検や更新を行っています。

☆アマサイコーナーに実物展示が増えて迫力UP  

 深い深いダム湖の中を遠隔操作で水中掘削を行うT-iROBO UWが、実際の作業
を終えて、アクア琵琶に。操縦体験もしていただけます。
 また、トンネル内の破砕帯から掘り出した岩、その弱くてもろい岩盤の強度
を保つための直径51mmの太い鉄筋を展示。実物に触れることで工事の難しさを
実感ください。
 そして、中央にドーンと置かれているのが、放流水の勢いをゆるめるための
施設の模型です。周辺環境に配慮し地山内に整備します。この模型を使って水
理実験を行い減勢効果を確認しました。
 この他にも、コンピュータ・グラフィックスで完成後を仮想体験できたり、
分かりやすい模型もいっぱいです。


☆館内照明、LED化

 ハロゲンランプの修理(2階展示コーナー)に際し、LED化を行いました。
消費電力は130wから16.7wで87%の削減となり、寿命が2,000hから40,000h
と20倍長持ちすることから、ランニングコストを抑える事ができます。色合い
は、暖かみのあるLEDを採用しました。
  ハロゲンランプをLEDに1個変えるだけで、約8本の樹木(スギ)を植林
したのと同じCO?削減効果が得られると試算されています。今回は22個を
交換しました。今後も順次更新していく予定です。
  また、ハロゲンランプと比較してLED照明はほとんど発熱しませんので、照
明からの発熱を大幅に抑え、空調設備への負荷を軽減する効果もあります。
今年の夏、目に見える成果を期待しています。

 変化し続けるアクア琵琶に是非お越し下さい。

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■1月のビワズ日記
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             洗堰と松の木

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 「奇跡の一本松」は皆さんの記憶にも新しいことと思います。平成23年3月の
東北大震災による大津波の直撃を受ける中、たった一本の松の木が耐え残った
ことから、当時マスコミにも取り上げられ、震災からの復興への希望を象徴す
るものとして「奇跡の一本松」や「希望の松」などと呼ばれるようになった松
の木で、長い間、太平洋の潮風に耐え人々の暮らしを見守って来たことと思い
ます。
 瀬田川畔には今も松が青空に突き上げるように聳え、松食い虫が日本中を席
巻した時を乗り越え、瀬田川の流れ、瀬田川洗堰、そして我々の生活を長年見
守続けています。明治38年に完成した洗堰の写真にセピア色の松の雄志が洗
堰と共に映り込みその存在を示しています。直線を基調とする構造物である洗
堰に対し、人では作り出せない松の容姿は我々に何を語りかけているのでしょ
うか。
 長年、見守ってくれている松に触れ、耳を澄ませば、楽しかったことや辛か
ったことなど沢山の想い出を語ってくれることでしょうか、それとも我々の行
いに苦言を呈するでしょうか。瀬田川洗堰の監視役、琵琶湖水位のご意見番と
して絶えることのない瀬田川の流れのようにずっと見守っていて欲しいもので
す。
 また、松の花言葉のひとつに「向上心」があります。我々も常に向上心を持
って琵琶湖の水位管理、瀬田川の改修に対して頑張っていきたいものです。
        

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2017年2月の休館日
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2017年2月は、25日(土)です。
館内の電気設備点検日のため、休館とさせていただきます。
ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い致します。
その他の日は、通常開館しておりますので、たくさんの方のご来館を
スタッフ一同お待ちしております。


アクア琵琶は、ボランティアスタッフの方々のご協力のもと、2014年8月
より休日を全日開館(館内点検日を除く)させて頂いております。

今後も、より地域に親しまれる施設運営を行っていくため、引き続き
案内ボランティアを若干名募集します。土日祝日を中心に、アクア琵琶
及び施設周辺で、来館者に展示や施設の案内・情報提供・質問対応などを行
っていただきます。個性豊かなボランティアスタッフと一緒にアクア琵琶を
盛り上げて頂けませんか?みなさまのご応募をお待ちしております。

※詳しくは、ホームページをご覧下さい。
 アクア琵琶、琵琶湖河川事務所のホームページは、
 平成27年10月1日(木)より下記のURLへ移転しました。
 新URL【http://www.kkr.mlit.go.jp/biwako/aquabiwa/index.html】
  
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水のめぐみ館「アクア琵琶」

〒520-2279 滋賀県大津市黒津4丁目2番2号
TEL.077-546-7348

ご意見・ご要望は下記のお問い合せフォームよりアクセスをお願い致します。
お問い合せフォーム<http://www.aquabiwa.jp/form/index.html>
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