3.4.1 中角引堤工事

京福電鉄九頭竜川橋梁が架かるあたりの九頭竜川は、曲流しているうえに川幅が極端に狭くなっている。そこで、洪水時における本川および日野川水位の低下を図り、あわせて福井市街地の河川水位を低下させ、治水安全度を向上させるために、河道拡幅を実施する必要が生じた。河道拡幅は、京福電鉄九頭竜川橋梁の改築ともあわせ、右岸側において約2.016haの用地を取得したうえで、約640mにわたって堤防を堤内地に引いて新築することとなった。
なお、堤防予定敷地内には中角遺跡があり、平成7年(1995)度より発掘調査を実施した結果、弥生時代から中世にかけての複合遺跡が見つかった。
なお、堤防予定敷地内には中角遺跡があり、平成7年(1995)度より発掘調査を実施した結果、弥生時代から中世にかけての複合遺跡が見つかった。