
(1) 流域の概要
八ヶ川は、その源を福井市北部の上森田付近に発し、中流部において福井市と春江町との行政界に沿って流れる支川北川を合流し、北西方向に流下して春江町二日市の北端にて九頭竜川に合流する。流域面積は10.8km2、流路延長が約5.7kmの低平地河川である。
八ヶ川流域は、九頭竜川右岸で福井平野のほぼ中央部に位置し、南北約2.5km、東西約4.5kmの流域であり、農業経営が主体である。近年は、道路網の整備によって福井市のベットタウンとして急速に宅地化が進んでいる。
流域の特徴は、次のとおりである。
(a) 流域の70%が水田で、30%が宅地である。
(b) 土地は、西方に向かって1/1,000~1/2,000という、非常に緩やかな勾配である。
(c) したがって、河川勾配の極めて緩い低平地河川である。
(d) 流域の90%が内水地域であり、九頭竜川との合流部には樋門および総排水量8.64m3/s(4.32m3/s×2台)の排水機が設置してある。
八ヶ川は、その源を福井市北部の上森田付近に発し、中流部において福井市と春江町との行政界に沿って流れる支川北川を合流し、北西方向に流下して春江町二日市の北端にて九頭竜川に合流する。流域面積は10.8km2、流路延長が約5.7kmの低平地河川である。
八ヶ川流域は、九頭竜川右岸で福井平野のほぼ中央部に位置し、南北約2.5km、東西約4.5kmの流域であり、農業経営が主体である。近年は、道路網の整備によって福井市のベットタウンとして急速に宅地化が進んでいる。
流域の特徴は、次のとおりである。
(a) 流域の70%が水田で、30%が宅地である。
(b) 土地は、西方に向かって1/1,000~1/2,000という、非常に緩やかな勾配である。
(c) したがって、河川勾配の極めて緩い低平地河川である。
(d) 流域の90%が内水地域であり、九頭竜川との合流部には樋門および総排水量8.64m3/s(4.32m3/s×2台)の排水機が設置してある。

(2) 治水計画の概要
八ヶ川は、川幅が下流部で8~11m、上流部で2~4mであり、疎通能力も下流部において13~16m3/s、中流部で5~6m3/sと少なく、昭和56年(1981)7月の梅雨前線による豪雨時には、中・上流部において浸水被害が発生している。
そこで、水田の宅地化による流出増を考慮し、超過確率1/30年で改修計画を立て、九頭竜川合流点より上流4.395kmを一般河川改修事業で、さらに上流1.005kmの区間を河川局部改良工事で進めることとなり、下流部の改修を進めている。
八ヶ川は、川幅が下流部で8~11m、上流部で2~4mであり、疎通能力も下流部において13~16m3/s、中流部で5~6m3/sと少なく、昭和56年(1981)7月の梅雨前線による豪雨時には、中・上流部において浸水被害が発生している。
そこで、水田の宅地化による流出増を考慮し、超過確率1/30年で改修計画を立て、九頭竜川合流点より上流4.395kmを一般河川改修事業で、さらに上流1.005kmの区間を河川局部改良工事で進めることとなり、下流部の改修を進めている。
(3) 事業の効果
八ヶ川は、治水安全度を超過確率1/30年として事業を実施することによって、約131haの区域内の家屋150戸、工場5棟、約110haの田畑が氾濫による被害から守られるなど、大きな事業効果が期待できる。
八ヶ川は、治水安全度を超過確率1/30年として事業を実施することによって、約131haの区域内の家屋150戸、工場5棟、約110haの田畑が氾濫による被害から守られるなど、大きな事業効果が期待できる。