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記者発表

「第9回 中部縦貫自動車道事業費等監理会議」を開催しました ~工事課題の調査結果等について~

道路 事務所
  • 大野油坂道路事業の事業費などを適正に監理することを目的に、近畿地方整備局、福井県が相互に連携・協力し、事業進捗状況、今後の見通し及び事業費などについて情報共有を図るため、11月28日に「第9回 中部縦貫自動車道事業費等監理会議」を開催し、同月21日に開催した有識者検討会の結果を報告しました。
  • 有識者検討会では、新子馬酢谷橋(仮称)の工事課題について、詳細調査結果や発生要因、対策の方向性に関する事務局案を以下の通り提示し、妥当であるとの結論をいただきました。
  1. 調査結果については、当該箇所の地盤には大きなすべり面が存在し、強度の異なる岩石が複雑に分布していることが確認された。加えて、P1橋脚ケーソンの指示地盤強度不足が新たに判明した。
  2. 法面動態観測の結果等から、工事課題が発生した要因については、ケーソン施工基面の掘削による地山のゆるみや、ケーソン施工による地山の引き込み等であると推定される。
  3. 橋梁の長期安定性の観点等を踏まえ、今後の方向性については、「地盤の動きを抑止する対策」や「支持地盤を変更し、ケーソン長を伸ばす対策」を実施していく。
  • 今後、対策工法の選定や詳細設計を進め、次回有識者検討会で確認を行い、来年早々に具体的な対策方針を提示し、年度内を目途に、精査中の開通時期について、お知らせする予定です。

配布場所

近畿建設記者クラブ、大手前記者クラブ、福井県政記者クラブ

問合せ先

国土交通省 近畿地方整備局 福井河川国道事務所
副所長 沼 勝雄(ぬま かつお)(内線 205)
計画課長 大森 功一(おおもり こういち)(内線 261)
電話0776-35-2661(代表)