九頭竜川流域誌


4. 真名川ダムの建設

 九頭竜川総合開発事業が推進されているとき、昭和40年(1965)9月奥越豪雨に見舞われた。この豪雨は3日連続で1,044mmを記録し、昭和34年(1959)9月に来襲した伊勢湾台風を大幅に上回る降雨量であったため、各所で大災害を惹起した。そのため、建設省は治水計画の見直しを行い、昭和43年(1968)6月に九頭竜川水系工事実施基本計画を策定した。その結果、真名川ダムを建設し、他のダム群と合わせて洪水調節を図ることになった。この真名川ダムは、洪水調節のみならず発電、不特定用水にも利用できる特定多目的ダムとして昭和54年(1979)に完成した。



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