平成21年6月10日

国道43号沿道環境対策施設見学会

[事業の概要]

 兵庫国道事務所では、交通量が多い国道43号の沿道環境の改善を目的として、特殊車両自動計測装置を用いて違反車両に警告し、注意を促す「特殊車両対策」や、「環境防災緑地」や「緑地帯」の設置、音で騒音を打ち消す「アクティブ遮音壁」を設置するなど、人とまちにやさしい環境対策を実施しています。

[見学会の概要]

 平成21年6月10日(水)、阪神自動車航空鉄道専門学校の生徒10名の方を対象として、土壌の浄化機能を用いて、自動車排出ガスなどによって汚れた空気をきれいにする土壌大気浄化実験施設(尼崎市西向島)を現場見学していただきました。

土壌大気浄化実験施設とは・・・
 国道43号は、阪神高速3号神戸線と2層の複断面構造となっており、1日約15万台の交通量があり、沿道環境が厳しい状況となっています。
 そこで、関係機関が連携し、大気環境改善対策を実施しているところです。
 本施設は、自動車排気ガスなどによって汚染された大気を吸気口から吸い込み、微量のオゾンを加えたのち土壌層に通気し沿道の大気を浄化するシステムです。
 土壌は通気層を挟んで上下2層式となっており、限られた面積で効果的に大気が浄化できるようになっています。大気の浄化能力を把握するために、吸気口及び排気部で窒素酸化物(NOx)および浮遊粒子状物質(SPM)を常時観測しています。

国道43号環境対策についてのビデオ説明状況

土壌大気浄化実験施設の模型を用いた説明状況

機械室についての説明状況

土壌部についての説明状況