国土交通省 近畿地方整備局 兵庫国道事務所

国道43号

≫ 人とまちにやさしい環境づくりへ

国道43号(神戸市灘区大石東町)
国道43号(神戸市灘区大石東町)

新たな技術を導入し沿道環境の総合的な改善に取り組んでいます。

概要国道43号は国道2号と並び、阪神間を東西に結ぶ大動脈として、戦後の関西経済の発展を支えてきた幹線道路です。大阪市西成区から神戸市灘区まで全長約30kmあり、うち約20kmを兵庫国道事務所が管理しています。昔は「浜街道」と呼ばれ、白い砂浜や緑濃い松原を眺めて旅する人々に親しまれていました。その後、国道2号のバイパス的役割を期待され、片側5車線の50m道路として整備されました。しかし、高度経済成長とともに飛躍的に増加した交通量により、阪神間の沿道環境は悪化しました。そこで、沿道環境を改善するため、緑地帯を設けた片側4車線へと再整備されました。さらに、平成6年には阪神高速道路5号湾岸線が開通し、交通量が減少したため、片側3車線となりました。

位置図

事業経緯

車線の減少経緯

車線の減少経緯

完成した環境対策(3車線化など)

完成した環境対策(3車線化など)

みんなが安心して使える道路へ

●歩行者にやさしい沿道環境の改善
歩道の美装化により快適な歩行空間を創造し、また、緑地帯の設置・拡幅により、騒音低減、空気の浄化などに寄与します。
●防災機能の向上、沿道環境を改善
国道43号における広域防災帯は、市街地大災害における延焼の防止、避難者を接炎や輻射熱から守る避難通路の確保を目的とし整備を行うものです。兵庫県震災復興計画の重要施策のひとつに位置づけられた広域防災帯の一環として環境防災緑地を整備します。この環境防災緑地の整備により、沿道環境がさらに改善されます。
●総合的な騒音対策による生活環境の改善
緑地帯の車道側への遮音壁、高架部の頭部への新型遮音壁、高架裏面の桁下への吸音板などの設置により、騒音低減効果が得られます。また、路面に低騒音舗装を用いるなど、総合的に騒音対策を強化することで生活環境の改善を図っています。

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