猪名川河川事務所

流域とあらまし

流域とあらまし

 猪名川は川辺郡猪名川町の大野山を水源地とし、渓谷を南に流れて猪名川町笹屋付近で大きく曲がり、屏風岩の川幅のせまくなったところを通って蛇行しながら流れていきます。
 流域には川西市・池田市・宝塚市・箕面市・伊丹市・豊中市・尼崎市など多くの都市があり、東西拠点を結ぶ交通機関も集中していて、大小約6,000の工場が林立しています。
 流域内の資産密度・人口密度はたいへん高く、水源地付近まで開発が進みつつあります。そのため保水機能や遊水機能が低下し、豪雨の際は洪水量の増大および流出時間が非常に早くなってきています。



区 分 概 要
水源地*1 兵庫県川辺郡猪名川町大野山 標高753m
流域面積*2

383平方km
内訳-
 山地286.7平方km(74.8%)
 平地96.3平方km(25.2%)

流路延長*3 幹川43.2km その他の支川218.2Km
浸水想定区域*4 54.37平方km
林 相*5  ほとんど自然の状態で生い茂っている。山林には針葉樹と広葉樹がほぼ同じ比率で茂る。
地 質  岩類・段丘層・酸性火山岩(有馬層群)・丹波帯・超丹波帯・大阪層群・沖積層の7つからなっている。
気象・水文*6  瀬戸内海性気候に属し、気候は温暖。年間降水量は1200~1500mm程度。11月~2月までの降水量は少なく、梅雨時の6・7月と9月に雨がよく降る。

【言葉の意味】
*1 水源地 :猪名川の始まるところって意味だよ
*2 流域面積:ふった雨が猪名川に流れこむ地域の広さって意味なんだ
*3 流路延長:猪名川の長さだ
*4 浸水想定区域:猪名川で洪水が起こった場合に氾濫が予想される地域
*5 林相:木の種類や生育状態、樹齢などによる森林の様子
*6 水文:雨量や水量による水の様子


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