第6章 地域連携(パートナーシップ)計画
地域が持つ多様な地理的・自然的特性や風土、長い間培われてきた歴史的な経緯や文化的特性などに応じた取り組みを推進していくとともに、外来種対策や水質改善、河川流量回復に向けては流域全体の視点に立ち、県や市などのあらゆる関係者が連携協働して取り組むことが不可欠である。 そのためには、これら関係者とパートナーシップを構築し、調査・設計・施工段階から、モニタリング段階、維持管理段階のすべての段階で連携協働していく必要がある。
調査・設計・施工段階
猪名川沿川の小中学校における環境教育に、猪名川がテーマとして取り上げられるような支援を行い、猪名川と住民との暮らしが密接なつながりをもつことの理解を深める。 さらに、地域住民に対する事業概要の説明や住民との意見交換を通して、これを計画、設計、施工に反映させることで、地域と一体となった計画の策定と事業の推進をめざす。
モニタリング段階
自然再生により期待される効果やインパクトを把握するため、評価指標を明確にし、これに着目した調査を実施する。調査結果や得られた知見は、整備やモニタリングに活用するとともに、関係機関相互の情報共有を図る。
維持管理段階
除草や流木・堆積土砂の除去など、自然再生による効果を発揮するために必要な維持管理については、沿川住民等の協力を得ながら、継続的に実施する。

パートナーシップの枠組み
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