今までの説明会など

余野川ダムに関する意見交換会 ご意見と回答

意見・質問と回答

平成15年6月24日~7月5日まで

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質問・意見 猪名川は私の場合数年に一度通過するくらいのようなものなのですが、淀川、猪名川、いわゆる海と接点がある川は私たちのくらしに大役な働きを、になっているものと認識しております。川が美しくなければ川の生き物が死んでしまいます。生態系も人間と、人間も自然生体と運命共同体と思います。共生の考えをもっております
回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの流域における社会活動、河川の整備や利用が河川や我々自身の生活環境に与えてきた影響を真摯に受け止め、今後の河川整備は、水辺にワンドやたまりが数多く存在し、水位の変動によって冠水・攪乱される区域が広範囲に存在し、変化に富んだ地形と多様な生態系が形成されていた頃の河川環境を強く意識し、各河川に応じた河川の横断的・縦断的形状の改善、残された環境の保全や失われた環境の再生、住民が安心して利用できる水質の改善等を目指していきます。
 また、水、土砂、生物等多様な要素が複雑に依存し形成されている河川環境を保全・再生していくに際して、人工的な改変によって川をかたち造るという発想ではなく、「『川が川をつくる』のを手伝う」という考え方を念頭に実施するとともに、常に慎重にモニタリングを行い、河川環境の反応や、河川と連続する沿岸海域への影響を把握、評価してフィードバックを行います。なお、モニタリングは河川管理者が独自に行うことに加えて、関係機関、流域住民及び住民団体との連携を進めます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 (こちらに来たばかりで何もわからないのですが)3週間前に当地に転居してまいりました。こちらに来てから、いろいろ知った事が多かったのですが開発で人口が増えているにもかかわらず、水の供給に何の対策もなされていないのか、夏場の水不足、昔の水はもっと美味であった事等々、豊中から移って来て、お水がもっとおいしいかと思っていましたが期待はずれでした。素人考えですが大阪にはダムなどないです。猪名川からの水だけでまかなう事は出来ないのでしょうか。話がずれますが吹田の水はおいしかった様に思います。
回答  ご意見ありがとうございます。
 水道用水の水源は、河川の自流に限界があるため琵琶湖をはじめ高山・青蓮寺・室生・布目・比奈知・天ヶ瀬・日吉・一庫・滝畑ダム、淀川大堰等に依存しています。その供給範囲は、滋賀県・三重県(伊賀・上野地域)・奈良県(奈良盆地)・京都府(淀川流域)・大阪府全域・兵庫県(阪神地域)と広範囲となっています。大阪府域に、滝畑ダムが存在しています。
 猪名川流域では、昭和30年代 流域人口が少なく、そのため水道水源は猪名川の自流のみでした。その後、市街地の発展や上流域の宅地開発に伴い水道水源が不足となりダム等に依存することになりました。現在、猪名川流域の豊中市・伊丹市上流域の水道水源は、猪名川の自流のほか一庫ダムを水源としています。尼崎市の水道水源は、淀川に依存しています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 ダム建設には反対する。
理由
ダムに溜る不純分により下流汚染が出る。
ダム建設により自然破戒になり動植物の存続が出来なくなる。
水量の調整の必要性が無い。
ダムにより地盤変更による災害が発生する。
※四万十川は日本一の清流である理由、上流には村が沢山あるが四国ゆいつのダム無し川である。自然の状態で管理されている。四国吉野川の上流大歩危・小歩危では清流であるが池田町に入り、ダムがある為、濁流になっている。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。
 余野川ダムは、狭窄部上流の浸水被害軽減において、一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、猪名川下流部の浸水被害軽減にも効果があります。

 余野川ダム計画の見直しで説明しましたが、今後、調査・検討を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。
 貯水池となる範囲について、地すべり調査を行っており、湛水による地すべりが危惧される場合は必要な対策を行います。ダム堤体の場所については基礎地盤の調査を十分に行います。ダム本体については継続して定期的に観測を行い、災害の発生が危惧される場合は対策を講じます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 猪名川といえば、私達の子供を連れて、昔は、メダカ等をとりに行き、お弁当、半ごう炊飯等で1日楽しみましたが近頃では、孫と一緒に川に降りて水遊びするところさえありません。第一、川に降りて行く所がないのです。今と昔は違うといえば終りですが、子供達は段々、家庭内でゲーム等に追いやられているのは、山、川で遊ぶ楽しさを知らないからではないでしょうか。大人がそうしているとしか思えません。昔のよさを思い出して下さい。せめて夏の間位は、水に親しむのは、いかがでしょうか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの流域における社会活動、河川の整備や利用が河川や我々自身の生活環境に与えてきた影響を真摯に受け止め、今後の河川整備は、水辺にワンドやたまりが数多く存在し、水位の変動によって冠水・攪乱される区域が広範囲に存在し、変化に富んだ地形と多様な生態系が形成されていた頃の河川環境を強く意識し、各河川に応じた河川の横断的・縦断的形状の改善、残された環境の保全や失われた環境の再生、住民が安心して利用できる水質の改善等を目指していきます。
 河川空間は、水面や高水敷或いはその間に挟まれた水陸移行帯等、その姿は特有のものであり、多様な生物が存在しています。高水敷利用にあたっては、周辺環境・地域性に配慮し、その特性を損なわないで「川でなければできない利用・川に活かされた利用」という観点から、現状の利用形態を見直し、グランド等のスポーツ施設のように、本来河川敷以外で利用するものについては、縮小していくことを基本とする。しかしながら、既存の利用施設が数多くの人々に利用され、また住民や自治体等からはグランド等のスポーツ施設に対する存続及び新設の強い要望或いはまちづくり全体の中での議論等の意見があります。このことから、河川敷の利用については、個々の案件毎に、学識経験者、関係地方自治体等関係機関や流域住民等の意見を聴き判断していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 先日、子供を連れて蛍を見に、余野川ダムより下流の所まで行って来ました。こんな自然が身近にあると楽しくなって来ますよね。伏尾郭より上流には所々で蛍が見れました。昔からダンプなどがよく通る道とは知っていましたが、排気ガス、ジャリまじりのホコリなどがある所でけなげに生きているシカ、イノシシ、蛍など共存出来る様心がけて頂きたい。でも大阪は日本で一番水が汚れている所で安心して蛇口から飲み水が飲めない状況(塩素がきつい)いつも川西の親戚の所ではおいしいと飲んでいます。なかなか両方とは難かしい問題だとは思いますが、最近の子供たちはこれがあたりまえという風にへいきで公園でも飲んでいますが、ユニバーサルだけじゃなくもっと身近な所から見直してもらいたいです。
回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの流域における社会活動、河川の整備や利用が河川や我々自身の生活環境に与えてきた影響を真摯に受け止め、今後の河川整備は、水辺にワンドやたまりが数多く存在し、水位の変動によって冠水・攪乱される区域が広範囲に存在し、変化に富んだ地形と多様な生態系が形成されていた頃の河川環境を強く意識し、各河川に応じた河川の横断的・縦断的形状の改善、残された環境の保全や失われた環境の再生、住民が安心して利用できる水質の改善等を目指していきます。
 水道水源としての水質(平成13年)は、猪名川では軍行橋地点のBOD(生物化学的酸素要求量)で1.2mg/l(75%値:年間12回の下から9番目の値)と「水質汚濁にかかる環境基準値3mg/l」を充分満足しています。また、淀川の枚方大橋地点で2.0mg/lであり良好な値を維持しています。この環境基準値(BOD3mg/l)は、「水道原水水質保全事業の実施の促進に関する法律」で「水道用水利用目的として2・3級(沈殿ろ過等による通常の浄水操作等)」となっており、安心して飲料できる水です。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 たまたま見ました、ので書きました。何も考えたことない一般人より本音はこんなことは勝手に決まり、つくられ「終了」と思ってました。(今もそうだろう)ダムをつくられるんですから、自然・人災関係なく、水害や水不足など、ならないよう兵庫・大阪の人が困らないようにしてもらいたい。
自然の動物のじゃまをするわけですから、世界一とはいいません、goodな環境を!これからも自分から「知ろう」とはしないでしょうが、こんなチラシ入ったらまた書くかも。では、がんばって下さい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 治水、利水、環境、利用に対して、河川管理者のみによる河川内での対応には限界があり、流域的視点に立って、流域のあらゆる関係者が連携協力し、健全な水循環系の確保に向けた努力を積み重ねることを前提に淀川水系の河川整備計画を策定していきます。この際、既存の計画にとらわれることなく、柔軟に見直しを行います。
  • 洪水被害の頻度のみならず、その深刻さを軽減する施策をハード、ソフト両面にわたって推進するが、狭窄部下流の治水安全度を損なわないで上流の安全度の向上を図る。
  • 水需要予測の見直しを踏まえ、既存水資源開発施設の運用や新規施設の計画の内容を見直す。また、水需要の抑制が図られるよう利水者や関係自治体と連携する。
  • これまでの河川整備が河川環境に及ぼしてきた影響を真摯に受け止め、「生態系が健全であってこそ、人は持続的に生存し、活動できる。」との考え方を踏まえて、河川環境の保全・再生を図る。
  • 河川の利用については、利用者の理解を得ながら「河川環境の保全を基本とした利用の促進」と「河川環境を損なう利用の是正」を図る。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 検討結果(5月16日)の説明の主旨等が分かりませんので至急内容を送付して下さい。利水の面では工業用水は余剰となっていますし、ダム以外の治水、開発計画(団地等)での治水計画がどうなのか、事前に資料があれば検討出来るので送付下さい。現在住んでいる園田地区は水害が想定されている地区となっています。治水面での対策をダム以外ではどうなのか返答お願いします
回答  ご意見ありがとうございます。
工業用水等の利水について、現在、利水者に将来の水需要について精査・確認中です。精査・確認の結果を踏まえ、用途間転用や新規の水資源開発について確定していきます。
 治水面では、これからの河川整備は「狭窄部の開削及び無堤部の築堤は、下流への流量増により破堤の危険度を増大させる為、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行う。以上を基本とした上で、破堤による被害の回避を究極的な目標として、そのための施策を最優先で取り組む。具体的には1)日頃から備える、2)洪水時の対応、3)流域で水を貯める、4)堤防強化対策を実施する。また、これに加えて狭窄部上流、琵琶湖沿岸等においては浸水被害の軽減に向けた整備を行う。」に転換していきます。
 また、現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、周辺自然環境への影響、社会的な影響、事業の効果などを考慮し、今後検討・見直しを行い、結果がでた時点で、流域委員会や流域住民、関係地方自治体等に説明し意見を頂いた上で決定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 多田駅から5分程の猪名川にそそぎ込む支流周辺に、今年蛍が乱舞しました。その辺りに住む住民によりますと、この30年間でこんな光景を見た事がないという位、みごとなものでした。
そのそばの新しく掛け替えられた通称コンニャク橋(皆の要望に応えて作られたとっても風情ある橋)から見る景色は、特に素晴らしかったです
水質が良くなった。川の自然な形を残した護岸工事。個人又は各団体のボランティアによる清掃等 皆の力で素晴らしい自然を取り戻す事が出来るのだと実感しています
さて、ダム建設の件ですが、治水・利水を考慮しなくてはいけません。
しかし、これは多額のお金を投じなければならない。自然環境の破壊になる。人口の減少が見込まれる。雨水の有効利用、水の節約の方法、等々もっと多方面で考える余地があると思う。
今だけを考えず未来の子孫の為にも長いスタンスで計画を再考して下さい。
もう一つお願いしたいと思います。地球温暖化が問題になっています。川の護岸工事で、コンクリートで塗りつぶされた所に、木を植えてほしいと思います。
夏とても暑く、川辺で散歩も出来ません。
コンクリートと緑化をセットにして護岸工事を進めていってほしいと思います。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後の河川改修は地形を考慮し、横断方向・縦断方向の連続性の修復を目指すとともに、瀬と淵が形成されるなどの多様な形状を持つ河道の改修を図って参りたいと思っています。しかし、川幅が狭く河道に余裕のない区間で、土の堤防がつくれない、あるいは護岸の法面が急勾配になる等、都市の中を流れる河川として非常に難しい面があり、やむを得ずコンクリートを使用する場合があります。 今後は環境に配慮した工法等を採用していきます。
見直しの調査検討については、はば広い視点で流域として取り組んでいく必要があると認識しており第2稿へ反映していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見  委員会での議論を聞いていると、近年の社会経済情勢、少子高齢化による人口の減少予測等から、利水の必要量の議論が活発化している。利水の現計画予測が大き過ぎる等の意見があり、環境保護の観点からダムの必要性が問われ、いわゆる脱ダムに近い意見が巷間を賑わしている。しかし近未来に起こる可能性の高い地震時に、まず必要になるのは「水」であり、「水」をストックしておく事は重要な使命である。単なる水の使用量予測からだけで議論されるのは少々偏り過ぎた議論ではないか?と考える。河川沿川の住民の生命や資産を護る治水事業は当然必要なものであるし、更に水需要と「水の確保」と言う視点も加味した上での議論が望まれる。人間が生活していく上で、自然環境との共生は当然であるが、そればかりを重視してしまうと、自らの生活基盤を脅かしてしまう結果になるのではないか?と危惧するものである。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 ダム建設の本当の目的は何ですか?
今、現在でもダムが市民性活に必要ですか。
日本国が大赤字で国民に多大の苦しみを強いているこの時期になぜ税金をタレ流のげんいんを続けるのですか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、 また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 ダムは本当に必要なのか???
回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保を目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 大型→小型化。ダムでなく各部落毎に「セキ」を造り子供の水泳用、農業用、水鳥用として
土、石の除去も簡単に出来る方式で行う。
自然を残す—ホタル 川魚用として完全セメント使用でなく セメント—自然石—セメント—自然石 と災害には充分考慮しつつ自然を残す。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後の河川改修は地形を考慮し、横断方向・縦断方向の連続性の修復を目指すとともに、瀬と淵が形成されるなどの多様な形状を持つ河道の改修を図って参りたいと思っています。しかし、川幅が狭く河道に余裕のない区間で、土の堤防がつくれない、あるいは護岸の法面が急勾配になる等、都市の中を流れる河川として非常に難しい面があり、やむを得ずコンクリートを使用する場合があります。今後は環境に配慮した工法等を採用していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダムを建設して下流域を整備する必要に迫られている。付帯事業・関連事業として余野川の下流域(古江町から吉田橋間)を道路整備と河川敷整備と水辺空間の整備を一体的して事業化する。桜並木や百日紅など季節の花が咲く樹木を植木の池田が協力して植えて、市民の憩いの場そして府民の観光名所として整備し改良し築造しなければならない。五月山の桜と関連一連一体化するようにしていくことも大切である。
回答  ご意見ありがとうございます。
 ご意見いただいた場所の管理は大阪府が行っており、ご意見は大阪府の方へ送付させていただく予定です。
 国の管理区間でも同様な場所があり、私共の考えを説明します。
 水辺は貴重な水と緑の空間であり、河川および堤防は地域社会の憩の場として貴重な役割を果たしてきました。市街化等に伴い緑が減少しつつあることから良好な水辺空間の整備等の要望は多くだされています。
 国土交通省として、昭和63年から「桜づつみモデル事業」を実施し、猪名川では、伊丹市森本地先(神津大橋上流左岸)で実施しております。
「桜づつみ」を作る条件として堤防から住宅地側に土地を提供していただき、植樹しても堤防に影響がないよう堤防を住宅地側に盛土して、そこに植樹するものです。
 これらについて、地元自治体から要請を受け、基礎工事を河川管理者が行い、土地の提供・植樹や維持管理は地元自治体となっています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 平成14年6月から大阪自然環境保全協会主催による水曜・ハイクに出来るかぎり参加さしていたヾいている。6月には花も咲き、鳥のさえずり、そして木々の緑と美しい山を歩く。山の中腹の赤白の杭まで余野川ダムの水没予定地になっているとのこと……
今歩いている道の花々、そして動物はどうなるのだろう。9月には青貝山に登りそこから見下ろすと開発工事がどんどん進んでいる。その場所にはどの様な花や木や動物が生息していたのか!11月には大空に悠然とオオタカが舞っていた。12月には山道も工事で道幅も広くなっていた。
オオムラサキが来るエノキの古木は移植されていた……本当にオオムラサキはくるのだろうか。自然が削られていくのがとても残念で悲しい!ダムはこんなにしてまで必要なのでしょうか
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。
 余野川ダムは、狭窄部上流の浸水被害軽減において、一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、猪名川下流部の浸水被害軽減にも効果があります。余野川ダム計画の見直しで説明しましたが、今後、調査・検討を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。
 水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。
 余野川ダム貯水池周辺は大阪府が事業主体となって宅地開発(水と緑の健康都市)を進めています。余野川ダム建設事業は国土交通省が事業主体であり,双方は別事業ですが、事業地が近接しているために事業工程や運土計画並びに環境調査などについて両者で協議・調整を行っていきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 新聞折込に入っていた意見交換会のチラシを見て、初めて余野川ダム建設のことを知りました。
自然環境への負担が大きいことからダム建設に反対です。
また、余野川ダムを作る利点がわかりません。現状と利点をくわしく知りたいです。

質問
  1. 説明会は今回の1回だけなのでしょうか?
  2. 説明会はダム建設のある箕面市で行われないのでしょうか?
ぜひ住民投票の実施を!!

回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。

 今回の説明会は、余野川ダム計画の見直し結果を中心に実施したものです。したがって、余野川ダムとの地理的な条件やダムの影響を受ける地域を考慮しました。また、流域住民の交通の利便性を考慮して会場を設定しました。

 今回の会場は席も十分に用意することが可能なことから1会場としましたが、今後開催する場合は、開催内容も踏まえると共に、皆様からの意見も参考にしてできるだけ多くの人に参加してもらえるよう会場を設定したいと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 全国で“脱ダム”が叫ばれていますが、今回のダムについては本当に必要なのでしょうか?
作った事によるメリット、デメリットがあると思います。1人でも反対の方がいてるのであれば、何かの理由があるはずです。1人1人の意見を充分に聞いて下さい。
工事業者等がもうかる様な現状では、直接関係ない私にとっては、税金をムダ使いしているしか思えません。又、住民の皆さんとよく話し合い、その結果を公表して下さい。当日は出向く事ができませんが、1人1人が一般庶民と
回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。

 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。
 住民説明会等で皆様からいただいた意見や質問と、それに対する河川管理者の考え方や回答はホームページに載せるなど公表していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 水曜ハイク(下止々呂美から)に一回参加。工事中の現場をみて本当に驚いた。大部分の大阪府民の識らない間にあの様な自然破壊が着々と行われているとは。府下の新聞、TV等はもっと現状を府民に知らせるべきである。
○本当に余野川ダムは必要なのか。何年も前に計画したから、その通りにがむしゃらにすすめると云うのではなく、勇気をもって中止するのも大切な事である。私は箕面市所有の山に、クヌギ、コナラを植えて昆虫を呼び戻したいと活動しているが、(V活動)その近くで、全く反対の事がすすんでいる。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。
 余野川ダムは、狭窄部上流の浸水被害軽減において、一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、猪名川下流部の浸水被害軽減にも効果があります。
 余野川ダム計画の見直しで説明しましたが、今後、調査・検討を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。
 水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 このような形で余野川ダムの建設問題について一般市民の意見を聞く機会を設定された事について、まず敬意を表したいと存じます。その上で私の意見を述べさせていただきます。余野川ダムについてはすでに流域の水需要の問題、自然環境破壊の問題、財政上の問題などから建設を中止すべきという勧告がなされていると思います。環境保全の観点から申しますと、建設予定地の止々呂美地区には大阪府内でも特に貴重とされる種々の動植物が生息・生育しており、この貴重な自然環境を破壊することは流域の市民のみならず、人類にとっても大きな損失になります。自然環境はきわめて広い領域と関連して存在するもので、ある地域の環境が大きく変化すると近隣地域にも影響を及ぼします。それはその周囲に生活する多くの人間にとっても健康被害を惹起する可能性を含んでおり、当地のダム建設は中止すべきと考えます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。
 余野川ダムは、狭窄部上流の浸水被害軽減において、一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、猪名川下流部の浸水被害軽減にも効果があります。余野川ダム計画の見直しで説明しましたが、今後、調査・検討を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。
 水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 ダム建設には反対です。ダムの建設は、建設による森林破壊から森に住む生き物の生態系を崩し、また森林の保水作用をなくし、それが水質汚染にも繋がります(ダム建設時にも水質汚染が生じる)。また水質汚染から水棲生物の生態系も崩されます。
環境問題が重要視されている時になぜ、ダムを作る必要があるのでしょうか。今、日本各地でダム計画を中止した場所が多く発表されています。ぜひその理由を深く考えてもらいたいです。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。
 余野川ダムは、狭窄部上流の浸水被害軽減において、一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、猪名川下流部の浸水被害軽減にも効果があります。
 余野川ダム計画の見直しで説明しましたが、今後、調査・検討を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。
 水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 猪名川のこんにゃく橋からすぐ上流から、河岸整備のため、工事されると聞いています。このあたりは植生が豊かで水鳥も多く見られます、最近まで営巣していたアオサギ峨見えなくなり、残念に思っています。ほんとうに整備工事が必要なのでしょうか、最近話題になっている、むだな公共工事にあたりませんか。すくなくとも、樹木類は絶対にまもって欲しいと考えます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 ご意見いただいた場所の管理は兵庫県が行っており、ご意見は兵庫県の方へ送付させていただく予定です。
 国の管理区間でも同様な場所があり、私共の考えを説明します。
水辺は貴重な水と緑の空間であり、河川および堤防は地域社会の憩の場として貴重な役割を果たしてきました。市街化等に伴い緑が減少しつつあることから良好な水辺空間の整備等の要望は多くだされています。
 今後の河川改修は地形を考慮し、横断方向・縦断方向の連続性の修復を目指すとともに、瀬と淵が形成されるなどの多様な形状を持つ河道の改修を図って参りたいと思っています。しかし、川幅が狭く河道に余裕のない区間で、土の堤防がつくれない、あるいは護岸の法面が急勾配になる等、都市の中を流れる河川として非常に難しい面があり、やむを得ずコンクリートを使用する場合があります。今後は環境に配慮した工法等を採用していきます。
 見直しの調査検討については、はば広い視点で流域として取り組んでいく必要があると認識しており第2稿へ反映していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成15年7月5日 意見交換会

1

質問・意見
  •  ダム建設の真の目的は?
  • 今さし迫って必要なのか?
  • 建設のメリットは?
  • 不足の水源はどれくらのなのか?
  • 今は不足していないが、将来を見すえてなのか?
  • ダムを造りすぎて余りはしないのか?
以上どれか答えてほしい。

回答  ご意見ありがとうございます。 
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。 
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。 
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。 
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。 
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。 
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。 

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。 

2

質問・意見 P28 森林の保水機能について
 「中小洪水では機能するが、大洪水では効果は期待できない。」からとりくまないのですか。ダム周辺では樹木がしげりすぎ地面まで雨が届かずひびわれをしているところがありました。雨がふったら山に水がしみこむよう、整備が必要と思います。山地が流域に61%もあるのですから、多様な生物が住める環境をとりもどすためにも山林に目を向けてほしい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 森林は土砂流出防止、景観、レクリエーションなど様々な機能を持っています。
 このため、流域内の森林の整備や保全は重要なことと考えています。
しかし、説明資料でお示ししたように日本学術会議(答申)(農林水産大臣の諮問に対する答申「地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について」(平成13年11月))において、「森林は中小洪水においては洪水緩和機能を発揮するが、大洪水においては顕著な効果は発揮できない」との見解が示されています。
 また、猪名川の土地利用の現状をみても、これ以上、森林を増やすことが困難です。
 このため、今回の多田地区浸水被害軽減の検討における対象洪水である昭和35年8月洪水に対しては、森林による流出量の抑制効果は小さいと考えます。
なお、ダムの洪水調節計画は、現在の森林が将来にわたって保全されることを前提に計画しています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

3

質問・意見 「精査確認」は具体的にどんな事をするんですか?
回答  ご意見ありがとうございます。
 将来の水需要の予測については、水道事業者などの利水者が行います。その結果を受けて、河川管理者は予測の妥当性について審査(精査、確認)します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

4

質問・意見 今日の説明をきいても余野川ダムの必要性を感じられません。
  1. 狭窄部上流多田地区は橋を支えるコンクリート部分が川の半分以上を占めています。そこをけず(削)る方が浸水被害を防げるのでは?
  2. 余野川ダム建設に関する意見交換会がなぜ箕面市 止々呂美で行われないのか?
  3. 意見交換会は今回一度だけなのか? その理由は?
  4. 余野川ダム建設と水と緑の健康都市の開発関連は? 2006年をピークに人口は減少するという統計が出ているのに、これ以上の開発は税金のムダ使いではないのでしょうか?
回答  ご意見ありがとうございます。
 現在ある橋脚は橋桁を支えるために計画設計されたものであり、「削る」というのは構造安定上問題が生じます。また、狭窄部の開削については、堤防強化の検討(工法、安全基準)結果が定まった時点で、下流部の河川整備を実施した後の整備計画に位置付けるかどうかの評価を行います。
 なお、「狭窄部」とは銀橋部分だけでなく、銀橋の上下流も含めた区間を意味しています。

 今回の説明会は、余野川ダム計画の見直し結果を中心に実施したものです。したがって、余野川ダムとの地理的な条件やダムの影響を受ける地域を考慮しました。また、流域住民の交通の利便性を考慮して会場を設定しました。
 今回の会場は席も十分に用意することが可能なことから1会場としましたが、今後開催する場合は、開催内容も踏まえると共に、皆様からの意見も参考にしてできるだけ多くの人に参加してもらえるよう会場を設定したいと考えています。

 余野川ダム建設事業は国土交通省が事業主体であり、一方、水と緑の健康都市事業は大阪府が事業主体となって整備を進めています。双方は別事業ですが、事業地が近接しているために事業工程や運土計画並びに環境調査などについて両者で協議・調整を行っています。

 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

5

質問・意見 ただいまの説明は降雨災害、利水対策の対応のみで此れはいづれも解るのですが私の希望する多田より下流のいわゆる川原きれいなみんな遊べる小魚の住む川がほしいのです。かんきょう等考えるのであれば当然下流部川原の整備(野球場等不要)を望みます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの流域における社会活動、河川の整備や利用が河川や我々自身の生活環境に与えてきた影響を真摯に受け止め、今後の河川整備は、水辺にワンドやたまりが数多く存在し、水位の変動によって冠水・攪乱される区域が広範囲に存在し、変化に富んだ地形と多様な生体系が形成されていた頃の河川環境を強く意識し、各河川に応じた河川の横断的・縦断的形状の改善、残された環境の保全や失われた環境の再生、住民が安心して利用できる水質の改善等を目指していきます。
 河川空間は、水面や高水敷或いはその間に挟まれた水陸移行帯等、その姿は特有のものであり、多様な生物が存在しています。高水敷利用にあたっては、周辺環境・地域性に配慮し、その特性を損なわないで「川でなければできない利用・川に活かされた利用」という観点から、現状の利用形態を見直し、グランド等のスポーツ施設のように、本来河川敷以外で利用するものについては、縮小していくことを基本とします。しかしながら、既存の利用施設が数多くの人々に利用され、また住民や自治体等からはグランド等のスポーツ施設に対する存続及び新設の強い要望或いはまちづくり全体の中での議論等の意見があります。このことから、河川敷の利用については、個々の案件毎に、学識経験者、関係地方自治体等関係機関や流域住民等の意見を聴き判断していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

6

質問・意見 質問. 私の聞きもらしであったのだと思いますが余野川ダム計画の見直し案の説明ということですので、原案のどういうことをどの様に見直しされたのかということが知りたいです。
回答  ご意見ありがとうございます。
これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に取水、することを目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成、に留意し計画の見直しを行います。
 狭窄部上流の浸水被害の軽減について見直した結果、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であり、また、下流部の浸水被害の軽減にも効果があることがわかりました。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

7

質問・意見 余野川ダムの水辺空間の活用について
この間余野川ダムの水辺空間の活用について、市民地元民に行政(国交省、府)の協力で検討してきた。これらは地元がダムをつくるにあたっていろいろな協力をしてきたことに対して、止々呂美のまちづくりに寄与するものでもあった。
ダムが見直となることは、大切なことですが社会的影響を考えるとこれらのワークショップで考えてきたことのうち、現在でもとりくみ可能なものについては すみやかに実施することが大切ではないかと考える。 いかがでしょうか。
見直については すすめるべきであり、さらに必要な見直し項目がないかも しんちょうに検討すべきである
回答  ご意見ありがとうございます。
 周辺環境整備等については今後、関係地方自治体や流域住民の皆様と検討していきたいと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

8

質問・意見 見直し案説明資料 P45
余の川ダムが利水専用となる との考え方について
これまで治水利水ダムだったものが、いとも簡単になぜ利水専用という考え方に転身できるのか。
これまでの治水の必要性の放棄ではないのか。
回答  ご意見ありがとうございます。
7/5の説明会で説明した内容は、一庫ダムの利水容量の一部を余野川ダムに振り替えた場合の余野川ダムの規模であり、余野川ダムを一庫ダムの利水容量の一部振り替えだけの目的で建設すれば、「利水専用ダム」になるということです。したがいまして、余野川ダムを利水専用ダムとして今後計画していくという意味ではありません。

 また、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおり、狭窄部上流多田地区の浸水被害を早期に軽減するために、既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効であり、また、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する効果があります。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

9

質問・意見 余野川ダム見直し案説明資料について
特にございませんが、平易な語句を多用された方がよろしいかもしれません。
回答  ご意見ありがとうございます。
 ご意見を参考にさせていただき、今後はできるだけ分かり易い言葉で説明するよう努めたいと思います。
 また、説明資料においても用語集を添付するなどして、内容の理解をより深めていただけるよう配慮いたします。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  1.  計画案が淀川流域委員会の検討をふまえたものになっているのか疑問
  2. 猪名川総合開発計画のパンフ「水を活かし、豊かな安全な暮らしをめざして」H13年11月1日作成の基本になっていると思われます。まず「ダムありき」の基本方針ではないのか
  3. 一庫ダムの利水の掘り替え、需要の減少などをみて検討すべきである
  4. 多田地区の狭窄部の検討、下部流域の浸水 S28年、S35年の洪水から河川の整備すすんでいて、1.2、1.5、1.8倍となることは考えられないのでは。

回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、委員会の提言を踏まえて、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。
 狭窄部上流多田地区の浸水被害を早期に軽減するために、既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効であり、また、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する効果があります。利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。

 狭窄部上流の浸水被害軽減の目標は既往最大規模の洪水としますが、下流部については破堤による壊滅的な被害の回避を目標としていることから、既往最大規模以上の洪水も対象とします。
  今回はあくまで昭和28年9月洪水について倍率を変えて説明しましたが、今後は他の洪水波形、降雨倍率についても必要に応じて提示したいと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 一人ではやくちにつづけさまにシュミレーションの結果を話されたところで、計算ではそうなのでしょうというより他はない。
うしろに坐っている係長たちはあれじゃわからないと思う所はないのであろうか。
もう少し、分かりやすい云い方はないものだろう。
余野川ダム流域委の答申に不満なのが結局どのくらいの見直しをするのですか どういう点ですか。流域委員会はなるほどと諒承したのですか。

流域委員会の方の意見をお聞きしたい。
箕面市で水枯れがおこっていると聞いている ダムをやめたとき すでに 被害の出ている所についてどういう対策をとるのですか。

回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでの余野川ダムは、1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 を目的としてきました。
 これからは、1)狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減、2)近年頻発している渇水に対する安全度の確保、3)既存ダム群の再編成 に留意し、計画の見直しを行います。 狭窄部上流多田地区の浸水被害を早期に軽減するために、既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効であり、また、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する効果があります。
利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 5/16の流域委員会や7/5の説明会では余野川ダムの治水面での効果・有効性について説明しましたが、今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。

 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明し意見を頂くことを考えています。

 現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、周辺自然環境への影響、社会的な影響、事業の効果などを考慮し、今後検討・見直しを行い、結果がでた時点で、流域委員会や関係住民、関係地方自治体等の意見を伺った上で決定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  1.  上水の必要料と人口の急速減少のバランスはお願えですか。
  2. 多田地区間題について一庫ダムがえいきょうしている今、これ以上にダムを増すと、又、違った問題が発生すると考えられますが。
  3. アメリカにおいては、数年前からダムをこわし森林に戻す事が進められている事が、今日の総ての答に成ると思います。

回答  ご意見ありがとうございます。
 利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を余野川ダムの見直しに反映させます。
 一庫ダムは猪名川下流の洪水調節に効果を発揮します。また、一庫ダムにおいては、ダムに流入する水量以上の水を下流に放流するような操作は行っていません。
 一方、本整備計画では「狭窄部等の開削は当面実施しないことによる狭窄部上流部の当面の浸水被害軽減」に留意し、計画の見直しを行った結果、一庫ダムの機能アップ対策のひとつに利水容量の振り替え(余野川ダムに振り替え)が有効であることがわかりました。

 米国の民間団体(アメリカンリバーズ等)の調査によると、米国では既に467のダム・堰が撤去されているといわれています。撤去された施設のうち9割以上は高さ15m未満であり、我が国ではダムと呼ばず堰と呼んでいるものです。
 なお、これまでに撤去された施設は、その大半が小規模な取水堰であり、撤去の理由は既に使用不能な施設や老朽化等により安全面で問題のある施設、維持修繕費がかかりすぎ経済的に成り立たないなどによるものです。
 アメリカのダム事情については、国土交通省のホームページ
(https://www.mlit.go.jp/river/dam/main/opinion/america_dam/america_dam_index.html)をご参照下さい。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 時間のスケールについて
昔、大阪市の関市長が御堂筋をつくる際 狂人扱いされた。 現在、関氏を狂人呼ばわりする人がいるでしょうか?
ダム建設もそれと同じでどうか目先のことにとらわれないよう、長いスケールで判断して下さい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今回策定する河川整備計画は、当面20~30年間の河川に関する整備内容を確定するものです。ダムにおいては、20~30年を経過した以降も効果を発揮する施設であることから、当面20~30年間の効果と併せて将来的な効果についても検討し、投資効果、周辺自然環境および社会環境への影響、対策等からその必要性について検討・見直しを行います。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 多田地区の浸水対策について
  1. バイパストンネル案がどうして駄目なのか。のせ電の鼓み滝より、覚の森を経て、滝山以南に、導水トンネル(バイパス)をつくることの検討が不十分と思われる。バイパスの出口を余野川との合流地点までにもってくれば良いのではないか。
  2. 余野川ダム周辺の土地売収が済んでいることが前提で、他の案は、費用がかかるとの結論のようだが、実際には、余野川ダム計画前に、これらの他の案との比較がなされたのでしょうか。
回答  ご意見ありがとうございます。 
 バイパストンネルを設置すると、狭窄部を開削する場合と同じように、下流河川の流量が増加し堤防破堤の危険度を増大させることになります。このため、バイパストンネル案により多田地区の洪水調節の効果を得るためには、トンネル呑口の上流側に貯留施設を有するか、トンネル内で貯留するしかありません。
 当該流域は流域面積が小さく、上下流の洪水ピーク時間がほぼ同じであることから、調節することができないと判断し、詳細な検討は行っていません。
 従来の猪名川の治水計画は、一庫ダム及び余野川ダムにより猪名川の洪水を調節し、堤防の拡築、掘削護岸等の施工を行うものとしてきました。この中で、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する施設として計画されました。事業実施にあたっては、猪名川下流部の浸水被害を軽減する他の案(河床掘削案、堤防嵩上げ案、一庫ダム嵩上げ案等)の事業費を算出し、最も経済的となる余野川ダムを選定しました。
 本整備計画では「狭窄部の開削は、下流への流量増により破堤の危険度を増大させるため、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行う」ものとし、狭窄部の開削が当面できないことにより、新たに狭窄部上流対策を検討しました。
 この中で、余野川ダムは一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として有効であることがわかりました。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 基本高水流量と計画高水流量について
 小戸地点で、日雨量374.6mm (1/4054年確率)という猛烈な降雨であったと思われる事は説明のあった S35年8月洪水時ですら 小戸地点での猪名川の流量は1660m3/sです。同じく、S28年9月洪水では、小戸地点の日雨量は148.3mm(1/7年確率)流量は1090m3/sを想定されています。
 小戸地点でのダムによって流量調節した後も2300m3/sという計画高水流量や、3500 m3/sという基本高水流量設定はあまりにも高すぎると言わなければなりません。
 基本高水流量と計画高水流量は見直しがなされる必要があります。
回答  ご意見ありがとうございます。
 これまでは、洪水の度に破堤し水害を蒙り堤防の嵩上げ等を行い、整備後も洪水で破堤し水害を蒙り堤防の嵩上げを繰り返してきました。このため、実績洪水流量を計画目標とする方式から計画降雨量から流出計算により計画流量を算出する方式に変更することとし、昭和46年に淀川水系工事実施基本計画を改訂し、小戸地点で昭和28年9月(台風13号)が基本高水流量3,500m3/sとなりました。計画高水流量は、一庫ダム及び余野川ダムで1,200m3/sの洪水調節を行い河道で洪水を安全に流下させる流量を2,300m3/sとしました。
 本整備計画では、「狭窄部の開削及び無堤部の築堤は、下流への流量増により破堤の危険度を増大させるため、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行う。以上を基本方針とした上で、破堤による被害の回避を究極的な目標として、そのための施策を最優先で取り組む。」こととしています。
 しかし、堤防補強を全川的に実施するためには多額の費用と時間を要することから、緊急に補強する区間の選定は実績洪水を目標として破堤する恐れのある区間を対象としています。また、狭窄部上流の浸水被害に対しては、下流堤防の破堤危険性を増大させるような狭窄部の開削は当面できないことから、既往最大規模の洪水に対する浸水被害の軽減を目標として対策を検討することとしております。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 一庫ダム堆砂容量利用の件について
 堆砂問題対策として3つの方法を述べられていたが、その一つの浚渫について質問させていただきます。一庫ダムの底に堆積した土砂は、微生物の活動などによって腐敗しているものと考えらます。この土砂を浚渫した場合に処理方法と対策についてご答弁いただきたいと思います。
回答  ご意見ありがとうございます。
 浚渫した土砂の具体的な処理方法については今後詳細に検討を行う予定です。
 実施にあたっては、他ダムの事例や文献などもを参考にします。
 浚渫した土砂について検討すべき主な事項として以下に挙げる内容などがあります。
  • ダムの下流河道の河床低下への懸念や土砂移動の上下流の連続性を確保する観点から、極力、河道に土砂を戻すべきであるが、腐敗している土砂などについて河川の生態系などに及ぼす影響が大きいと判断される場合は、産廃処理場へ運搬し処分する。
  • 不純物の除去や選別を行い、骨材などへの再利用を図る。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

17

質問・意見
  •  狭さく部対策にもっと地域治水を行なえないのか。市街化率25%など他省庁との連けいについて。
  • 狭さく部と下流の既往実績について、下流、中流、上流の確率について
  • 流域に新法の適用を。
  • ダム災害は大丈夫か。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今回説明しました狭窄部上流対策におけるハードによる効果以外にも、総合治水的なソフト面での効果も併せて実施していきます。
 また、流域内における保水機能や貯留機能の保全、増大方策について土地利用計画の見直しも含めて、自治体と連携して検討します。

 平成15年6月5日に「特定都市河川浸水被害対策法」が成立しました。この法律では総合治水対策を実施している17河川を含め、おおむね全国で30~40河川が適用されることとなり、猪名川もこの法律が適用されると想定しています。法律の具体的な施行時期や内容について定まった後、あらためて流域委員会や流域住民の皆様に説明したいと考えています。

 ダム築造により、築造以前の状況より下流河川が被害増となるような操作や管理は原則いたしません。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

18

質問・意見 前回池田の時にも出席したが、説明が立板に水で一般住民にはスライド等も、もう少し(ほんの一時 ひととき )長く出して欲しい。
説明資料もせめて申込者に事前に送付して貰わないと読んで、聞いて、見て、理解を深める迄は行き着かない。
多田地区の洪水対策として採用しておられる既存の池等の決定過程、今后の運用等も地域住民としては物足らない説明であった。
又、古江橋、絹延橋あたりに出来ている可動堰と思る施設の設置目的、治水利水面の効用影響等も私共一般住民に今迄何程の説明があったのか、又その情報等は何処で分かる様になっているのか教えて欲しい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 狭窄部上流対策については今後さらに実施に向けた調査・検討を行います。
 調査検討の結果がでた時点で、改めて流域委員会、関係自治体、流域住民の皆様に説明します。
 ご指摘の堰は加茂井堰です。平成11年から新可動堰工事に着手し概成し、現在は旧堰の撤去中です。
 旧堰は、亨保5年(1720年)に農地のかんがいを目的に設けられ、昭和30年代に改築されましたが老朽化が進んでおり、また、固定堰でもあり河床から約4m突起し洪水の流下阻害となり、池田市木部町中の島付近は浸水被害を蒙っていました。このため、加茂井堰の改築を実施しております。
 住民の皆さんには、平成8年より当所の事業概要や記者発表等で公表し、地元では説明会を行っております。なお、新しい加茂井堰はゴム引布製で出来ており、平常時はゴム引布製がふくらんで川の水をせき止め、安定した取水位を確保します。また、洪水時にはゴム引布製をしぼませ洪水の水位を下げ安全に洪水を下流へ流すこととなります。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 多田地区狭窄部対策について
  • バイパスを設けた場合、下流の流量が増加するので川巾を広げるとか、堤防を嵩上げするとかの対策は、物理的に出来ないのですか? 予算上ですか?
  • 余野川ダムは、ご説明を受けたところでは、殆んど完成している様に感じますが、有効な様ですから、引き続き工事を行い、100%完成したらと思います。
回答  ご意見ありがとうございます。
 猪名川のような河道周辺に家屋が密集しているところでは、川幅を広げることは家屋の移転補償などを要し、社会的な影響が大きいと考えます。また、堤防の嵩上げについては、河道内の水位が上昇し、破堤による被害ポテンシャルを増大させることとなります。その他に、河床を掘削する方法もありますが、河口から掘削しなければならず、また、橋梁などの河川横断工作物の架け替え等が生じ、事業費および工期の点で当面は実施困難と考えます。
 余野川ダムの現在の事業の進捗は導水トンネルが概成し、付替市道や工事道路の一部が完成しており、また、事業用地の約99%が取得済みです。この余野川ダムの事業地を有効に利用することにより、狭窄部上流多田地区や猪名川下流部の浸水被害軽減など、治水面で効果があることは5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。ただし、利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を反映させます。
 今後は、環境の諸調査を含め、さらに詳細な検討を実施していきます。
 なお、これらの調査・検討を出来る限り早期に完了し、その結果が出た時点で改めて流域委員会や関係地方自治体、流域住民の皆様に説明します。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  1.  森林の保水機能について、日本学術会ギの答申には現在の植林地(針葉樹)の保水能力の低下についてふれていないのでしょうか? 猪名川上流の17本の1次支川、13本の2次支川、10本の3次支川上流には、手入れが出来ていない森林(民、国有林)があります。長野県では林務課が新しいとりくみを始めています。脱ダムの思想は米ではあたりまえです。
  2. この余野川ダムは何年の使用に耐えられますか?
  3. ある自治体に制度がある「雨水しんとうマス」の積極的な設置支援策により、下水に雨水の流入がさけられますが、参考にした事がありますか?
  4. S28の洪水は提防のケッ壊によるものが原因なのではないですか?
  5. S35の洪水の最大の原因は何だったのか?
回答  ご意見ありがとうございます。
 森林は土砂流出防止、景観、レクリエーションなど様々な機能を持っています。このため、流域内の森林の整備や保全は重要なことと考えています。
 しかし、説明資料でお示ししたように日本学術会議(答申)(農林水産大臣の諮問に対する答申「地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について」(平成13年11月))において、「森林は中小洪水においては洪水緩和機能を発揮するが、大洪水においては顕著な効果は発揮できない」との見解が示されています。
 また、猪名川の土地利用の現状をみても、これ以上、森林を増やすことが困難です。
 このため、今回の多田地区浸水被害軽減の検討における対象洪水である昭和35年8月洪水に対しては、森林による流出量の抑制効果は小さいと考えます。
 なお、日本学術会議の答申には針葉樹など樹種の違いによる洪水緩和機能については特に記述されていません。

 アメリカのダムについては、ダム建設を全面的に中止・休止したわけではなく、西部の州においては現在も州政府により大型ダムを建設中であり、また、米国陸軍工兵隊においても洪水調節用ダムを建設しています。
 森林による流出量の抑制効果及びアメリカのダム事情の詳細については国土交通省のホームページをご参照下さい。

 ダムの施設や機器及び貯水池について適切な維持・管理がなされれば、ダムは100年以上経過しても十分に機能を発揮すると考えます。
 また、ダムの堆砂容量については、洪水調節のための容量や水道などの利水目的の容量とは別に、100年間に貯水池に堆積する土砂量を推定し計画堆砂容量として設定します。このため、計画堆砂容量を越えて堆砂が進めば利水機能は徐々に支障をきたしますが、治水や利水の機能が一度に失われるものではありません。また、近年は貯水池に堆積した土砂を排出するための様々な取り組みが行われています。

 各戸に設置する雨水浸透ますは流域で流出を抑える良い方法のひとつであり、その効果を否定するものではありませんが、対象とする洪水に対する河道流量の低減効果を定量的に算出することの困難性や、各戸にますを設置することの保証がないことなどを考えると、河道への流出低減効果を計算に組み入れることは難しいと考えます。

 昭和28年9月洪水は、淀川水系宇治川左岸が破堤するなど、近畿地方整備局管内の多くの河川が流量改訂を行う端緒となったもので、猪名川の被害も大きく、中橋下流左岸で堤防が決壊したため、民家が倒壊したのをはじめ、軍行橋、桑津橋、上園橋が流出しました。
 昭和28年9月洪水と同様、昭和35年8月洪水は阪神間に大きな被害をもたらしました。特に猪名川においては上流域で時間30mm以上の降雨が降り、堤防が決壊したり、橋梁が流出したりしました。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  •  一庫ダムの通常洪水に対して、なぜ150トン/秒 放流を考え、100年確率洪水の調節を放棄したのか、そのいきさつ。尚 これは現在とりやめになった?と聞くが、本日の説明では現状とされている。どちらが正しいのか。
  • 銀橋狭窄部が問題になっている。宅地化した多田地区は遊水機能は持っていない。(水を流す訳には絶対いかない)
  • 河川敷に河道貯留機能もない。
  • なぜ銀橋付近を掘削できないのか。 渓谷保存のためか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 旧操作では、100年に1回程度の確率で発生する規模の降雨によってダムに流入する流量毎秒1,320m3のうち、毎秒670m3をダム貯水池に貯留し、毎秒650m3放流する計画となっていました。
 しかしながら、中小規模の洪水(概ね20~30年に1回)が発生した場合、ダムの洪水調節容量に空きがあるにも拘わらずダムから多くの流量を放流することから、下流の浸水被害に洪水調節効果がありませんでした。
 これに対し平成12年に変更された現行操作では、20年に1回程度の確率で発生する規模の降雨によってダムに流入する流量毎秒790m3のうち毎秒640m3をダム貯水池に貯留し、毎秒150m3を下流に放流する計画としています。
 今回説明しました「現状」は現計画である、毎秒150m3の一定量放流です。  狭窄部の開削は、下流への流量増となるため破堤の危険度を増大させます。今後は、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行います。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 多田地区の浸水、余名川ダムの利水について
  1. 猪名川本流での洪水ダム計画はないのですか?
    一庫大路次川+田尻川etsの流域面積と猪名川流域面積(一庫ダム合流地点)の比率は?
    猪名川本流上流にダムが出来れば解決されと考えるか?
  2. 余野川ダムは池田、豊中市下流洪水カットには大変有効であると考える。
    1. ダムまでバイパスによる貯留であり、大水を留める訳であり、流域面積(本流)自流が少なく水質に問題が発生しないか? (利水の場合)
    2. 余野川ダム型式の洪水調節ダムは他府県に存在し、その活用例はありますか?
回答  ご意見ありがとうございます。
 猪名川と一庫大路次川の合流点より上流の猪名川筋の流域面積は102.9km2で、一庫大路次川筋の流域面積は132.3km2です。
 猪名川本川にダムを建設すると下流への洪水調節効果は大きいですが、家屋の移転補償など社会的な影響が大きく、事業費も莫大なものとなるため、実施は難しいと考えます。

 余野川ダム計画の見直しで説明したように、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて余野川ダムの貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、貯水池の水質について、汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 洪水調節や利水上の目的から、間接流域を持つダムは全国に数多くあります。国土交通省の管理するダムで、余野川ダムと同様に間接流域をもつダムには、宮ヶ瀬ダム(神奈川県)や竜門ダム(熊本県)などがあります。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダムは必ず建造して頂くとして、これに関連する河川整備に対する要望を是非ともお聴き願いたい。
流量を調節することによって 中・下流域での河川敷を市民(住民ら)に開放することは可能ですか。
桜や百日紅(さるすべり)等の樹木を植えて遊歩道を構築することは可能ですか。周辺道路整備と合わせて是非実現して頂きたい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 河川敷は公のものですから、排他独占的な利用や他人に迷惑をかけるようなことがなければ、自由に利用していただけます。
 水辺は貴重な水と緑の空間であり、河川および堤防は地域社会の憩の場として貴重な役割を果たしてきました。市街化等に伴い緑が減少し、良好な水辺空間の整備等の要望は多くだされています。
 国土交通省では植樹について、昭和63年から「桜づつみモデル事業」を実施し、猪名川では、伊丹市森本地先(神津大橋上流左岸)で実施しております。
「桜づつみ」を作る条件として堤防から住宅地側に土地を提供していただき堤防を住宅地側に盛土して、植樹しても堤防に影響がないよう植樹するものです。
 これらについて、地元自治体から要請を受け、基礎工事を河川管理者が行い、土地の提供・植樹や維持管理は地元自治体となっています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 この種の説明会を聞いたのは始めてですが、大変参考になりました。種々の観点からの検討は必ず万全を期して欲しいです。
本日の説明はよくわかりました。
個人的な疑問ですが、
  • 浸水が起きるような天災がどのような頻度で発生しているのか
  • 浸水が起きるような土地になぜ宅地開発が続くのか
  • 堤防のかさ上げなどの対策はとれないのか
など感じました
以上意見です。
回答  ご意見ありがとうございます。
 猪名川流域で近年浸水被害が発生した洪水は、昭和28年9月、昭和35年8月、昭和42年7月、昭和43年8月、昭和47年7月、昭和47年9月、昭和58年9月、平成元年9月です。昭和28年から現在まで約50年間で8回の浸水被害が発生しています。
 浸水の可能性がある区域に宅地開発が進むことは、河川管理者としても重要な課題であると認識しております。このため浸水実績表示板を現地に設置し、また、浸水予想区域図を市役所等での閲覧やHP等で公表し、住民の皆様に周知しています。
 堤防の嵩上げは、下流へ洪水の流出量を増大することとなります。これより洪水の水位は、従前より堤内地(住宅地側)の比高差が大きくなり破堤した場合、破壊の危険性や浸水被害を増大させるため、堤防嵩上げは実施できません。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  •  猪名川流域では、どのくらいの頻度で、又、どのくらいの程度の浸水被害が出ているのか? アメリカが出した結論のように、ダムで洪水被害を全くゼロにすることはできない。川は本来犯濫するものであり、流域に住む住民の方も、自然を完全に制圧するのではなく、自然と妥協していくことも必要だと思う。
  • 浸水による被害額は出ているが、余野川ダムを造ることにより失った自然(絶滅危惧種など)をお金に換算すれば いくら位の損失になるかは出ていない。ぜひ計算してほしい。 自然環境は未来の子ども達からの借りもので、大人の代で食い潰さないでほしい。
  • 阪神間では 水余り状態で、利水面では新規ダムの造成は不要。
回答  ご意見ありがとうございます。
 猪名川流域で近年において被害がでた洪水は、昭和28年9月、昭和35年8月、昭和42年7月、昭和43年8月、昭和47年7月、昭和47年9月、昭和58年9月、平成元年9月です。昭和28年から現在まで約50年間で8回の洪水被害が発生しています。
 アメリカのダムについては、ダム建設を全面的に中止・休止したわけではなく、西部の州においては現在も州政府により大型ダムを建設中であり、また、米国陸軍工兵隊においても洪水調節用ダムを建設しています。アメリカのダム事情の詳細については、国土交通省のホームページをご参照ください。  現在、自然環境の価値を経済性で評価する手法は確立されていません。今後はその手法や評価方法について専門家や流域委員会の意見を聞いて取り組んでいきたいと考えています。
 工業用水等の利水について、現在、利水者に将来の水需要について精査・確認中です。精査・確認の結果を踏まえ、用途間転用や新規の水資源開発について確定していきます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダムの建設の必要性について
 余野川ダムの建設について 地元箕面市止々呂美の住民は元々反対である。しかし、治水と利水の必要性から建設が始まったが、今日的に利水目的が必要でなくなったのではないか。治水についても、下流部の対策を変更することによって、ダムも必要がないと云われている。にもかかわらず、川西市の狭さく部と多田地区の浸水対策として、便宜的に建設そのものを再検討する必要な余野川ダムを建設する理由にすることは許せないと考える。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を地元止々呂美地域の住民の皆様に説明した昭和50年代後半には、地元から色々なご意見があったことは承知しています。しかしながら、止々呂美地域の活性化や将来の発展のためにダム計画を受け入れていただいた経緯があり、現在は周辺の宅地開発などと併せてダム事業の推進により地域の発展を図ることが地元の念願であると伺っています。
 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおり、治水上から有効であり必要なダムと考えています。
 また、現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、周辺自然環境への影響、社会的な影響、事業の効果などを考慮し、今後検討・見直しを行い、結果がでた時点で、流域委員会や流域住民、関係地方自治体等の意見を頂いた上で決定していきます。  今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 国土交通省の近畿地方整備局の機構について
近畿地方整備局には猪名川総合開発工事事務所の他にどの様な機構があるのか。
又、現在進められている他の開発工事等の一覧等を望みたい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 国土交通省近畿地方整備局の機構や工事等については、ホームページを参照下さい。  今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  • 猪名川流域の降雨量の長期的な傾向はどうなっているのか、将来も大雨による洪水の確率が過去と同程度に予想されるのか。
  • 洪水の被害を防ぐために考えられる対策は余野川ダムがなければ、絶対他に考えられないのか例えば河川を改修して流れを変更するとか……
回答  ご意見ありがとうございます。
 降雨量の長期的な傾向については、平成11年福岡豪雨(御笠川)平成12年の東海豪雨(庄内川)、平成13年の高知県(宗呂川)・三重県(小野谷川)、平成14年の岐阜県(揖斐川・牧田川・那珂川)、平成15年の北海道(沙流川)三重県(小野谷川)等、局地的な豪雨により浸水被害が発生しており、いつ・どこで大きな浸水被害が生じるかわかりません。
 狭窄部上流の浸水被害を蒙る地区については、過去に起こった実績洪水規模に対して浸水被害を軽減する方策を早急に対応する計画とします。

 現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、事業の効果、周辺自然環境への影響、社会的な影響、などを考慮し、検討結果がでた時点で、流域委員会や流域住民、関係地方自治体に改めて説明し、意見を頂いた上で決定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 説明資料について
P18 35の S35年8月洪水の被害額約630億円 被害者数、床上、床下浸水の数とP12 23の実績図の被害状況の違いについて、現在にS35年8月の氾濫シュミレーションを作ったのですか?
又、P11 21とP12 23を比べた場合、S42年の方が洪水被害が大きいのでは?
回答  ご意見ありがとうございます。
 P18におけるスライドは、現在の河道の形状および土地利用状況で、昭和35年8月当時の降雨が降った場合を想定して氾濫シミュレーションを行った結果です。
 P10~P13に示した4洪水(S28.9、S35.8、S42.7、S58.9)の浸水図は、当時の浸水状況を聞き取り調査や既存資料などにより作成した実績の被害図です。
 また、ここで示している被害状況(死者、負傷者、全壊流出家屋数、等々)は、猪名川流域における尼崎市、伊丹市、川西市、豊中市、池田市、猪名川町の被害を集計したものです。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  1.  一庫ダムの渇水がひんぱんにおこるといっているが原因はなにと考えるか
  2. 1.の関連でそのコンキョになるデータはあるのか。
  3. 一庫ダムの利水転用は関係自治体と話し合ったのか。
  4. 昨年から今年にかけての一庫ダムの渇水は一庫ダムの「新しい洪水調節」によって放流量をイト的に多くしていたからではないか。
  5. 利水にかんして、大阪府(府営水道7拡事業との整合)とどのような話しを進めているか公開できる文書の公開を。
  6. 一庫ダムの利水の転用分は上流域での新たな利水として活用できるか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 平成12,13、14年と3年連続で渇水調整を行っていますが、近年の少雨化、特に年間を通して最も水の使用が多くなる灌漑期における少雨の影響が大きいと考えています。  過去の降雨の状況につきましては、一庫ダムの管理開始以降(昭和58年~平成14年;20年間)の雨量データ、ダムの流入・放流データは保有しております。
 一庫ダムの利水容量の振り替えについては、今後、振り替え先、振り替え方法、振り替え量等について詳細に検討し、実施段階になった時点で利水者および関係自治体と調整、協議を図りたいと考えています。
 平常時のダムからの放流に関しましては、ダム下流部にある河川流量確保基準点における期別の規定流量を確保するよう調節を行っております。「新しい洪水調節」に関しましては、洪水時のダムからの放流量の規則を決めたもので、平常時の放流調節とは直接は関係ありません。
 大阪府営水道の7次拡張計画は、余野川ダムの給水予定区域とは重複しません。従来の計画以降、新たな計画変更について正式な協議文書はありません。
 一庫ダムの利水容量の振り替えを余野川ダムで行うと約0.4m3/sの振り替えが可能となります。この量は概ね、一庫ダムが池田市と豊能町に供給している量に相当します。
 なお、振り替えにより生じた一庫ダム利水容量の余裕分は、洪水調節容量に再編成し洪水調節機能の増強を図ります。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 治水・利水の観点からはハイドログラフ、被害額などを検討しているが、被害額が最大に対して氾濫シミュレーションを行っているが、被害額の大きさだけで決めてよいのか疑問である。
回答  ご意見ありがとうございます。
 浸水被害の状況は、降雨の量や降り方によって様々です。
 ご指摘の通り、被害額はあくまで評価する目安のひとつであり、今後は被害額だけでなく、様々な降雨(波形、量)に対して、家屋の立地状況や浸水時間など様々な観点から評価していきたいと考えています。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダム「完成報告会」? について
計画案として提案致しましたが遅かったようですね。 
ダムの下流に「セキ」を造り 川魚、ホタル、オシドリ等の保護を考えましたか
数少ない都市と自然の近い猪名川周辺に鳥取県の日野町 - オシドリ - 34羽、兵庫の豊岡市 - コウノトリの住家を提供したい「清和台」付近にはオシドリ50羽位は毎年訪れており、簡単に出来るのでは - ダム計画の一環としても可能では!
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダム早期完成について
住民にとっては洪水は大変困る。環境保全も必要だが住人の安全な暮しを第1に考えるべきである。早期対策として余野川ダムを是非完成させるべきである。
生態系の破壊と良く言われるが自然保護のみを優先するとそこに住む住人の生態系が破壊される(住む人が居なくなる)ことも考慮すべきである
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、5/16の流域委員会や7/5の説明会で説明したとおりです。
 狭窄部上流多田地区の浸水被害を早期に軽減するために、既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効であり、また、余野川ダムは猪名川下流部の浸水被害を軽減する効果があります。
 余野川ダム計画の見直しで説明しましたが、今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。
 水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 遊水地をぜひつくってほしい。一方で県管理部分等では河川内の民有地がありいつの間にか駐車場 倉庫等になっていく状況がある。 だんだん川幅がせまくなっている
民有地となっている草原を買収する等 線引きをきちんと先に出来ないのか
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。
 なお、ご意見については兵庫県にもお伝えします。

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質問・意見
  1.  狭窄部の開削についての検討が、何故後回しになるのか。保津川の保津狭や、木津川の岩倉狭と違い、銀橋狭窄部の開削は工事も簡単で、コストも安い。狭窄部下流の堤防が破堤しないように堤防の強化をするのに、ばく大な費用、長い期間を要することが明らかだから検討を後回しにしたのか。教えて頂きたい。
  2. 一庫ダムの操作規則は平成12年に改正され、それまで100年に1回の洪水にも耐えられる(毎秒1,320m3の内、毎秒670m3貯留し、毎秒650m3放流)のを 20~30年に1回程度に耐えられる(流入量、毎秒790m3、貯留640m3、放流150m3)というレベルに落している。これは何故なのか。今般再改訂するなら放流量毎秒250m3でなく、当初の操作規準に戻してはどうか。何故それができないのか。お答え頂きたい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 狭窄部の開削は、下流への流量増により破堤の危険度を増大させます。今後は、下流の破堤の危険度を増大させないという観点から、下流の河川整備の進捗状況等を踏まえて実施の判断を行います。
 一庫ダムの操作規則では、100年に1回程度の確率で発生する規模の降雨によってダムに流入する流量毎秒1,320m3のうち、毎秒670m3をダム貯水池に貯留し、毎秒650m3放流する計画となっていました。
 しかしながら、中小規模の洪水(概ね20~30年に1回)が発生した場合、ダムの洪水調節容量に空きがあるにも拘わらずダムから多くの流量を放流することから、下流多田地区等の浸水被害に洪水調節効果がありませんでした。
 これに対し現行操作では、地元の要望を踏まえ、中小規模の洪水に対応するよう毎秒150m3を下流に放流する計画としています。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします

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質問・意見
  •  余野川ダムは現在建設中とのことですが地域住民に対して今までどの程度の説明をして来られましたか
  • 今までの河川整備のあり方を反省し、これからは環境重視(特に生態系など)に配慮した整備に方向転換されるように理解しているのですが。
  • その点を考慮すれば「新たな遊水地の設置」が適切な対策ではないでしょうか。
  • 被害を軽減することは最もなのですが失くすることはできないと言われていますが被害は最少化する方向で検討するのが最良と思います。
回答  ご意見ありがとうございます
 余野川ダム建設地である箕面市止々呂美地域の住民の皆様に対しては、ダム計画の説明と協力依頼を行った昭和57年以降、必要に応じて説明を続けてきています。
 余野川ダム計画の見直しで説明したように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境の影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。
 貯水池規模や運用を見直した結果を踏まえ、ダム建設に伴う動植物への影響軽減対策について検討します。また、余野川ダム貯水池の周辺が宅地開発されることから、事業主体である大阪府と自然環境の連続性の確保などについて調整を行います。

 周辺自然環境の影響という点では「新たな遊水地の設置」は優れていますが、地役権補償が必要であることと、洪水調節効果があまり期待できないことから対策候補の一つではありますが、他の対策も併せて必要になります。

 おっしゃるとおり、被害は最小化する方向で検討しますが、これまでの治水計画のようにハードに全て頼るのではなく、ソフトと併せて被害を最小化するよう検討したいと考えています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

37

質問・意見
  1.  一庫ダムの利水容量の振り替えについて貯留施設として余野川ダムの造成を考えているのか。
  2. 多田地区洪水を考えるのであれば、現在放施されている一の鳥居の南側(能勢カントリーのとなり)の造成地も合わせて考慮する必要があるのではないか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今回説明した一庫ダムの利水容量の振り替えは、余野川ダムで振り替え分を確保する場合です。
 今後は、ダム以外の振り替えの可能性について詳細な検討を行います。
 該当する箇所は猪名川の左支川である塩川上流域にあたりますが、塩川の流出量は猪名川本川に較べると少なく、多田地区の浸水被害にはあまり影響しないと考えています。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

38

質問・意見 宅地開発も原因の一つと考えますが、山全体の保水力と思います。最近知った事ですが、能勢の大阪府野外活動セータから流れてる小さな川は、断水しない様に思います。小さい川なのに安外水量が多い。
千里川、武庫川の断水は良く見ますが、千里川、武庫川、上記の川の航空写真見たいです。
回答  ご意見ありがとうございます。
 武庫川流域の航空写真の閲覧については、武庫川のホームページ(現在ページ閉鎖)で流域の一部の写真を紹介している他、流域全体を1枚の写真として貼り合わせたもの(撮影時期:H13.11~H14.2、写真縮尺:約2万分の1)を兵庫県庁河川整備課や流域内の兵庫県の7つの土木事務所(神戸、尼崎、西宮、宝塚、伊丹、三田、篠山)及び流域内の各市役所の河川担当部局で保管していますので、お問い合わせいただくようお願いします。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

39

質問・意見 淀川水系流域委員会からの原則中止の提言を何故「現段階では建設が有効」と判断なされたのかが今日の早い説明では理解しにくい。
一度破壊され失われた自然は二度ふたたび取り戻すことは不可能なことです。
自然環境、環境保護といった観点から、我々が暮らす生態系をこわしてはいけないのではないでしょうか?
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画を見直した結果については、7/5の説明会で説明したとおり、1.既設一庫ダムの利水容量の振り替えのための貯留施設として余野川ダムが有効である。2.余野川ダムは下流部の浸水被害を軽減する効果がある と考えています。
 河川整備計画説明資料第2稿に示すように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

40

質問・意見 要望
最後に、「利水については、早急な水需要の精査確認」とありましたが、工業用水や農業用水の転用も含めて、すなわちこれまでの省庁、自治体の壁をこえて、広く、柔軟な検討を是非お願いしたい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 工業用水等の利水について、現在、利水者に将来の水需要について精査・確認中です。精査・確認の結果を踏まえ、用途間転用や新規の水資源開発について確定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

41

質問・意見 池田に有る風船ダムの大きなのは、どれくらい水が留める事が出来ますか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 現在、呉服橋上流には、池田井堰と加茂井堰の2カ所にゴム引布製起伏堰があります。両堰は、平常時はゴム引布製がふくらんで川の水をせき止め、安定した取水位を確保します。また、洪水時にはゴム引布製をしぼませ洪水の水位を下げ洪水を安全に下流へ流すこととなります。両堰のゴム引布製がふくらんでいるときに溜められる水量は、それぞれ約152,000m3です。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

42

質問・意見 園田地区の侵水想定について
 浸水予想区域図では阪急園田駅前で5mぐらいと想定されているが、現在の提防が破堤するとは思えませんが、降雨量増大によって、降雨した水が留ってしまうと考えられるのか、あるいは提防を越水してしまうと考えられるのか、どう云う想定か回答をお願いします。
 留水増の場合は排水可能か。(川へ)
回答  ご意見ありがとうございます。
 過去の築堤は、早期に効率的に築造するため現地の川の中を掘った土砂を材料として使用し、土の締め固め等も人力施工など現在の堤防強度と比べ脆弱する箇所もあり、洪水によって決壊する恐れがあります。
 氾濫シミュレーションは、現時点の流域状況や河道断面・一庫ダムの洪水調節方式等を考慮し、破堤地点は堤防点検等の結果から脆弱と考えられる地点を選定を想定してシミュレーションしています。浸水予想区域図は、破堤地点を単独で計算し、計算結果を重ね合わせ(最大水深)一枚の図を作成しています。なお、本川の増水によって支川の洪水が吐けなくなることによる内水氾濫を想定したものではありません。
 本川と支川の合流地点に鉄のゲートがついた樋門があれば、本川が増水し支川に逆流しないようゲートを閉め、さらに排水機場が整備されておれば、内水氾濫を防止または軽減するため排水ポンプで本川に洪水を排出します。なお、本川の水位が高い場合は、洪水をポンプで排水することは下流で破堤する恐れがあるため出来ません。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

43

質問・意見 工事中における河川の汚れについて
一庫ダム完成から猪名川下流での土砂が堆積し河川中央に雑草の茂みが出来、ゴミ等が着いて大変見た目にも良くない。下流、絹延橋、中橋、呉服橋、阪急ガード下等の川底の砂の除去をし以前40~50年前の様な子供が川魚を取れる又釣れる様な川にして頂きたい。
又、工事機材の流失を無くして欲しい。
工事用機材が大雨で流され下流のテトラポットにひっかかり大変見苦しい。 業者の指導も徹底してほしい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 河床の堆積土砂は、定期的に河道形状の状況を把握し、洪水の流水阻害状況・河床変動状況や河川環境への影響等から判断し除去します。また、土砂の流出防止機能を有する森林の保全・整備の検討について関係機関との連携を図ります。                  
 一方、流況の平滑化等に伴う河川環境への影響を改善するため、水位変動や攪乱の増大を図るべく検討します。さらに、良好な河川環境を維持するため、河川愛護の啓発や、住民団体及び地域に密着した組織と協力して美化・清掃活動を継続実施するほか、ゴミ等の不法投棄対策を強化します。また、工事用機材の流出について、今後一層の監督指導を実施していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

44

質問・意見 余野川・観光と日々の暮らしを向上させたい!
増水したときの余野川と猪名川を目の当りにしてきましたが、絶対に必ず上流域にダムが必要です。
より良い余野川のダムを建造して、中流域から下流域の余野川河川敷を夙川や武庫川のように整備していただきたい。そこで、毎日の暮らしの中で散歩をしたり、春は桜、夏は百日紅(さるすべり)といった花見ができる環境を作っていただきたい。夙川のような花満開になる花見ができる余野川に是非育てて欲しい。そして、余野川の個性は百日紅(さるすべり)が夏に咲く夏にも花見ができる。すばらしい「リバーフロント」が楽しめる河川に育てていただきたい。
いまは、どちらかというと、ただ通過するだけ背を向けている川でしかない。川辺に足を運びたくなる。川に向かい合いたくなる。そんな。すばらしい川にしていただきたい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 ご指摘の場所は、大阪府が管理しており、ご意見は大阪府の方へ送付させていただく予定です。
 国の管理区間でも同様な場所があり、私共の考えを説明します。
 水辺は貴重な水と緑の空間であり、河川および堤防は地域社会の憩の場として貴重な役割を果たしてきました。市街化等に伴い緑が減少しつつあることから良好な水辺空間の整備等の要望は多くだされています。
 国土交通省として、昭和63年から「桜づつみモデル事業」を実施し、猪名川では、伊丹市森本地先(神津大橋上流左岸)で実施しております。
 「桜づつみ」を作る条件として堤防から住宅地側に土地を提供していただき、植樹しても堤防に影響がないよう堤防を住宅地側に盛土して、そこに植樹するものです。
 これらについて、地元自治体から要請を受け、基礎工事を河川管理者が行い、土地の提供・植樹や維持管理は地元自治体となっています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成15年7月6日~平成16年1月24日まで

1

質問・意見 世界でも日本でも脱ダムの流れの中、流域委員会も提言したように、ダムによらない、河川整備の方向にすすむべきだと思います。一庫ダムをつくるために、兵庫県は過大な水需要をみこみましたが、その計画にはほど遠い状況で推移しています。ダム下流の川は、生体系も大きく変化しました。余野川ダム建設は中止し、市民や専問家の知意も生かして、河川の整備のあり方を検討すべきだと考えます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 河川整備計画説明資料第2稿に示すように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

2

質問・意見 水曜ハイクに参加させていただき思った事は、なぜ余野川ダムが必要なのか、聞かせてほしいと思いました。歩いてみて、こんな素晴らしい自然が残っているのにダムが出来たら水没してしまうそうです。動植物がかわいそうです。何とかこの自然を残してほしいのが、私の願いです。
回答  ご意見ありがとうございます。
 河川整備計画説明資料第2稿に示すように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。
 また、現在、ダムおよびダム以外の治水対策の方法について併せて検討を行っています。検討にあたっては、周辺自然環境への影響、社会的な影響、事業の効果などを考慮し、今後検討・見直しを行い、結果がでた時点で、流域委員会や流域住民、関係地方自治体等の意見を頂いた上で決定していきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

3

質問・意見 何とかして重箱のスミをつついてやろう……反対することだけが目的の集まりとしか思えなかった。ダムをつくるのがムダ使いというなら何に使うのだったら納得できるのかダムより他にもっとムダ使いされているのがあるように思う
このメモは匿名ならば発表しても可。アレンジも可。一部のみ引用も可
殆ど浸水の話ばかりでしたが、渇水のことも考えて下さい
宮沢賢治のように日照りの時はオロオロするのでしょうか
私は被災者(震災)ですが水のない生活には本当に困りました
会場で発言した人は府下の人が多かった。きっと私のような体験がないのでしょう。ダムがあっても断水する時はする。しかし貯水がなければ直撃です
○○年に一回おきるかどうかにお金をかけるのか
 被害額19975→16334 軽減額でダムはつくれる
 ○○年に一回の際、発言者の親族に被害が出た場合まで想定したの  でしょうか?それとも自分の死後はどうでもよいということか?箕面市の ●●という男性は「50年後は自分は生きていない」と発言していた
自分が生きている間のことだけを考え、後はしらないとはずいぶん無責任です
もっと長いスケールで決めるべき
まるで「自分の年金額を減らされたくないので、つくるな」と言っているように聞こえる

 ー

少子化だからダム不要……中年女性の発言
でわ温暖化はどうするのか
ヒートアイランド現象で止々呂美が集中豪雨となった場合どうなるのか

 ー

長野県の植林事例を引用した男性
高齢者ばかりの止々呂美に於いて、一体誰がするのでしょうか
少子化でしかも3Kの仕事をやってくれる人がいるのでしょうか
植林すれば1.5倍の降雨が防止できるという科学的な裏付けのもとに発言しているのか
発言後、拍手がおきたのには呆れた

反対派の人に問いたい
  • 当日(7/5)マイカーで会場へ来たのか?
    もしマイカーなら「環境」について述べる資格はあなたにはありません
  • 水害を実際に見た・経験したことがあるのか?
    私は昭和58年-絹延の知人宅で見た
    神戸に住んでいた時は目の前で橋が流されていった
    昭41?42年   体のふるえが止らなかった
  • 止々呂美に足を運んだことがあるか?
    実情をどこまで把握した上で反対を唱えているのか
その他感じたこと
  • 実績づくりの説明会ならあの程度の規模で十分です
  • 氾濫シミュレーション
    昭28年実績の1.5倍とあるが
    オゾン層の破壊・温暖化を思うと1.5倍でも足らないのではと心配しております
  • 発言は1人1回○○分以内
    ルールを設けた方がよい
    扇動者にかき回されないように
  • 地元(止々呂美)代表の方に地元の希望を発表する場を与えてはいかがでしょうか
  • 物事、すべて賛否あるのだから並列に扱うべき
    反対意見ばかり聞かされても……
  • 流域委員会について
    メンバーは、いつ誰が任命したのかしらと思ってしまった
    構成によっては、最初から答えは出ているのと同じだ
回答  ご意見ありがとうございます。
 ご意見を参考にさせていただき、今後はできるだけ多くの人に参加していただき、より多くの人が発言できるような会場の設定や説明会の適切な運営・進行を考えていきたいと思います。

 淀川水系流域委員会の設置にあたり、平成12年7月に淀川水系に関して学識経験を有する4名の委員により準備会議を設立し、淀川水系河川整備計画の作成にあたって、関係住民の意見の反映方法について提言するとともに、「淀川水系流域委員会」のあり方(構成、メンバー等)についてとりまとめ、近畿地方整備局に対して答申を行いました。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

4

質問・意見 7/5余野川ダム意見交換会で感じたことを列挙します
  1. 無責任な提案 ○60年に1回の洪水であろうと、より安全な環境を早期構築することが行政の責務である。○発言者が当該地区の住人であっても効果の劣るダム以外の方法でOKなのか疑問である。○不況時代に税金のムダ使いとの発言あったがダム中止により発生するかも知れない失業者をどうするのか、ダム建設財源を何に使うのか提案あるべき。
  2. 現状無視の提案  長の県のように植林することで脱ダムを計る提案あったが誰が植林するのか。当地域では林業は産業として成り立たないことを踏まえての提案とは思えない。デメリットが多すぎる
  3. 蛍の生育  ダムによって水質汚濁が進展するのかどうかは解らないが、余野川で蛍が増えたのは下水整備によるものと思っている。
  4. 発言者はダム建設を阻止する為に都合の良い論理付けをし、又次のステップの為のネタ探しをしているように思えた。もう少し建設的な意見を期待していたので失望した。発言者意見のみを重視するのではなく無発言者の意見も同等に扱ってほしい。
今回の説明で余野川ダムの必要性は良く解った。早期完成を望みます。

回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

5

質問・意見 先日(6/5)の説明会では時間切れで云えなかったので意見を申し上げます。当日の出席者のほとんどがダム反対のように感ぜられ本来住民と行政は同じ目的「住み良い街作り」のため協力する立場にあるのに、何かおかしいと思いました。それは私の考えですが、本来この計画は洪水の被害を少くしたいという目的であるから手段は色々あると思います。ダムを作るのはその中の一手段であって全てではないのに、はじめからダムありきで、それの妥当性を労力をかけたシュミレーション作業と資料で説明され、意見はありませんかという進め方がまちがっているのではないでしょうか。当日も色々意見が出ていましたが、洪水を防ぐ手段につき、先づ市民から発想や提案を募集し、専門家の意見を聞き衆知を集めてダムありの場合、ダムなしの場合の各ケースを設定した上でシュミレーションをして、コストと被害(環境に及ぼす被害も含めて)を出し、それらに対する意見を求めるのが正しいやり方ではないのですか。今のやり方では何回説明会をされてもダムを作るための反対意見に対するガス抜きであって、どうせダムが作られるのだろうとしか思われませんでした。
回答  ご意見ありがとうございます。
  ご意見を参考にさせていただき、今後はより多くの人が発言できるような、適切な運営・進行を考えていきたいと思います。
住民意見の反映方法については、流域委員会で検討していただいているところです。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

6

質問・意見 平成50年には、45百万人に、日本の人口が減少(NHK、T.V、人口減にどう対処するか)と云って心配している時、労働人口が急減する将来に備えて、大規模ダムを作るのは、学生が減ることが分っていながら、新しい大学を作り続けた人達の愚を繰り返すことにならないか。
電力需要予測をやり直すことが先決。
回答  ご意見ありがとうございます。

 河川整備計画説明資料第2稿に示すように今後、水需要について精査・確認を行い、それを踏まえて貯水池規模や貯水池運用の見直しについて検討を行います。その上で、ダムによる環境への影響と軽減方法について検討を行います。水質保全対策の検討においては、貯水池の汚濁メカニズムの検討や具体的な水質保全対策の検討を行い、対策方法について効果、事業費、維持・管理の容易性などを踏まえ実施可能で有効な方法を選定します。

 なお、余野川ダムの目的は1)猪名川下流部の浸水被害軽減、2)阪神水道企業団および箕面市に対して水道用水の供給、3)既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保 であり、発電はありません。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

7

質問・意見 三年前に池田市から当所へ引っ越してまいったものです。以前にも手紙にて意見を述べさせていただきましたが、現在滝山の猪名川のほとりに住んでおります住民です。
どう考えましても当方マンションの附近の川の週辺の工事整備がぬけており私どもの流域は草ぼうぼうで畑はしほうだい!!
現在整備中の河川の工事をなぜ上の方(北の方向)から計画して下さらなかったのか大変不満です。なっとくいきません。
不衛生で一度関係者の方がお住みになったら如何ですか!
回答  ご意見ありがとうございます。
 現在、滝山付近で工事を実施しているのは川西市出在家町の木部・出在家地区河道整備工事です。出在家町から上流は兵庫県の管理区間となっていることから、いただいたご意見を兵庫県に確認したところ以下の回答をいただきました。

 兵庫県で管理している区間の内、ご意見を頂きました区間については、現在、治水上の観点から工事を実施しなければならない区間にはなっておりません。
 また、畑については、既にご承知のこととは存じますが、現地に看板を設置するなど、耕作者に対して、畑の撤去を指導しているところです。
 今後とも、畑の撤去に向けて、ねばり強く耕作者を指導してまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。ご意見ありがとうございます。

8

質問・意見 美しい自然は未来の為にのこして置くべきだと考えております。
人口が減って行くのにダムは必要無いと思います。
99%の土地買収が済んでいるのなら自然公園に切替て進めていただきたい。
使えなくなったダムを元の自然に戻すのに作る時の何倍のお金が必要になるかを考えてほしい。
ほかに方法があるのでは?なぜ多田地区に水害がおきたのですか?
回答  ご意見ありがとうございます。

 利水については現在、利水者に水需要の精査・確認を行っており、その結果を余野川ダム見直しに反映させます。

 河川整備計画説明資料(第2稿)に示すように、多田地区の下流部には銀橋等の狭窄部があるため、度々浸水被害が発生しています。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

9

質問・意見 余野川ダム建設大反対します。
理由は一庫ダムに川に流れた土砂を浚渫すれば余野川ダムの倍以上の水を溜めるる事が出来、そうすれば無駄な国民の税金を使わなくて済みます。
又、土手の修理は必要とおもいますが治水事業で浚渫を1番に行う事です。
回答 ご意見ありがとうございます。
ダムは洪水調節のための容量や水道などの利水目的のための容量とは別に、100年間に貯水池に堆積する土砂量を推定し、計画堆砂容量を設定しています。一庫ダムでは250万m3の計画堆砂容量が設定されており、この内、現在までに概ね70万m3程度の土砂が貯水池に堆積しています。
計画堆砂容量の範囲の堆砂であれば、洪水調節や利水上には何ら支障を生じるものではありませんが、一庫ダムの洪水調節機能を一層高めるための方法のひとつに、堆積した土砂を浚渫するなどにより、計画堆砂容量の一部を洪水調節容量に振り替えることが有効であることを、5月16日の流域委員会や7月5日の余野川ダム計画の見直し案の説明会において説明しました。
なお、「猪名川総合開発事業の建設に関する基本計画(第2回変更)」では、余野川ダムの洪水調節容量は1,120万m3であり、一庫ダムの計画堆砂容量(250万m3)と比べると格段に大きな容量を有しています。
今後は、上記の方法をはじめ、狭窄部上流多田地区の浸水被害軽減のために考えられる他の方法も含めて、さらに精度を高めた検討を行っていきます。
また、猪名川下流部の浸水被害を軽減するための方法として、河床を掘削し、河道の流下能力(どれくらいの水を流すことができるのか)を向上させる方法がありますが、今後は生態系などの河川環境に与える影響や橋梁などの河川横断工作物への影響、治水上の効果、事業費等を詳細に検討し、河床掘削の有効性について評価を行っていきます。

 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

10

質問・意見 淀川水系5ダムの治水、利水問題に関する円卓会議の要請
 淀川流域委員会も終盤を迎え10月29日河川整備計画原案が出される段階になってきています。2年余の歳月を重ねての議論の結晶は今後の河川計画の指針になるべき「提言」を生んだが、近畿地方整備局は5月15日、委員会「提言」を覆す「見直し案」の発表を行い、これまで委員会を見守ってきた全ての流域住民のみならず河川環境に関心を持つ市民、そしてダム問題を抱える団体を驚かせました。そしてその反応は8月20日朝日新聞社説「淀川のダム 委員会を無駄にするな」の記事となってマスコミをも賑わせることになりました。
 このマスコミ報道については、近畿地方整備局は誤報扱いの弁明をしていますが、マスコミが誤解するようであるなら市民、住民が誤解するのが当然です。しかし、整備局の弁明は先日の24回淀川流域委員会での委員の〈「河川整備計画原案の案」は「提言」から乖離している〉がやはり的を射た発言と思われ私達を納得させるに至っていません。従って、マスコミ報道を否定するならばやはりこの疑いを払拭しなければ、また説明の必要が整備局にあると考えます。
 「見直し案」で特にショックを感じているのはやはりダム建設問題を抱えている団体です。元より淀川流域委員会はダム反対団体からの委員を公募採択していません。従って、ダム論を正面切って協議した委員は少なく議論が深まっていない状況でダムの治水、利水論が通過しているきらいが見受けられます。この背景での流域委員会の機構からダム問題を検証する団体の意見書と質問状はことごとく無視されてきているのが現状です。この無視は整備局本体でなければどの段階においてそうなっているのか疑問です。
 ダム問題を考える団体の意見書、質問書が反映されない流域委員会は果たして新河川法の理念を標榜できるのでしょうか。甚だ疑問が残るばかりで、全国に先駆け開かれた透明性を謳った広告塔としての流域委員会の名を汚すことになり、60名近い委員の方のご尽力があるにも拘らず禍根を残すことになりかねません。
 そこで私達は、ダム問題の議論が深まることを願って円卓会議を企画しました。そうすることが流域委員会においてより進化した方法で河川整備のあり方を議論する上で一石を投じる、さらにマスコミの誤解を払拭する為にも賢明な場になると考えた次第です。
 円卓会議の方法は、丹生ダム、川上ダム、余野川ダム、大戸川ダム、安威川ダム、5ダムの団体、「関西のダムと水道を考える会」、「大阪自然環境保全協会」の7団体の参加と近畿地方整備局の方々とにおいて行いたいと考えています。なお、淀川流域委員会委員、河川環境に関心のある方に傍聴参加を促したいと考えています。今回の円卓会議は河川整備計画とダム問題を多角的な視点で論じあい、参考意見をお聞きする場と思っています。
 以上、近畿地方整備局に対して共有の場を持って頂くことを要請します。
 なお、日時は10月25日(土)午後とさせて頂きます。
 主催団体は「脱ダムネット関西」です。
 各団体の参加者が確定しているのは、「関西のダムと水道を考える会」代表の○○、「大阪自然環境保全協会」会長○○2名です。
 よろしく取り計らいお願いします。
 ○○
 2003.9.26
回答 「円卓会議参加要請」に対しましては、下記のように考えております。

淀川水系の河川整備計画を策定するために、河川管理者としての近畿地方整備局では、次のような取り組みを行っております。
  • 河川管理者としての近畿地方整備局では、ホームページやFAXなどで一般の方々などからのご意見やご質問をお受けしており、それについての回答をさせていただいています。回答が遅れているものもありますが、必ずお返しする予定です。
  • 整備計画の策定に当たっての取り組みとしては、淀川水系流域委員会(これまでに委員会25回、地域別部会67回、テーマ別部会21回)での説明や、一般住民の方々を対象とした説明や意見交換(これまでに延べ39回)、関係自治体への説明・意見交換を実施しています。
     また、ご意見やご質問[を]をいただいたグループや団体にも出向いての説明や意見交換も行っています。
    (なお、これまでに住民の方々からは延べ約1,600件のご意見・ご質問をいただいております。)
  • これからも、これまでのような説明会や意見交換会を予定しているほか、対話集会なども開催していく予定です。その中で、ご意見などをお聞きしていくことにしています。
  • なお、10月25日は木之本町内で基礎原案につきましての意見交換会を開催することにしております。
 以上のことから、淀川水系5ダムの計画内容の見直しにつきましては、淀川水系河川整備計画策定の手続きの中で、淀川水系流域委員会、流域の住民の皆様、関係自治体の意見を聞きつつ行って行きたいので、今回ご提案の円卓会議には参加を見合わせさせていただきます。

以上

平成15年10月6日
近畿地方整備局河川部

11

質問・意見 円卓会議の要請に対する回答書について
 7日、要請書の主催団体「脱ダムネット関西」の会議において貴職から頂いた回答書についての意見交換を持ち、私から当日の面談での模様を報告しました。
 先ず率直に申し上げて、「回答書」は全く「要請書」の本意を汲み取っていない近畿整備局河川部の常套句(「委員会を何回開催した、グループや団体に出向いて説明会を持った、今後対話集会を開催していく予定です」)でしかないことにげんなりしています。個人的なことになりますが、松山監理官とは5年来の旧知になります。互いの性格を熟知して面談した結果としては甚だ残念な段違いの平行棒の認識に終わったことに、国土省の名称が変わっても「三つ子の魂百まで」との思いを強くするものでしかありませんでした。
 と言うのも、8月の「大阪自然環境保全協会」と「関西のダムと水道を考える会」への説明会においても、「はっきりした答えが返ってこない」との不満の意見が相変わらず出ました。また各団体の代表は意見書に対する回答が得られないとのことから督促状を出したとの話も聞きました。意見書、質問状が無視されているという事実は要請書でも明記していますが、現実に私自身も9月5日の京都での淀川流域委員会では、川上ダムの住民団体の方が傍聴者発言において質問状に対して回答はいつまで経っても得られないとの発言を聞いています。このように近畿整備局河川部の説明は住民、市民団体を説得するどころか、反って不信、反発を募らせるもとになっています。詰り行政が率先して行わなければならない住民への説明責任を果たしていないのが現実です。
 国土省は河川行政の行詰りから住民の意見を反映させる為に新河川法を発足させたことを忘れているのではないか。また、流域委員会は表紙の説明では立ち行かなくなった現状を踏まえて公開での住民参加、傍聴者を含めての幅広い意見の反映、議論の深まりを前提としたものであった筈です。しかし、近畿整備局河川部の常套句と住民団体の特にダム建設についての理解に著しい隔たり、認識の不一致があることを近畿整備局河川部は認めようとせず、誤解の一点張りで全てを封印する手法に終始しています。そして、淀川流域委員会においても意見書を取り上げないで審議が続行しているのが現実です。
 更に懸念される意見書の無視は、ホームページの記載の遅滞と相俟って貴重な住民意見を葬りさせるきらいが見え隠れします。これらの実態は甚だ残念なことではあるが住民無視の誹りを免れないものです。議論の俎上にのらない、半年後れでしかホームページに掲載されない現実はもはや住民無視の最たるものと言えます。
 取分け今回の「要請書」を無視した近畿整備局河川部の対応は新河川法の理念を逸脱した建設省当時に逆行したものであると言わざるを得ません。今回の「回答書」を出した近畿整備局河川部を厳しく糾弾します。
 ○○
 2003.10.9
回答 ご意見いただきました。
 淀川水系河川整備計画策定に当たっての取り組みの中で、住民の皆様からたくさんのご意見やご質問をいただいております。これらいただきましたご意見・ご質問に対しましては、順次回答させていただいておりますが、回答の遅れているものもございます。
 つきましては、回答が遅れておりますご意見・ご質問につきましても、必ずお返しさせていただく予定でございますのでご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 河川管理者としての近畿地方整備局といたしましては、今後とも、淀川水系河川整備計画策定の手続きの中で、淀川水系流域委員会、流域の住民の皆様、関係自治体の意見をお聞きしながら取り組んで参ります。宜しくお願いいたします。

以上
平成15年10月20日
近畿地方整備局河川部

意見・質問と回答

平成16年1月25日 箕面会場 第1回討論会

1

質問・意見  余野川ダム建設について、治水面の必要性について客観的な洪水被害の数字を示して議論すべきと思う。
  財政上の費用対効果(費用便益)分析をこの場で議論する必要はあると思うが、河川法の範囲外かもしれない。
  結論的には、余野川ダムの必要性を基本的に認められないという流域委員会の意見を支持する。
回答  ご意見ありがとうございます。
  余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
  余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
  また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
  検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
  今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

2

質問・意見 利水、治水という考え方に立って、1度ダムを建設してしまうと、今、人が一番必要としている里山を失い、周辺の動・植物の自然環境を全く消滅してしまう危険性があります。
余野川ダム建設はいつでも着手できる状態にあると思います。今一度あらゆる代替案(複数の実行を考慮にいれて)を検討していただいたらと考えるものです。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

3

質問・意見 発言者8名の中でで●●、△△、■■3氏が提唱された代替案(多田地区狭さく部の開さくとその下流の右側堤防不在部の堤防構築案)が、本日の重要な焦点になると思われる。この代替案について技術的可能性、問題点、予算等をより専門的立場から詳細に検討され、住民に解りやすく説明してほしい。
この代替案が問題とされている治水の中心課題に最も直接的に寄与すると考えられる。
まず、全体として解決されるべきテーマ・事案は何なのか、ただ1点だけに絞っていただきたい。
その事案に対するもっとも優れた解決策はなになのか。
ただ1つの結論を出していただきたい。
以上
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

4

質問・意見 改正河川法にもとづく淀川水系河川整備計画策定にあたっては、治水、利水とともに環境保全が配慮されるべきであるが、余野川ダム事業に関しても、環境保全についての根本的な姿勢転換、検討、審議がなされておらず、事業推進に従った、事業実施を前提にしたアセスメントを行う程度の対応しかなく、“ダムありき”の計画策定が進められている。こうした動きは、全く法改正を無視したものである。
  • 「ダム反対」というより、ダムが必然的に不要であることが分かる。持続可能な治水・環境保全・利水の在り方があります。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

5

質問・意見 バーロウとクラークの『「水」戦争の世紀』(2003年集英社新書)にあるように21世紀は水をめぐる戦争が世界各地で起る可能性があり、他方グローバリゼーションの結果で“公共性”の高い水の商品化の危険が増大しています。豊かな降雨量と多い山地の緑の存在によって日本人は水は安全と同様タダだと考えがちですが、この地球全体の現象から免れることはできません。私は水(淡水)は貯めるべきであると主張していますが、余野川ダムについてはつぎの諸点で建設を促進すべきと思います。
  1. 水田の減少によって猪名川流域の広い自然保水ができなくなっている。
    今後半世紀、利水(飲用水、農業用水、工業用水)の需要が増えたときに余野川ダムはそれを補う可能性が高い。長期的に水戦争の世紀に備えるべきであろう。
  2. すでにかなりの工事が進捗しており、導水路なども完成している。これまでのこうした投資と努力を中止によって無に帰してしまうことは大きい損失である。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

6

質問・意見 私は猪名川沿いに住んでいて、直接的に余野川ダムの影響は受けないかも知れないが河川が増水した場合には、下流は大きな氾濫をおこし、被害が生じるであろう。そこでダムが必要になってくる。
ひとつの調節弁としてのダムは絶対必要と思う。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

7

質問・意見 ダム中止による洪水の危険の確率より、国の財政破たん、借金洪水の危険の確率の方がはるかに高い状況です。全体としてのバランスのある施策を考えるべきではありませんか。国の財政は決壊寸前であるという認識はあるのですか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

8

質問・意見 結論としては
 余野川ダムは余野川の狭い流域の方々の治水目的のみには有効かと思われるが、この困難な財政状態においては、建設目的とは小さすぎ、より安価で、より目的に合致した治水対策で地域住民の期待にそう形で決着すべきです。
もはや目的を失ったダムを作るべきではありません。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

9

質問・意見
  1.   流域委員会(河川整備計画)の検討について
    流域委員会は、国交省の河川サイドの議論ということで、農業用用水ダム(例えば永源寺)なども含めた河川に関連する全ての事業が守備範囲となっていないのでは?
    昨今、省庁連携などとよく言われるが、依然として各省庁が既得権益の保持に注力しているように感じられる。
    もし、ダムを作りたいのであれば、もっと総合的な視野で物事を検討すべき。(経済なども含めた多視点)
  2.  余野川ダムも含めた各論の検討について
     ○建設に伴う経済効果は?⇒公共事業のあるべき論
     ○ダム自体の利用(湖面含む)は?⇒集客による地域への還元等
     等々⇒投資(建設)による効果(雇用等)、建設後の間接効果(水があることによる地域の潤い、安らぎ)、湖水利用による効果等。
     今、進めている視点での議論の限界⇒説得力のある視点での議論(決定打)を望むものであります。(泥臭い議論が必要では?)
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

10

質問・意見 新しい河川整備計画における住民参加の精神は利害を異にする流域住民が‘社会的合意’を得るためのものである。「治水」の判断は高度な専門技術を必要するものであり、住民の財産を守る観点から行政側が策定したものである。その治水を優先するか環境を優先するか、公共事業としての有益性からの判断については、流域住民が徹底的に議論し、決断をすべきと考える。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 ①前回川西市での討論会の資料では予算の殆んどは実施済となっていた様ですが、今日の討論内容では、未だこれからの様ですね。②前回では実施地域の止々呂美の方が参加されていなかったので、この方々のご意見も伺いたいと今回参加してみると「実施してほしい」のご意見でした。
これらから、水需要の不要化により
  1. 多田地区の狭窄部の開さく
  2. 絹延橋地区の堤防の強化
  3. 余野川の曲りくねった部分の開さく
  4. 止々呂美地区の道路建設
以上を急ぎ、ダムは不要と考えます。
(川西での説明の下流部の洪水対策はどうするかは別に問題は残りますが)

回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見  治水面について、S35年洪水が確率1/4,000として、稀有な洪水として扱われている。
1/100、1/200、1/4,000は、あくまでも確率計算上の話で、大差がないのではないのか。このことをもっと説明すべきであろう。(最終的に計画対象とするか、対象外とするかは、計画論の中で議論すればよい。)
 S35年規模の洪水は、今後の地球温暖化による気候変動の中で十分、起こりうることと思う。
回答  ご意見ありがとうございます。
今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

13

質問・意見 発言者のご意見を聞いて
  1. 利水は、今後とも考えなくてもよい事なのですか?
  2. 治水については、ダムをつくるより、たちまち被害の出そうな多田地区のことを早急に処理することで、まづまづよいと判断してよろしいですか?
  3. 止々呂美に今もお住いの方がこのままギセイになられないよう、地元活性化の方法をダム計画河川の問題とは別に考えることにもっとみんなの知恵を出し合いたいと思います。
    でないとあまりにもひどい。
    このままだと高齢化、人口減少になるから…というのではなく若い力を導入するには何をしたらよいかを考えたい
    (これは国交省の問題では無いかも知れないが、別のところで検討されるよう願います)
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見  結論から言いますとダムは必要でないと思います
何のために河川法が改正されたのでしょうか
21世紀まず環境を最優先させるべきと思います。

 ●●氏が提案されているご意見に賛成です。

また地元の方々には納得のいく替案を国が補償するべきと思います。
回答  ご意見ありがとうございます。
今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  1.  ダムの何十年か先の状況を知って頂くために天竜川を河口から諏訪湖まで、飯田線なり車を利用して、さかのぼられてはいかがですか。
    (土砂堆積して無用になったダムがいくつか見られます。発電に有効な佐々間ダムもありますが)
  2. 多田の浸水被害は余野川ダムだけで絶対防げず、銀橋狭さく部の開削か多田大橋からのバイパストンネルの必要性が必ず出てきます。検討継続願います。
  3. 無堤防区間が放置されているなんて言語道断です。まず第一にとりくんで下さい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

16

質問・意見 ダム一般について。海外での先行地域で果たして建設がよかったのか、とか、破壊して元の形に戻す方向に向かう現況のなかで、強硬にダム建設を推進しようとするのは時代錯誤というべき。
余野川ダムについて。治水面で、ダムを熱望する人達の立場の意見も伺ったが、ダム以外の方法で治水できる可能性を探る方が先決であると思う。
ダムを作ると川が死ぬ、ということに思いを馳せてほしい。
「山が魚を育てる」という考え方を知ってほしいと思う。
利水面で。現在、上水道は供給が十分であるということであれば、ダムの必要はないし、雨水利用を考えて、余分な浄水のためのエネルギーの節減を工夫するべき。余談ですが、私は若いときに発展途上国で暮らした折に、雨水を貯めて暮らす生活も経験し、スローな生活の大切さを認識しています。もはや、開発して、経済効率を追いかける時代ではないと考えています。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

17

質問・意見 発言者の御意見を伺って
  1. 利水については
    少子高齢社会における利水対策(利水計画)を抜本的に見直すこと。
  2. 治水については
    ダムに頼らない総合的な治水対策・治水計画を綿密に立てること
    が必要だとあらためて思いました。
    「雨水を貯める」など、発想の転換を計り、自然と共にある暮らしを実現していくことが次世代への私たちの責務ではないでしょうか?
  3. 地域のまちづくりは、自然の宝庫を活かしてプランづくりをダムによって水質悪化を招いたのではなにもならない。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

18

質問・意見 ダムを造る時にたまった土砂は、どうするのですか。
また河口の住民たちの対策は、どうなるのですか。(漁業補償等)
ダムを作った時においての地震対策は?
ダムを造る前に黒部ダムのことを考えては?
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

19

質問・意見 今日の討論会に対する意見 中間(休憩時間中)で
発言者全員の意見について。
  • ダム賛成者の意見は総じて行政側の推進計画の丸写しで計画の内部について深く検討していない。ダム建設を地域活性、振興策に直結しているが、観念的で現実性が見えない。ダム建設の基本的な必要性を理解していない。非常に情趣的な感覚で発言しているのが問題、特にイラクでの殉職を取上げ、人為的な災難と自然発生的な災難を同等に扱う無責任さ。ダム建設は地域活性化のために実行されるものではない。
  • ダム反対者の意見は、全体に説得力があり、正当性がある。ダム不要論として国家財政、自然環境、治水、利水(河川の整備等)(工事用水の水余りの問題等)、非常によく学習され、研究されていると感じた。箕面市として、第4次総合計画の1つの「水と緑の健康都市」の水がダムであるとして、ダムが中止となった場合、この計画は将来どのようになるのか。
    他市の利益のため、箕面市の自然環境破壊と財政負担を強いられることにも疑問。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

20

質問・意見 ●●市会議員より利水・治水と水と緑の健康都市、住宅建設とは別問題で切りはなすべきと云われたが、今日の住民対話討論会のタイトルは余野川ダムについてであって当然地元の長年の夢であるダム湖とその周辺の住宅建設はむしろ一体となった開発を望みます。地元の活性化。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

21

質問・意見
  •  ダムを建設しなければならないことは決定したと言っても過言ではないと考えられます。ダムを建設したからといって洪水を皆無に出来るとは言えません。
  • 水田や山林を並行して整備していく人員が多く必要となっていきます。農業専従者だけにとどまらず、雇用の確保の面でも、雇用安定の面でも、従事していく可能性を高めていく必要があるでしょう。
  • 広大な考えを集約して、理想的、未来に対する希望的な地域づくりをしなければならない。
  • 用地の確保と周辺道路が完成しつつある今、ダム本体を建設する必要がある。でなければ現在の議論が無駄に終わってしまう。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

22

質問・意見 本来、資産を守るために河川改修・ダムを建設するのだから、災害に対し備えを作る必要はあるはずだと思います。
今ある現状の中で、猪名川河川の浸水被害を軽減するには、河川改修より余野川ダム建設する方が即効性もあり、治水効果も高いと思います。せっかく買収した土地を有効に使用したらいいと思います。
ダム反対の意見の方もおられますが、1人1人説明していけば、きっと理解は得られると思います。
今回の討論会を開催してもらえる事は大変有意義に感じますが、フリートークにおいて発言者の意見に、主催者側が一般傍聴者に不信感を与える発言があったように感じました。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

23

質問・意見
  •  余野川ダムは必要(治水のため)
  • 上流や山の貯水量は少なくなり鉄砲水が出るようになる。

原因
  1. 上流余野希望ヵ丘の住宅開発、高山地区の墓地
  2. 炭焼やしいたけ原木用になら、くぬぎを切っていたが現在は行なわれなく、山の木は大木となり、又シカにより草や低い木はなくなり、地はだが出土し、雨水はすぐ流れあちこちで、山がくずれてきている。
何十年に起こる大雨に対するだけでなく、これから先は、ちょっとの大雨で鉄砲水が出るようになる。1日も早くダムを作るべきである。

回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
  今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

24

質問・意見 余野川ダムの必要性が当初は利水であったのが、川西市で行われた説明、又は今日の国側の説明では、多田地区の洪水を防ぐため一庫ダムの利水容量を余野川ダムにふりかえるため必要。
今回は、止々呂美地区の治水対策上必要の意見がほとんどだった。
  • 治水対策として両地域で具体的に考え検討案が必要
  • 尼崎での説明会の時にも意見として出したが国管轄の場所だけを考えた検討しかされていない。ダム上流の遊水池も含めダム下流から銀橋間はどんどん資材置き場化したり川幅狭くなり県事業の中にも遊水池をつくっていく検討をされていない。国の事業と県の事業を総合的に治水を考えていくべき。
  • 一庫ダムの底質は上流から(日本一のダイオキシン発生)の有害物質が埋積されている。ぜひ埋積土砂をとり適正処理し、なおかつ利水容量を増やすこと等を先ずとりかかってほしい。
  • 整備内容の調査検討を早くすることによりダムが不要という結論も出るのではないか。先ず調査をいそいで下さい。
  • 関西は雨水利用(タンクの設置等)がすすんでいないので、気持ちがあっても購入もしにくい状況を感じている。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

25

質問・意見 私は一庫大路次川のすぐ側に住みます。一庫ダムの下流です。ダムの為に川はよどみ、底にはヘドロがいっぱい。大雨時にも放水が行われ、たいへんこわい思いもします。
ダム湖には渡り鳥も来ません。
何のメリットもありませんし、ダムの為に水害がなくなる事はありません。渇水期にもなぜか水の心配もある。
もっとお金をかけずに身近に対処法があるはずです。
ダムはもう時代おくれでしょう。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いしま

26

質問・意見
  •  勇気ある撤退が必要である。
  • これ以上自然をこわしてはいけない
  • 各地に遊水地を計画的に作っていくことが大切
  • 山に植林、山の保水力をたかめる、雨水利用宅地開発をストップすることが大切である。
  • 地元の住民への保障考慮すべきである。
    移転するか、地域にとどまって自然との共生をえらぶか、えらんでもらう。
  • 住民というもののとらえ方、せまいとらえ方で止々呂美の住民、そしてもっと広くとらえた地域の住民の意見、どちらも大切に。
    しかし感情的にならず客観的にとらえていきたい
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

27

質問・意見 銀橋狭窄部の開削を当面しないという理由が薄弱である。余野川ダムを作りたい理由としてくっつけたような感がする。多田地区は遊水池として位置づけられているが、現在は田んぼも消滅し、宅地化され実質的には遊水池とは言えない。銀橋付近は流路も急に曲り、橋の下に大きな岩がじゃまをしている。又、旧のせ電の鉄橋あとも残っており不自然な状態である。したがって下流の整備をしながら段階的に開削をして多田地区の洪水を防ぐことに着手すべきと思います。ただこの場所は西行の歌に歌われた鼓が滝という景勝の地であるため景観に配慮すべきでしょう。
ダムは大規模な自然破壊であり、利水の目的が失な####た今、財政の面からもやめるべきと思います。

※「####」部分は判読不能。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

28

質問・意見 水が余っているとの事ですが、毎年どの程度過ジョウになっているのかデーターが有れば知りたい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

29

質問・意見 治水対策をダムのみに依存すべきでない。
理由
ダムの必要性は理解できますが、多くのダムが上流から土砂が流れてきて、ダムがうまります。ですから次々とダムが必要となっては困ります。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

30

質問・意見 討論会において留意してほしい内容を書いておきます。

建設推進派の方へ
  • 洪水発生時の原因についてものべて下さい。
  • ダムによる地域活性で描かれているイメージはどのようなものなのでしょうか
建設中止派の方へ
  • 地域の方が期待されている地域活性について具体的な方策はおありでしょうか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

31

質問・意見 猪名川は、大都市を流れる自然豊かな川である。
都市に居住する子供にとって、川は今唯一ふれられる“ほんものの自然”である。
一庫ダムはそれをかなりこわした。
今、また、支流の余野川の水量をへらし、猪名川下流の水量をへらそうとしている。
住民もそろそろ人間のためにだけ川を利用するのでなく、生き物のことを考えてほしい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

32

質問・意見 各方面に関して数多くの意見は当然あるも、まず第1に原点目的を考える事。
平和ボケした戦後60余年の現在、生活の源は水の対策。一部の他・外国による対日本国に政策件地辰や戦・天災に対応すべき水対策。電気がなく水道水(上下共)が急に止まった場合、神戸地区の災害結果、当時主んど何も対応対策が無策であった。緊急時に政府も各県府、市全面的に就知の如く無策であった。他に頼らず出来る過り各自各家庭で自家用、電気発生機、地下水の確保、冬は暖く、夏はひやこいが必要である。
はき違った行政の地下水に対する行政きせいの中止等行うべきである。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年1月25日 箕面会場 第2回討論会

1

質問・意見 議論が専門的な数字とかで要は余野川ダム本題が賛成か反対かを議論してほしい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

2

質問・意見 15:15から16:30の時間では地元の地域活性化と云うテーマで出来るだけ多くの時間をかけ議論して戴きたい。

余野川ダム反対の方に聞いてほしい。
中止するなら今の土地は今後どのように利用するのがベターと考えているのか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

3

質問・意見 属性には物理と生物があり、水には酸素と水素があります。燃料電池を開発するには水の酸素と水素を反応させますので、水が必要ですのでダムが必要です。地球温暖化では、温暖化効果ガスも発生します。温暖化対策として水や緑化対策も必要です。池田市、箕面市、川西市、伊丹市、猪名川町、豊中市、尼崎市、綾部町、一庫ダム周辺、余野川ダム周辺の水(治水、利水)の利用はどこからの水配管しているのでしょうか。一庫ダムの水の容量を増加して、余野川ダムでも貯水して一庫ダムからも余野川ダムにも水の配水をして、余野ダムの水の容量を増加して、池田市、箕面市、川西市、猪名川町、豊中市、尼崎市、綾部町、一庫ダム周辺、伊丹市、余野川ダム周辺への水配管した水の利用(治水、利水)の水道水が必要です。下流(一庫ダム)の川西市多田地区、余野川ダム地区の下流の洪水や浸水を守るためにも堤防を強化して安全対策をした余野川ダムが必要です。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

4

質問・意見
  •  財政の事は重要な問題ではない。必要なものは造らなければいけないし、不必要なものは造る必要はない。造るにあたって節約は当然である。
  • 被害総額の議論は無意味。その根拠になる数字の算定が同一でない。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

5

質問・意見 多田地区の狭窄部ばかり問題とされているが、細河小学校横に過去の水害標識がある。約1.5mの高さまで水がつかったとあり、多田地区とは関係なく、余野川が原因と思われる。
99年の大雨時余野川が増し、国道に川の水があふれ、又、家までもう少しでつかるほどであった。
ダムに反対される方々は、止々呂美や余野川の近くで住み意見をのべていただきたい。
  • ●●様へ一言
    止々呂美も箕面市です。止々呂美住民の生命財産はどうなってもいいのですか?
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

6

質問・意見 どのような方法であれ、河川の氾濫(1999年6月は浸水ギリギリ)、
 ∟本当にこわかった。

渇水を防いでほしい。
 ↑
本当に心配した。

何のために高い所得税、県民税、市民税、固定資産税、都市計画税等々を支払っているのか。
 真に必要ならばダム建設に賛成する。
 安心出来るならばダム建設に賛成する。
 しかし、自然を破壊しては必ず天の裁きが下ると“信じて”いるので、その点のアセスメントについては重々にお願いしたい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

7

質問・意見 はっきり言って余野川ダムは必要ありません。
むだなものに高額な建設費など考えられない。建設したい為にダムを建設するだけでしょう。治水・利水の為にも必要なく、浸水被害対策は他の方法で充分。
途中であっても引き返す“ゆうき”が必要。
くさいものにフタをするだけのダムは今すぐ中止すべきでしょう。
建設されてしまってからではもうおそい。
国土交通省ははっきり中止発言する時です。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

8

質問・意見 銀橋狭窄部を段階的に開削すべしとの意見を前回出したが治水の面だけでなく、ダムが大規模な自然破壊という面をもっと考えるべきである。
ダムが出来れば下流の水量がへり、水質悪化はもちろん、あゆや魚類への影響、又、生そくするホタルにも重大な影響があるものと考えます。
今まで、お金をつかったからやるべきでなく、勇気をもってやめる決断をして欲しい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 地元の方のご意見はもっともと思いますが、ダムに頼らない方法を今こそしっかりと議論し検討するべきと思います。その為には地元への説明を(特に今なぜ見直しが必要なのか)しっかりと国が納得してもらえるまで行うべきです。
まず地元への説明をしっかりするべきです。他人ものだから反対している訳ではありません。
もっとも良い方法がかならずあるはずです。
もっともっと検討するべきです。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 箕面市に在住する者として。
余野川ダム建設によって得るもの、失うもののバランスを考えると、余野川の治水はダムに依存しなくてもよい。(河川の整備、すでに完成に近い導水トンネルを洪水の際に川のバイパスとして利用出来る等)ダム予定地の現場は日本でも有数の里山であり、箕面市のみならず大阪府のグリーンベルトとして将来、子孫に残すべき大切な、(人間)にとって財産である。
21世紀を自然の生態系をしっかり守りたい。
猪名川の治水は私達箕面市民にとって、この財政ひっぱくの折、箕面市に利益をもたらさない事業として(自然)環境破壊Noの立場として建設は中止を望みます。地元止々呂美の住民の方達の苦労は行政側の責任としたい。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 ダムは反対です。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 本日の討論でも明らかになり(ファシリテーターも殆ど認めたように)トドロミ地区の治水には余野川ダムは不要であるが、トドロミ地元の人たちは「水と緑の健康都市」のためには余野川ダムが必要と言われる。
基礎原案にもこのダムが、余野川沿岸の治水に資するものとも記されていない。
それでも整備局は「水と緑……」のために余野川ダムを推進するのですか
回答 ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 基本高水が高い、計画を想定している雨も大きすぎる。想定数値が過大。
多田の銀橋部分の開削を急いで行うべき。ここの開削がなければ、大雨時の多田盆地での内水被害は回避できない。余野川ダムに利水容量を振りわけても回避できないのではないか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 討論で発言者の意見をお聞きしたところ、余野川ダムを建設する現地を知りつくした上でお話しされているようには思われません。
対話討論会の円卓会議に参画された発言者だけでも現地を見学して現況を視察見学された方がよいと考えます。
是非、近日中の暖かい春季に開催して頂きたく考えますが、いかがでしょうか?
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 昭和52年よりこの余野川ダム計画が始まっているとの事。約25年前に今さらタイムスリップすることは出来なのが本根だと思う。
しかし、1/4世紀は、世の中の流れを大きく変えている。利水・治水・そして環境問題が入ってきてダムを作ることは、簡単でないことがよく分かります。
現状に合った計画をもう一度ねりなおし、接中案でもってダムの施工すればいかがとか思う。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダムはこれまで、 ①猪名川下流部の浸水被害軽減、②阪神水道企業団及び箕面市に対しての水道水の供給、③既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保、を目的に事業を進めてきました。現在、河川整備計画策定のため実施している余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 止々呂美の地域開発、活性化については、地元の代表者の熱心な発言により、一定の理解ができたと思う。
治水の考え方について、もう少し解り易い説明、納得させられる説明ができないものかと、自分も含めて、工夫していきたいと考えています。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年8月21日~9月4日まで

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質問・意見 私、個人の関心事に依って猪名川・六甲山系に関心を持っています。母親が富士山のふもとで私を産み落として60年です。(すでに死亡)近くに六甲山と甲山が目の前にそびえているのを感謝しながら育ちました。
ダム建設について言えば
 ①地盤がもろくなる
 ②雨や洪水など役に立たない
 ③一度工事したら二度目は破壊
 ④耐久性
            以上です。
ダムより緑の植林の努力とか国立公園化するとか他にあると思います。勿論、ダムを含めた環境の事です。
以上
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年9月5日 川西会場 説明会

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質問・意見 将来の地球ビックバンを起こさせないために、世界の国々と協力して、世界の国々の地熱調査対策、地形・地質調査対策、地球の地軸調査対策、宇宙と世界の気象変動対策、宇宙と世界の国々が二酸化炭素予防対策として、宇宙と世界の国々は地球環境を守る対策、宇宙と世界の国々は宇宙環境を守る対策。宇宙と世界の国々は地球生命を守るために、地球に花と木を植えて、大きな木は酸素を吸収する「酸素の吸収時刻」のための緑の対策と水の確保と宇宙。地球の防災対策と安全保障を宇宙と世界の国々は協力する対策が必要です。余野川ダムを建設して水の確保と木と花を植えて防災対策が必要です。
宇宙と地球の気象変動のための洪水対策の防災対策の危機管理対策の強化した対策も必要です。
水の酸素と水素を反応させた燃料電池を開発するために水の確保と一庫ダムから余野川ダムに水の配水して、余野川ダムの水のの容量を増加して、池田市、箕面市、川西市、猪名川町、吹田市、豊中市、尼崎市、伊丹市へ水配管した水の利用(治水・利水)の水道水が必要です。木と花も植えて、大きな木は酸素を吸収して、「酸素の吸収時刻」のため緑の対策と水の確保で地球生命を守る防災対策と気象変動対策が必要です。
水の確保はカヌー競技がオリンピックに出場するために練習するための水も必要です。増子化対策として、子ども達がカヌー競技の練習するための水の確保のためにも余野川ダムが必要です。ダムと水の文化と木・人をつなぐ伝統の博物館も必要です。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。 
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年9月6日~9月10日まで

1

質問・意見 余野川ダム建設に賛成
  1. 地球温暖化に伴い雨水量の予測ができなくなってきており、余野川流域の安全度は、余裕を持つ必要がある。また、予測以上の降水量があった時には、避難するための時間が必要であり、緩衝的役割としても余野川ダム建設は必要である。
  2. 水質浄化には河川の植物、貝類の生息が大いに関係あると言われる。
    いくら河川を植物、貝類の生息できる状況にしても、たびたび大洪水が発生すれば生息していた植物、貝類は流され、水質浄化はできなくなる。また蛍やその他生息する動植物も流され、元の状態に戻るには長い時間が必要となる。多くの障害となる大洪水の発生を抑えるため余野川ダム建設は必要である。
  3. 余野川ダムは淀川からの府営水道で十分で利水の必要性がなくなったといわれるが本当でしょうか。近年、東南海地震発生が叫ばれる中、淀川からの長い配水管は本当に大丈夫なのでしょうか。また、近年の一庫ダムの取水制限をみても、自然の力は人間の計りしれないものがある。この自然の脅威には余裕ある備えが必要だと思う。(ダムは簡単に作れない)ゆえに余野川ダムは今、建設の必要がある。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダム貯水の利水について
  1. 北山川の流域面積は余野川本川に較べ小さい
    洪水時の貯留水の濁水の長期化が想定されます。対策は考えていますか?
  2. 余野川ダム貯留水の自然入替サイクルは何日かヽるのでしょうか?シュミュレーションは?
  3. 貯水池の富栄養化は避けて通れない課題だと考えます。これに対する対策は?
※一庫ダム供給源の水道水は夏期、臭います。現在も少し臭います。

回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 山歩きする時、時々、コンクリートに囲まれた巨体なダムを目にする時があります。それは生活に必要性と安全性が高いと言われてあきらめていましたが、その巨大な水のかたまりに思わず引きこまれそうになります。思わず、この水の底には事故車、自殺死体、他殺死体等が沈んであるのではないか、そんな思いがします。それは余りにも寒々とした殺風景なグロテスクな物で魔のさす瞬間があるのではないかと思います。昨日のお話しでは、多田地域の狭窄部を切り開き、下流にため池、水田の利用他 学校の利用はかなりの生徒に危険性があるのではと思っていますが、下流の堤防の強化又は新工法の工夫度をすれば、人の生活に情操性的にも食生活に於いても豊かになり、安全性と経済性を得る事が出来るのでは。
苦、堤防に桜を植えたのは、知らず知らずに楽しみ乍ら堤防の土をかためるためと聞いております。水のせせらぎ 自然の植生の豊かさを取り返して、つまんないバカ騒ぎ(パチンコ・カラオケ・競馬他)日々を過す人々が少なくなる様ななればと思います。生活の目をもう少し自然の方向へ向く様な余野川ダムの施策が出来れば、これからの河川、ダム建設の手本になる様な施策を望みます。人間の生活が情緒的にも経済的にも機能的にも豊かな都市河川の身近かな発展のある施策を望みます。よろしく。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年9月11日 尼崎会場 説明会

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質問・意見 先行工事が既成事実となっているため 代替案の検討結果の説明に充分な説得力が無い。
流域委員会の「ダムは原則として作らない」との提言を重く受けとめ、先行工事を既成事実としないだけの見識と勇気を持って対処してほしい。
依然として「水の需要増加がある」との前提をしている。これまで節水、人口減などから需要増はないとの予測がある。水需要の今後について最近の考え方、数値予測を示していたヾきたい。
ダム本体工事以外はほとんど着工・完工しているが、これは既成事実を作ってしまう悪しき手法だと思うが、なぜこのような部分着工、先行工事をする必要があったのか?
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダムはこれまで、①猪名川下流部の浸水被害軽減、②阪神水道企業団及び箕面市に対しての水道水の供給、③既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保、を目的に事業を進めてきました。現在、河川整備計画策定のため実施している余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年9月12日~10月2日まで

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質問・意見 余野川の一支流で無名に近い北山川に設置されるこのダムは、流域面積が極めて小さく、(約20km2)自然水を貯えるダムとは考えられない。常緑樹が少く、落葉樹帯であり、年間平均雨量も全国平均(1,800m/m)を下廻る(1,500m/m)であり、貯水能力が少いことは明白である。従って余野川本流のある地点で導水用の堰を設け、余野川の水を導水する計画のようですが過日(9月5日)の説明会では、導水の取水点、導水管の規模等の説明がなかったと思います。(質問をしたかったのですが、時間切れで出来なかった。)
  この導水管の規模(容量)が、猪名川下流や余野川の洪水被害の軽減に大きく関係すると思われます。余野川の洪水流を軽減する丈の水量をダムの方に回避する事が出来るのかを明確に説明されたいと思います。
「声」の中にも余野川の治水に効果を期待されている意見が多いのを見てもこの辺の説明が、欲しいのです。又、ポンプ場迄の導水路について、池田市北部のこの地域は土質が悪く、水田に適していないために、畑作や植木生産が行なわれている地帯で、伏流水となり易く、導水路としては問題があると思います。余野川は過去に改修された形跡があり、現在の合流点も改修后のものと判別できます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見
  1.  説明会配布資料9ページによると「多田地区の浸水被害を防ぐには、狭窄部の開削が有効であるが下流部の破提危険性が増大する。」とある。
    破提の危険性のあるところを強化改善するのが先決ではないか。狭窄部の開削にそなえて。
  2. 同じく「余野川ダムは下流部の浸水被害を軽減する。」とある。当初(2003年時)は、猪名川上流部(多田地区)の浸水被害軽減も目的に入っていたのにそれが欠落している。 やはり 下流部の破提危険性のあるところの強化改善が先決ではないか。
  3. ダムが出来てしまうと、河川管理者はダム崩かいの危険を防ぐため、予想以上の雨量があった時、沢山、放流します。
    2年前の神奈川県の河原での放流事故を思い出します。
    そのような事態が余野川ダム下流(放流先から吉田橋附近)に起こりませんか。検討してください。
  4. 止々呂美地区の発展は、国道423号バイパストンネル開通で少し改善されると思います。交通が便利になると逆に人口が流出する恐それも出てきますが。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダム計画と猪名川流域治水などについて

 持続可能な安心のまちづくりを目指し、更に市街化9%を見直し計画高水を抑制し、治水・利水・環境・コスト・雇用に役立つミニダム(雨水活用)などの総合治水で、抜本的な流出抑制策を推進する。堤防補強と築堤を緊急に行い、銀橋狭窄部の整備を進め多田地区水害をなくす。県猪名川区間と府余野川は、整備水準を公開し総合治水対策を推進する。過大な需要予測と水利を見直す。超過洪水によるダム激災害から市民を守るためダム計画を見直す。高齢者などの命を守るソフト対策や被災者支援を改善するなど、安全・安心のまちづくりが求められています。
 ダムと水没により小動物の生息条件である自然と里山のつながりが失われ、絶滅の恐れのある野生生物等に壊滅的な影響を与え、流れる土砂量のバランスよく淵や瀬ができた環境を無視した大規模開発による涵養水の枯渇と、ダムによる河川環境の変化が問題です。ダムに堆砂がすすみ流れ込む有機物の木々等の腐敗が進み、ヘドロが沈積。平常の流れが極度に低下し中小洪水が激減し、川底の土砂や沈殿物が洗い流されなくなり浄化が減少、砂礫等に泥やヘドロが付着し、生物の生息環境が奪われます。湖底ヘドロが流出すると川に沈み積もり溜まり、清流が消えるなどの環境影響問題は甚大で、モニタリングの範囲を超えています。
 地球環境を足元から守るために、雨水の有効活用を時代にふさわしい検討を行うことが、社会の進歩と発展のために求められています。約1500ミリの雨を暮しから拒否し、治水ダム計画が進められていますが、市街地の屋根や敷地に降った雨水を、検討されている総合治水を発展させ、タンクにためる無数のミニダム(雨水タンク)を猪名川流域に国策として実行可能で有効な方法として導入すれば、これ以上の余野川ダム建設はいりまん。
 学校や工場、団地、住宅などの自前の水源として、集めて貯めてトイレ用水や洗車・植木への散水等に使って地下に返すと、水道使用量も節約できます。地元企業向けで雇用効果も大きな仕事で、一石数鳥の投資効果が期待できます。ミニダムを地球環境にやさしい壮大な猪名川モデルとして成功させるよう検討に加えて頂きたいと思います。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 相当の予算が執行済みであるものの、一庫ダム対応や流域対応を真剣に考え、充実、活用することで 余野川ダムは建築するべきではないと考えます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 生ゴミを再資源化することに取り組んでおります。
ダムの水圧を脱水目的に利用出来ないか知り度い。
汚水の浄化に必要な微生物は当NPOにて完成しており川西市における生ゴミの減容化に協力出来ないかと期待しております。

ちなみに、水田1反当り利用する生ゴミの量は脱水状態にて約400kg程度です。
川西市の年間発生する生ゴミを市内全ての水田に使用しますと、年間発生する生ゴミは「0」となります。

又、水圧を使った小実験も出来るでしょうか。子供達への夢も必要かと存じます。
以上
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 「意見」というよりは「質問」です。

関係者はもとより、住民の皆さんも含めて、数年間膨大なエネルギーを費して“出来る限り早い時機”を目指して「淀川水系河川整備計画」の策定に向けての様々な努力がなされていることに敬意を表するものです。
では、この「淀川水系河川整備計画」は、一体いつごろに正式なものが策定=決定=されされるのか?可能な限り具体的な目標期を教えてください。
以上
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダムが流域の人々の治水のために、どうしても必要なら、川西市民の私が口をはさむことはありません。
しかし 川西市多田地区の水害防止のためなら、別のより有効な方法を考えるべきです。
 特に昨今の水害は、局地的な集中豪雨によるもので、今年の福井や徳島のようには、地理的にもこの辺りは雨は降り続きません。
余野川ダムが多田地区に効果があるかどうかは疑問です。
 また 利水については、もうダムを必要としないと聞いています。
 莫大な税金を使い、貴重な郊外の自然をこれ以上破壊しないで下さい。
 日本中、どこも かしこも赤字です。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見  9月5日の説明会でお話を聞きました。
 なぜ、箕面市の余野川に計画しているダムについて川西市で説明会が開かれるのかわからないままに出席しました。多田地区の洪水を防ぐために余野川ダムが必要との論旨になんだかしっくりと頭に入ってきません。今までそんな話は1度も聞いたことがなかったのです。それが、今になって突然川西市の多田地区の洪水を防ぐために余野川ダムが必要といわれても、川西市のために箕面でダムを作ってくださるとは有り難うございますなんて言えません。なんでこうなるのと不思議でした。
 当初の余野川ダムの目的はと質問されたときに、係員が駆け寄って個別に説明されたのもなぜと思いました。

私の疑問に思ったことを述べます。
  1. 先日の新聞でも淀川水系流域委員会のダム専門部会で予定のダムは余野川ダムも含め利水としては必要なしとの結論になったと報道されていました。それなのにまだ、住民の意見を聞く必要があるのでしょうか。
  2. 一庫ダムの池田分取水量を余野川ダムに代替えするとのことですが、大阪府営水道や工業用水などの需要が減少していると聞いています。そちらとの代替えも考えられるのではないでしょうか。
  3. 先日も友人と現地を見てきました。緑豊かな里山地域です。その自然生態系を破壊し負荷を与えるダム事業は必要なのかがどうしても腑に落ちませんでした。
結論として
  • 多田地区の洪水防止と称して多額の税金を使って箕面の貴重な里山を破壊して余野川ダムを作ることには反対です。
  • 洪水対策は、環境負荷の少ない複数の施策を組み合わせ総合治水に取り組むようにしてください。
以上

回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダムはこれまで、①猪名川下流部の浸水被害軽減、②阪神水道企業団及び箕面市に対しての水道水の供給、③既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保、を目的に事業を進めてきました。現在、河川整備計画策定のため実施している余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年10月3日 川西会場 第3回討論会

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質問・意見 先日、ダム予定地を見学に行きました。
導入路の基礎工事をしている所では、ガードマンのおじさんに道を聞いたところとても不親切でした。
何をしているのかと聞きましたら「あんたらは 何も知らんでいい」と何も教えてくれませんでした。

そんなに 私共 住民に 秘密に しなければならない程悪いことを しているのですか
もっと 状態や 情報を公開すべきではありませんか。
ガードマンだから と 言われるかも知れませんが、民間の会社では 許されないことだと思います。

計画についての意見ではありませんが、一言。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 止々呂美地域では渋水になり、死亡者が出ました。異常気象で水不足の時は、川西市も水が必要になります。日本とアジアが統合した時には、水が必要になります。摂津地域全体を考える必要があります。余野川ダムの底が見えて、酸素が循環できる余野川ダムが必要です。
自然体系の循環には、治水効果の川と農業が協性した生活や、花と緑の循環と渋水を防ぐ防災対策と堤防を強化した余野川ダムが必要です。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 これまで、30年以上にわたり待たされ続けた上に、止々呂美の村と何ら関係のない者たちの勝手な議論のせいで、事業の凍結状態が続くようであれば、これ以上は我慢ができません。
中止であれば、中止で結構、我々の本心として早く結論がほしい。
そのかわり、中止となれば、自由な開発もままならず、今までの不便を被ってきたことに対する補償はしてもらう。
これだけは絶対に譲れないことを、強く申し入れておきます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年10月4日~10月9日まで

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質問・意見 10月3日の「余野川ダム住民対話討論会」参加時の感想を述べます。結論として、このような討論会はこれ以上行っても無意味だと思います。国土交通省は即刻方向性を示すべきだと思います。以下に理由を示します。
  1. 意義ある討論の欠如
    反対意見を理解する努力が希薄。現実を無視(知らない?)した理想論が大半。
    広域視点論と局地視点論の混在。法律軽視、好都合データ偏重による自己主張。
  2. 悪影響の深刻化
    結論引き延ばしによる沿川住民への被害。過去データ固執、未来予測軽視による不安。事業停滞・調査検討による計画外投入税金増大。
  3. 自然保護に偏重
    土地は第一義的には所有者又は当該地域の生活向上、発展の為、次いで沿川住人、最後に広域エリア住人のために寄与すべきもの。この順序を無視し、且つプラス面のみに視点をあてた議論。自然再生議論の欠落。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 10/3、川西会場で討論会を聞いて申し上げたいこと
  1. 銀橋より下流の神崎川との合流点までの破提の恐れのある部分の堤防補強がすすめられることに敬意を表します。
  2. 余野川ダムに限らず治水に関しては、去る7月28日(水)の朝日新聞、夕刊にけいさいされた『窓』らんの意見に賛同するものです。
  3. 三重県宮川村の台風21号による土砂崩れが指摘されましたが、人間が植林した針葉樹林は近年、手入れ不充分で間伐されず、落葉樹林のように冬季に葉が落ちて日光がさしこまず、下草もはえないので、保水力や地面の崩落防止力が低下しています。
    余野川ダム湖底に沈むところは落葉樹林が多く余野川上流も含めてその心配はないと思います。
  4. 止々呂美地区の活性化について
    1. 余野川ダムが出来て本当に活性化するのでしょうか。
    2. 「水と緑の健康都市」計画は、府財政、箕面市財政からは、どう考えても取り組める見込みがありません。
    3. 残るは、国道423号バイパストンネルの完成と第2名神高速道路のインターチェンジですが、後者は道路公団民営化のあおりで見通しがたちません。
  5. ダムの放流操作について
    猪名川水系で、一庫ダムと箕面川ダムは、相互に連絡をとりあって、放流操作をされているのでしょうか。近年一庫ダムの水位減少が夏に話題になりますが、放流操作の運用が適切にされているとは思えないのです。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 余野川ダム計画は新聞の折り込みで知りました。猪名川流域に住んでいることと、以前から長野県の脱ダム宣言に関心があったことから9月5日の説明会、10月3日の住民対話討論会に参加いたし、僅かながら余野川ダム計画の概要を知ることが出来ました。参加前は何のためのダムだろうという疑問が頭の中にありました。種々お話を聞き、ダムの主目的は治水であり、地域の安全確保にあると感じました。
 平成9年に河川法が改正され、ダム建設に対して、河川環境の整備と保全、及び地域の意見を反映した河川整備が導入の結果、種々の説明会、討論会が行われていると伺いました。しかし、昭和55年 実施計画調査開始から四半世紀が経過した現在、最終結論が出されていないことに、一抹の不安を感じる次第です。
 法改正にあっては、附則で施行日が定められ、それ以前に着工したものは適用しないということが一般的と理解しています。改正河川法がどの様になっているのか分かりませんが、若し上記の様な附則があれば、治水に的を絞り検討してはいかがでしょうか。
 一庫ダムの対応、流域対応だけでは、狭窄部上流の浸水被害が解消できないとして、狭窄部の開削、更に下流対策として余野川ダムの効果を検討する方向になっている様に思われます。ただし、一庫ダムの対応中、ダムの嵩上げ案が取り上げられていますが、既設のダムを高くして貯水量を増加させた場合、水圧によるダムの強度は問題ないのでしょうか。
 狭窄部開削により、上流地域の浸水被害を軽減し、また猪名川下流の洪水被害の軽減を余野川ダムによらず、心配される部分の護岸工事で行うという方法はいかがなものでしょうか。
環境問題も、ダム方式より少しは軽減されると思われます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダムはこれまで、①猪名川下流部の浸水被害軽減、②阪神水道企業団及び箕面市に対しての水道水の供給、③既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保、を目的に事業を進めてきました。現在、河川整備計画策定のため実施している余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年10月10日 箕面会場 第4回討論会

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質問・意見 現在、近畿地区に整備されて来た、既設の水開発施設が人々の生活の利便性、楽しく長く生きることができるなど、今は目に見えていないけれども人間の生活の改善に寄与していることを客観的に前段で一般のフロアの方々へ説明されるといかがでしょうか。
一般にダム悪用論になっていますが、今までの生活改善に寄与してきたことをまず、一定評価をしてから次の議論に入ることが必要と思います。その上で、継続・中止などの結論へと進むことが良いと思います。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

意見・質問と回答

平成16年10月11日~

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質問・意見 賛成派の方々の意見を聞きますと、緑と水の健康な町と言う、住宅開発的な現代的な発想の豊かさと言う「絵に書いたモチ」の様な考え方に固っているのではないでしょうか。
これから少子化が始まります。住宅開発を必要としているでしょう。
国からか府からか誤った考え方を正す事を許さず500億円とか1000億とかの税金を出して頂きたいと思っている様です。
猪名川町 能勢地域には、やり過ぎの様な住宅開発でかなりの人々がローン地獄・通勤ストレスで不幸になっている様です。国をツツキ廻して税金を出して頂き、その税金に見合う豊かな幸せな生活が国民に返す事が出来るでしょうか疑問です。
今、日本には公共事業のいき過ぎあります。タンポポ等咲かせておけばよい様な余り人も通らない所に道路が出来ていて、殺風景な心の持主の様な人間をつくている様に思えます。
ダムとかその他、地方が都市化すのでなく、そこの地方のよさ、真の豊かさをのばす、考え方して、猪名川流域全体の幸せを思いよく考えて頂きたく思います。猪名川開発でかなりの人々が美しいキャッチフレーズ コマシャルにひかかって不幸せになっている現状があります。キラキラだが幸せと思うのではいけません。治水・利水と共に余野川地方の豊かさをもう一度考え直して頂きたいと思っています。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 国土交通省 近畿整備局 猪名川総合開発工事事務所、猪名川事務所様へ
意見書 災害事前管理(マネジメント)を実施し、総合的な防災対策

 長期的展望に立った防災治水は、皆さん全員の一致しての意見であり、その手段として堤防強化や森林対策は一致し、ダムで賛否が分かれました。今年の水害は、特に激しい雨が災害の主な原因ですが、その被害実態を見ると、防災治水にハード、ソフト両面の全面的な見直しが浮上しており、私は、皆さんの対話討論会を通じて到達した長期的な展望に立つ検討に大歓迎を表したい。
 水害の危機管理を事前に想定するには、それに関係する防災治水システムを全て知る人はいない、そのシステムの部分しか知らないから、防災治水のマネジメント(事前管理)をおこない、水防計画などを住民本位に充実することを、異常気象による今年の水害は教えているようである。猪名川にあてはめると、雨水の流出域や洪水の氾濫域での流域対策、森林整備と、治山治水対策、丘陵開発などの土地利用での乱開発中止、あふれても破提しない堤防補強などを、防災治水ハード対策の基本とする。超過確率洪水でも、浸水は最大1mにおとす、堤防や水門、排水ポンプなどの役割を明確にしたハード面の防災治水マネジメント(事前管理)を行うことが求められていると考えられる。
 更に、長期的には、計画をオーバーする今年のような超過洪水が当然起こりえると考えられ大洪水は避けられません。その時のために「溢れる側」の命を守るために、人命の総合的な安全を追求する。生活と暮らしの被災に対する、公的支援と保険などの減災情報ソフト防災治水を全面的に検討することが必要である。河川審議会提案の「洪水氾濫を許容する治水の」ソフト対策の具体化、改定水防法の一層の具体化が大切です。水害を知り弱いところを知り対策を立て、ソフト対策で人を助ける情報を自治体の市町や府県、住民と共有することです。
このために、「水害に強い地域づくり協議会(仮称)」は、その体制と進め方には、自治体での具体化には住民参加の地域からソフト面の防災治水マネジメントを行うことである。是非、ハード面とソフト面からの防災治水マネジメントを検討に加えて頂きたい。
 巨額を要するダム計画には、長期的な問題として計画降雨をオーバーする場合が避けられません。このとき、ダム治水を前提とする川も大洪水で住民の非難がはじまり、洪水があふれ始める。流入量と放流量が同じになりダム効果がゼロになる。その後、ダムで水害を守る地域等では、避難が始まったところに大洪水が押し寄せてくる、ダムがないときよりも大きな大災害は避けられないもののようである。このリスクを考えると、長期的にはこれ以上のダム建設は要らないのではないでしょうか。
回答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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質問・意見 本年、9月、10月にかけて、余野川ダム計画の説明会ならびに住民対話討論会(川西会場及び箕面会場)で、住民の方々のダム建設に対する意見を拝聴いたしました。必要であるとダム建設を望まれる方、ダムは必要ないと建設に反対される方、様々だったと思います。
私の考えは、説明会が終了した時点で意見として送付いたしました。これで“よし!”と思っておりましたが、先日の台風に伴う豪雨で、各地で多大な被害があることを知り、遅ればせながら、筆を取りました。
10月19日のNHK午後2:00のテレビ「お元気ですか、日本列島」中、“台風21号による被害検証、ダムも無力に!”と題して、三重県宮川ダムは雨水の流入量が多くなり、このままでは、ダムの決壊につながると、放水量を多くしたため、下流部の水量が多くなり、多数の家屋が浸水した。
結果として、地域を保護すべきはずのダムは何の役にもたたなかった。大雨に対し、ダムは無力であったと報道されています。
一方、台風23号では、兵庫県豊岡市では、円山川が増水してきたため、増水を抑える目的で円山川に流れ込んでいる支流に設けたダムのゲートを閉じたが、その効果もなく、円山川が決壊したと報じられています。流量を調整する目的であったダムが、その役目を果していなかった例から、“利水に対してダムは有効であるが、治水に対して必ずしもダムは有効とは言えない”と思われます。地域の安全を確保するには、“余野川ダムの建設より、河川の堤防を強化すべき”と考えます。
回答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。