近畿歴史まちづくりサミット

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平成29年9月23日(土・祝日)、滋賀県彦根市の彦根城博物館において、「近畿歴史まちづくりサミット in 彦根」を開催しました。

本サミットは、近畿地方における歴史的風致維持向上計画の認定都市や歴史まちづくりに熱心に取り組んでいる都市の関係者が一堂に会し、各都市における歴史まちづくりに関するこれまでの取り組みや成果、今後の展望などを発表することにより、歴史文化資産の宝庫である近畿地方において歴史まちづくりの機運を高めるとともに、観光振興など歴史まちづくりに関する取り組みをより一層強化しようとするものです。第1回を京都市、第2回を斑鳩町において開催し、今回が3回目となります。

当日は地元彦根市をはじめ、各地から152名の方々が来場されました。
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サミット
サミットの冒頭、主催者の池田 豊人 近畿地方整備局長と大久保 貴 彦根市長から開会挨拶があり、続いて、松坂 浩史 文化庁地域文化創生本部事務局長から来賓のご挨拶をいただきました。次に、越澤 明 北海道大学名誉教授より、「全国的な歴史まちづくりの成果と今後への期待」と題して、基調講演を頂きました。

その後、西川 幸治 京都大学名誉教授をコーディネーターに、越澤 明 北海道大学名誉教授、大久保 貴 彦根市長、山本 正 宇治市長、前田 和昭 湯浅町まちづくり企画課長をパネリストとして迎え、「歴史・文化・伝統を守り育てるまちづくり」をテーマにパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは、それぞれの都市の歴史、文化、伝統を活かしたまちづくりに関する取り組みを発表していただき、まちの個性や魅力を引き出すために、次の一手としてどの様なことを目指して取り組むべきか活発な議論が行われました。
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続いて、博物館内にある伝統の能舞台で、彦根ほへと狂言会による「こども狂言」が披露されました。彦根市には、維持・向上すべき歴史的風致の一つに、井伊家に伝わる大名文化として狂言があり、地域の伝統文化である狂言を、小学生達が声を張り上げながら堂々と演じる姿に、会場内は大きな拍手に包まれました。最後に、来年度開催地の湯浅町から挨拶を頂き、惜しまれながらサミットは閉会となりました。
近畿地方整備局では今後とも、各都市と力を合わせて、歴史まちづくりの発展・推進に努めて参りたいと考えております。



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