砂防学会研究発表会及び現地研修会において情報発信を行いました

(平成29年5月24日~26日)

平成29年度の砂防学会研究発表会が奈良県で開催され、全国から砂防分野に携わる研究者や民間事業者、行政関係者等、約1000名が集まりました。この機会に、紀伊山系砂防事務所、大規模土砂災害対策技術センター、連携して調査研究活動を進めている和歌山県土砂災害啓発センターの職員が、日頃の取り組み成果を発表しました。(主発表13件+関連15件)

研究発表会

紀伊山系事務所長による深層崩壊・天然ダム対策の現状と今後の課題をテーマとした講演や対策事業の概要等を紹介したパネル展示のほか、十津川村長による災害からの復旧・復興の状況に関する特別講演も行われるなど、平成23年紀伊半島大水害に関する様々な取り組みを広く紹介する機会となりました。

また大規模土砂災害対策技術センターおよび和歌山県土砂災害啓発センターからは、職員による日頃の研究成果の発表も行なわれました。

研究発表のようす

現地研修会

大学関係者、国の研究機関、建設コンサル等から43名が参加し、深層崩壊・天然ダムが発生した赤谷地区及び清水地区の対策工事の現場を見学していただきました。参加者からは、災害のスケールを実感して改めて驚く声が聞かれたほか、対策の内容等についてのご意見・ご質問も多くいただきました。

対策状況の見学(清水地区) 深層崩壊斜面の見学(赤谷地区)

開催日 平成29年5月24日,25日(研究発表会)、26日(現地研修会)
場 所 【研究発表会】奈良春日野国際フォーラム(奈良県奈良市)
【現地見学会】赤谷地区・清水地区(奈良県五條市大塔町)
参加者 紀伊山系砂防事務所、大規模土砂災害対策技術センター、和歌山県土砂災害啓発センターの各職員

研究発表会および現地研修会の詳細については、以下の資料をご覧ください。

平成29年度砂防学会研究発表会での発表概要については学会HPからご覧いただけます。