小型UAVを用いた空中写真撮影のための試験飛行を実施しました
(平成27年2月12日)
災害発生直後にいち早く現地の状況を把握することを目指し、小型UAV(無人航空機)を用いた空中写真の撮影技術について、その実用性や運用面での課題を検証するための試験飛行を行いました。
UAVの実用性を検証
試験飛行は平成23年に深層崩壊・河道閉塞が発生した奈良県五條市の赤谷地区で行われ、国土交通省の職員約20名が参加しました。
試験では実際に上空から写真撮影を行い、現地の状況を迅速に把握できることを確かめました。
また、職員によるUAVの操作訓練もあわせて実施しました。
![]() |
試験飛行のようす(赤谷地区) |
UAVによる現地写真の撮影に成功
![]() |
UAV写真から作成した垂直画像 |
今回UAVで撮影した写真を組み合わせ、現地の垂直画像を作成することができました。
これにより、通常の飛行機やヘリによる現地調査に比べて低コストかつ簡易に現地の全体像を把握できる可能性が示されました。
今後も様々な場面を想定した実証試験を重ね、実際の現場での活用に向けた取り組みを進めていきます。
目 的 | 災害対応技術の高度化および職員の技術向上 |
---|---|
実施日 | 平成27年2月12日 |
場 所 | 奈良県五條市 赤谷地区 |
参 加 | 大規模土砂災害対策技術センター |
詳細については、国土交通省近畿地方整備局HPをご覧ください。