活動紹介

日本風景街道の概要

シーニックバイウェイとは
写真提供:(公社) 和歌山県観光連盟

シーニックバイウェイとは

「シーニック・バイウェイ」とは、「景観」を意味するシーン(Scene)の形容詞 シーニック(Scenic)と、「わき道」を意味するバイウェイ(Byway)を組み合わせた言葉で、景観・歴史・文化・自然・建築など、地域の魅力を「道」でつなぎながら、地域と行政が連携して、美しい景観づくり、魅力ある地域づくりを目指す制度です。

「日本風景街道 熊野」がスタート

「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録を機に、紀伊半島への関心が高まっています。

紀伊半島の持つ美しい景観のみならず、歴史・自然・文化など、紀伊半島が育んできた個性や魅力をどのように活用し、この土地を訪れる人々に伝えていくか――今後、地域と行政が一体となって取り組まなければならない大きな課題です。

そこで住民が主体となって活動する「日本風景街道 熊野」がスタートしました。熊野古道を始めとした風景、歴史、自然など地域の魅力を道でつなぎ、訪れる人と迎える地域の交流を通じて、美しい景観形成、観光振興、コミュニティ形成などの幅広い効果を目指しています。

「日本風景街道 熊野」の活動

熊野範囲

熊野古道に沿ったルートを設定

熊野古道中辺路、大辺路に沿った国道42号、311号、168号、169号を中心とする広い地域での取り組みの連携を目指します。

地域の皆さんが主役で、幅広い取り組みの内容

住民や事業者の皆さんのこれまでの活動を基本にしながら、他の団体や行政と協働することで活動が活発化することをめざします。
地域の魅力づくりに結びつく、様々な取り組みを行います。

取り組み例

  • 風景の良い場所づくり
  • 生き物や植物などの環境保全活動
  • 古い建築物を活かしたまちづくり
  • 「語り部」の育成と来訪者の案内活動
  • 景観スポットのマップや催し案内などの情報発信
  • 沿道や河川沿いの花づくり、清掃活動
  • 観光ルートづくりやツアー、イベント開催
  • 地域の特産品づくりや販売
  • 来訪者への飲食などのサービス提供

期待できるメリット

他団体・行政と連携、協働することで、参加団体には様々なメリットが生まれると期待できます。

日本風景街道 熊野 推進協議会

「日本風景街道 熊野」推進協議会事務所

名 称 国土交通省 紀南河川国道事務所 工務第二課
住 所 〒646-0003 和歌山県田辺市中万呂142番地
TEL 0739-22-4814
FAX 0739-22-4574

「日本風景街道 熊野」推進協議会事務所 組織図

「日本風景街道 熊野」推進協議会事務所 組織図

「日本風景街道 熊野」推進協議会事務所 組織図

「日本風景街道 熊野」推進協議会 設立趣旨書

 平成16年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録された。紀伊半島には、自然や史跡などの形あるものから、重厚な歴史や神秘的な雰囲気といった目には見えないものまで様々な魅力が存在するが、参詣道と道の育んできた文化が評価され、世界でも2番目の道を対象とする世界遺産として登録された。

 古より多くの人が熊野三山を目指すことにより参詣道が形成された。人の流れが道を作り地域を活気づけ、訪れる人を迎えて楽しみを提供する風土が生まれた。さらには、自ら道を切り開こうとするという「道を育てる」伝統も地域に根付いた。この地では、道が文化を育み、地域を育て、そして地域と文化が道をつくってきた。
 時代は移り、道の形や働きは大きく変わったが、新たな道の姿が模索されている今こそ、参詣道がこの地に果たしてきた役割を振り返り、現代に蘇らせていくときではないだろうか。参詣道に学ぶ道づくりを通じて、人々の新たな交流を生み出し、美しく魅力的で活力にあふれた地域づくりを行っていくことが求められる。
 このような取り組みを推進するために、地域固有の文化や風土を活かしながら、地域に住む方々が主体となって、有識者や行政と協働し「美しいみちづくり」と「まちづくり」を、楽しく、また息長く取り組めるような仕組みや体制の確立が必要である。
 そのため、この趣旨に賛同する活動団体、有識者、行政が一体となって、「日本風景街道 熊野」の推進を図ることを目的として、本協議会をここに設立する。

活動記録

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