那智勝浦・太地

(国道42号)

9. 熊野那智大社

熊野那智大社

写真提供:(公社) 和歌山県観光連盟

熊野那智大社
写真提供:(公社) 和歌山県観光連盟

本宮、速玉の両大社と並ぶ熊野三山の一つ。主神は夫須美神(ふすみのかみ)で、500段近い石段の上、標高約500mに位置する社殿は6棟からなり、その神域には“八咫烏(やたがらす)”(日本サッカー協会のロゴ)の烏石、白河上皇お手植えの枝垂れ桜、平重盛が植えたという樹齢約850年の大楠などがあります。
那智の火祭り(扇祭り)は毎年7月14日、熊野那智大社と那智の大瀧の神前にて行われます。(2003.3.31)

・道の駅「なち」より車で約15分

熊野那智大社
熊野那智大社(那智勝浦観光サイト)
那智の火祭り(扇祭り)

那智の火祭り(扇祭り)   写真提供:(公社) 和歌山県観光連盟

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住民お薦め!
耳より情報

熊野那智大社の宝物殿情報提供:市民の力わかやま

熊野那智大社の宝物殿

宝物殿は、昭和41年(1966年)に「熊野那智大社創建1650年祭」の記念事業として建てられたものです。内部は陳列室と収蔵庫に分かれています。国指定や県指定の熊野信仰に係わる文化財、絵画・古文書・尊像・刀剣・古鏡・経塚出土品・祭器具類が展示されています。
主なものはで、絵画では、室町時代の那智山の様子や熊野参詣の風俗を描いた「那智参詣曼荼羅(なちさんけいまんだら)」、「那智山熊野権現本地曼荼羅」。古文書類(こもんじょるい)では、米良文書(めらもんじょ)・潮崎文書等の檀那文書(だんなもんじょ)や社領寄進状、その他の文書類が陳列されています。また、刀剣類では、八代将軍吉宗奉納の太刀をはじめ神剣類、那智経塚(なちきょうづか)出土品には白鳳・天平時代の仏像・仏具があります。木像男神坐像(もくぞうだんしんざぞう)や女神立像(にょしんりつぞう)、熊野三所権現、十一面観音等数々の尊像が陳列或いは収蔵されています。(2007.5.31)

・道の駅「なち」より車で約15分

那智の火祭り(扇祭り)

那智山宮曼荼羅(那智参詣曼荼羅)   写真提供:(公社) 和歌山県観光連盟

熊野那智大社の社殿情報提供:市民の力わかやま

熊野那智大社の社殿

写真提供:(公社) 和歌山県観光連盟

那智大社の社殿は、第一殿から第六殿が嘉永4(1851)年から嘉永7(1854)年の建立、御県彦社(みあがたひこしゃ)が慶応3年(1867年)の建立です。東から横一列に南向きに建つ第一殿から第五殿は切妻造、妻入(つまいり)の熊野権現造りで、桁行(けたゆき)三間、梁間(はりま)正面一間・背面二間、正面に一間の庇(ひさし)があります。規模は主祭神を祭る第四殿が最も大きくなっています。
それらと直角に東向きに建つ第六殿の八社殿(はっしゃでん)は、梁間二間の八間社流造(はっけんしゃながれづくり)で9柱の祭神を祀っています。同じ向きの御県彦社(みあがたひこしゃ)は、梁間一間の一間社流造です。
各社殿は瑞垣(みずがき)で仕切られ、正面には鈴門が開かれています。これらの社殿は国の重要文化財(世界遺産)に指定されています。(2007.5.30)

・道の駅「なち」より車で約15分

法皇桜情報提供:市民の力わかやま

法皇桜

熊野那智大社本殿の瑞垣のそばにある枝垂桜(しだれざくら)は、後白河法皇が御手植えされたものと伝えられ、別名法皇桜と呼ばれています。幹の周囲1.5mと小ぶりの名木で、県の天然記念物に指定されています。
シダレザクラはエドヒガンの一変形種で、枝は細くて垂直に垂れ下がります。自生はなく、観賞用で、寿命が長く各地に名木があります。しかし、この枝垂桜は花の形が極めて小さく、その上品なことは比類がありません。御本殿の第四殿の西御前と第五殿の若宮との間にあり、毎年3月末から4月初め頃に上品な花を咲かせます。通常は写真撮影できませんが、「熊野那智大社」のご好意で提供された貴重な1枚です。(2007.4.22)

・道の駅「なち」より車で約15分

ジャンボおみくじ情報提供:市民の力わかやま

ジャンボおみくじ

神社にお参りすると、おみくじを引きたくなりますね。ここ熊野那智大社には日本一のジャンボおみくじがあります。何が日本一かというと、筒の長さ。なんと! 133cmもあります! この長さは那智の大瀧の高さが133mということからきているんです。
2箇所の持ち手をしっかり握って、「よいしょ!」と気合いを入れておみくじを振り出します。願事や待人などに混じって「漁運」(りょううん)なんていう漁師さんが多い土地柄ならではの項目もあります。
ジャンボおみくじでジャンボな運を振り出しましょう。(2007.4.1)

・道の駅「なち」より車で約15分

八咫烏情報提供:市民の力わかやま

八咫烏

神武天皇が熊野から大和に入られた時に道案内をしたのが三本足のカラス「八咫烏(やたがらす)」だったと伝えられ、熊野権現では神鳥として崇めています。一月二日から八日まで烏文字で書いた有名な牛王(ごおう)神符を印刷する牛王神璽(しんじ)祭が行われます。また、境内には八咫烏の青銅の像が、そして中庭に烏石があります。神武天皇をお導きして大和に赴き、その大任を終えて帰ってきた時、この石のところで姿を消して烏石に化したと言い伝えられています。烏が羽を休めて首を羽にうずめている姿に見える石です。この八咫烏は、全日本サッカー協会のロゴマークとして、全国的に有名になりました。(2006.11.23)

・道の駅「なち」より車で約15分

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