地域の特集

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紀南の灯台

和歌山県は海に面した県です。瀬戸内海と太平洋を結ぶ海上交通の要所で、かつ紀伊半島沖は流れが速く風が強いため、航海の難所でもありました。
船舶の航行の安全を図るために、灯台をはじめさまざまな航路標識がありますが、この特集では田辺海上保安部のご協力を得て、紀南にある大きな灯台と、周辺を散策できる中規模の灯台をご紹介します。

灯台って?

船舶が陸地、主要変針点又は自船の位置を確認するときの目標とするために岬や沿岸の顕著な場所に設置したもの及び港湾の所在、港口等を示すために港湾又は港湾周辺に設置したもので、灯光を発し、構造が塔状のものを灯台、同じく柱状のものを灯柱といいます。陸上の灯台は通常白色の塗装がしてありますが、雪国や弧島の灯台では見やすくするために白赤や白黒に塗りわけられたものがあります。また、港湾の防波堤に設置される灯台は、港の奥に向かって左側は白色、右側は赤色に塗装され、光の色は左側は緑光、右側は赤色と決まっています。
(財団法人 日本航路標識協会ホームページより引用)

灯台の日

明治元年(1869年)11月1日、神奈川県横須賀市に日本初の洋式灯台である観音埼灯台が起工されことから、海上保安庁が、昭和24年(1949年)に制定しました。この日には、灯台の一般公開など、イベントが開催されます。

カンデラって?

明るさを示す単位です。自動車のヘッドライトなどの光度の規制は12000〜15000カンデラ以上ですから、灯台が放つ光の明るさが想像できます。

紀伊日ノ御埼灯台御坊〜みなべエリア
紀伊日ノ御埼灯台

紀伊日ノ御埼灯台(きいひのみさきとうだい)は、紀伊半島最西端の灯台で、瀬戸内海と太平洋の境界に位置しています。
灯台周辺は「日の岬パーク」として整備されています。移民の歴史を伝えるカナダ資料館やクヌッセンの丘、小動物公園などがあり、遊歩道も完備されています。

所在地 日高郡美浜町日ノ岬
アクセス JR御坊駅から日ノ岬パーク行きバスあり
駐車場 数台可能
初点 明治28年(1895年)1月25日
データ 海抜140m、地上高14m
光度19万カンデラ、光達距離21マイル
番所鼻灯台白浜・椿エリア
番所鼻灯台

番所鼻灯台(ばんしょはなとうだい)は、白浜町臨海にある、京大白浜水族館からさらに岬の先へ進んだところにあります。(写真提供:NPO法人 花つぼみ)

所在地 西牟婁郡白浜町臨海(臨海パーク内)
アクセス JR白浜駅から臨海行きバスあり、徒歩10分
駐車場 臨海パークに駐車可能
初点 昭和30年(1955年)
データ 光度8500カンデラ、光達距離13.5マイル
市江埼灯台白浜・椿エリア
市江埼灯台

市江埼灯台(いちえさきとうだい)は、市江崎港の入り口、西側に立っています。(写真提供:大好き日置川の会)

所在地 西牟婁郡白浜町市江
アクセス JR紀伊日置駅からバスあり、徒歩20分
駐車場 地元集会場に駐車数台可能、徒歩20分
初点 大正10年(1921年)10月1日
データ 海抜95m、地上高11m
光度33万カンデラ、光達距離22.5マイル
江須埼灯台枯木灘エリア

江須埼灯台(えすざきとうだい)は、JR見老津(みろづ)駅と江住(えすみ)駅の中間あたり、エビとカニの水族館や日本童謡の園がある、江須崎半島の沖にある江須崎島にあります。鼓の形をしていて総タイル貼りです。

所在地 西牟婁郡すさみ町江須崎
アクセス JR見老津駅、JR江住駅から約2km
駐車場 エビとカニの水族館に駐車可能、徒歩10分
初点 昭和36年(1961年)3月
データ 光度5600カンデラ、光達距離12.5マイル
潮岬灯台串本・古座川エリア
潮岬灯台
写真提供:(公社) 和歌山県観光連盟

本州最南端の灯台として有名なこの潮岬灯台(しおのみさきとうだい)は、明治初期の江戸条約によって建設された8基の洋式灯台(条約灯台)の一つで、「日本の灯台50選」にも選ばれる歴史的文化財的価値が高いAランク保存灯台です。1870年(明治3)6月10日に完成、仮点灯で業務を開始しましたが、当初の灯台は、八角形の木造で、我が国最初の洋式木造灯台でした。

潮岬灯台(南紀串本観光ガイド)
所在地 東牟婁郡串本町潮岬
アクセス JR串本駅から潮岬灯台前行きバスあり
駐車場 付近有料駐車場あり
初点 明治6年(1873年)9月15日
データ 海抜49m、地上高23m
光度97万カンデラ、光達距離19マイル(約35km)
樫野埼灯台串本・古座川エリア
樫野埼灯台

樫野埼灯台(かしのざきとうだい)は、 日本最古の石造りの灯台で、日本最初の回転式せん光灯台です。踊り場部分を展望台として一般に開放しています。

所在地 東牟婁郡串本町樫野
アクセス JR串本駅から樫野灯台口行きバスあり
駐車場 付近無料駐車場あり
初点 明治3年(1870年)6月10日
データ 海抜47m、地上高15m
光度44万カンデラ、光達距離18.5マイル(約34km)
浦神港口灯台那智勝浦・太地エリア

浦神港口灯台(うらがみこうぐちとうだい)は、深く入り込んだ浦神港の入り口、北側の岬に立つ灯台です。
近くに、海上保安庁の3つの水路観測所の1つ、下里水路観測所があります。海図作成に欠かせない本土や離島の位置を示す経緯度を、人工衛星レーザー測距装置で観測しています。

所在地 東牟婁郡那智勝浦町磯崎
アクセス JR下里(しもさと)駅から約2km
駐車場
初点 昭和59年(1984年)
データ 光度3500カンデラ、光達距離11.5マイル
梶取埼灯台那智勝浦・太地エリア
梶取埼灯台

白亜の梶取埼灯台(かんどりざきとうだい)が青い空と海を背景に立つ姿は、絵のような美しさです。灯台のある太地町は、古式捕鯨発祥の地として知られていて、近くには、古式捕鯨狼煙場跡が残っています。
また、灯台近くに立つ「夫婦いぶき」は、樹齢350年以上、那智勝浦町の天然記念物に指定されています。

所在地 東牟婁郡太地町梶取崎
アクセス JR太地駅から太地町営循環バスあり
駐車場 付近無料駐車場あり
初点 明治32年(1899年)
データ 海抜41m、地上高16m
光度18万カンデラ、光達距離18マイル
宇久井駒埼灯台那智勝浦・太地エリア

宇久井駒埼灯台(うくいこまさきとうだい)は、宇久井港入り口、東側の駒崎に立っています。

所在地 東牟婁郡那智勝浦町駒崎
アクセス JR宇久井(うくい)駅から約2.5km
駐車場 宇久井ビジターセンターに駐車可能、徒歩10分
初点 昭和30年(1955年)12月
データ 光度5600カンデラ、光達距離12.5マイル

この特集では、田辺海上保安部さまに写真や情報の提供でご協力いただきました。ありがとうございました。

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