防災技術支援 Disaster prevention technical support

災害時等において、災害対策用機械の緊急出動に迅速に対応するため、常に良好な状態での維持管理に努めています。

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河川における防災関連の情報収集と提供に関する検討

河川における防災関連の情報収集と提供に関する検討

 近畿地整直轄設備のうち6割程度は樋門であり、直轄設備の中にも小規模な設備が数多くあります。近年の少子高齢社会のため、職員等の業務効率化に向けた取り組みが急務です。そこで、河川管理レベルを維持しつつ、業務効率化を図るために、ICT技術の活用が不可欠です。
 
 業務効率化に資する有用なICT技術として、省電力広域無線通信(LPWA)があります。LPWAは汎用性の高い技術であり、様々な活用方法の可能性があります。そこで、近畿技術事務所では、管内の主要な河川事務所に、ニーズをヒアリングしました。その結果、樋門等の開閉状況の情報一元化システムの構築が最も大きな要望でした。そこで、本業務では、まず、これに取り組んでいます。LPWAの他の活用方法についても、今後検討を進めていきます。
 
樋門等は小規模な設備が多く、光ファイバ等がつながっていない設備も一定数存在しています。これらの設備は、災害時、職員等による電話連絡で開閉状況を把握しているのが現状です。現状、電話連絡で開閉状況を把握している設備のうち、約7割の設備に本システムを導入できる見込みです。本システムを導入すると、現状実施している職員等による電話連絡による状況把握が不要になります。
 

システム構築

 管理者の異なる水門樋門等の開閉状況を見える化し、流域治水の安全度を向上させることを目指します。
  • タブレットやスマートフォンにて樋門の開閉状況の地図表示や一覧表示で見える化

機器取付(通信機器および開閉センサー)

 水門樋門の開閉情報の信号を取得し、情報の一元化を実現します。

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