昭和34年9月の伊勢湾台風によって、紀の川流域では未曾有の被害が発生しました。そのため、紀の川流域では、水害の発生を防ぐ効果がある洪水調節機能を有したダム建設を強く求める声があがりました。
伊勢湾台風襲来の翌年、昭和35年4月よりダム建設のための予備調査を開始しました。昭和37年4月には大滝ダム調査事務所を発足させ、実施計画調査に着手し、昭和40年4月には大滝ダム工事事務所となり、ダム建設事業に着手しました。そして、昭和63年には大滝ダム本体工事をスタートし、平成9年11月に本体コンクリート打設を開始、平成10年4月には定礎式を行いました。
平成14年8月、本体コンクリート打設を完了し、平成15年3月に試験湛水を開始しました。
そして平成25年4月より管理開始しました。
山津波により民家16戸が被災、約60人が生き埋め
(川上村高原付近)[昭和34年伊勢湾台風]
台風により増水した吉野川(吉野町上市付近)
[昭和34年伊勢湾台風]
年月 | できごと |
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昭和34年9月 | 伊勢湾台風(台風15号) |
昭和35年4月 | 大滝ダム建設のための予備調査開始 |
昭和37年4月 | 実施計画調査に着手 |
昭和40年4月 | 建設事業に着手 |
昭和63年12月 | 大滝ダム本体工事着手 |
平成8年11月 | 本体コンクリート打設開始 |
平成10年4月 | 定礎式 |
平成14年8月 | 本体コンクリート打設を完了 |
平成15年3月 | 試験湛水着手(5月に中断) |
平成15年4月 | 白屋(しらや)地区で亀裂を確認 |
平成17年12月 | 白屋地区地すべり対策工事着手 |
平成21年2月 | 白屋地区地すべり対策工事完成 |
平成23年12月 | 試験湛水着手(平成24年3月30日最高水位) |
平成24年6月 | 試験湛水完了 |
平成25年3月 | 大滝ダム竣工 |
平成25年4月 | 管理開始 |