貯水池の運用計画上の最低となる水位のことです。一般的にはダムの堆砂容量が水平に堆砂したときの堆砂の上面を指します。
隙間のない管を利用して、液体をある地点から目的地まで、途中出発地点より高い地点を通って導く装置であり、このメカニズムをサイフォンの原理と呼びます。
「CSG」とは、Cemented Sand and Gravelの略で直訳すると「セメントで固めた砂やレキ」となります。掘削土砂や河床砂礫等の発生材を母材として、これをらにセメントを添加・混合した材料です。セメントを混和することにより、元の土砂よりも大きな強度を期待することができるため、最近ではダムの堤体としても用いられています。
(岩手・・・八幡平砂防ダム、沖縄・・・億首ダム等々)
ダムが完成した後、貯水しても問題がないかをチェックするための試験のことです。一旦、洪水時最高水位まで貯めてから最低水位まで放流し、ダム本体、放流設備や貯水池周辺等の安全を調査します。
コンクリートで作られたダムで、貯水池からの水圧をダムの重量で支える形式のダムです。
水分60〜75%程度の固体粒子と液体(水など)のどろどろした混合物のことです。
正常流量とは舟運、漁業、観光、流水の清潔の保持、塩害の防止、河口の閉塞の防止、河川管理施設の保護、地下水位の維持、景観、動植物の生息・生育地の状況、人と河川との豊かな触れ合いの確保等を総合的に考慮して定められた流量と水利流量の両方を満足する流量のことです。
ダムの新築又は改築に関する計画において、以下のいずれか大きい流量の流水がダムの洪水吐きを流下するものとした場合における、ダムの非越流部の直上流部における最高の水位のことです。
ダム貯水池の水は表層・表面付近の浅いところや底付近の深いところでは、温度や透明度などが異なります。貯水池から取水する高さを変えて、下流へ適切な温度や透明度などの水を流すことを選択取水といいます。