概要
淀川河川事務所では、これまで、まるごとまちごとハザードマップを設置し、住民の方々の浸水リスク把握や防災意識向上の取組を行ってきましたが、昨今の浸水被害を踏まえ、また「流域治水」の観点から、関係機関の協力の下、住民の方々の更なる意識向上に向け、木津川市で、まるごとまちごとハザードマップを高度化した「見える化」の向上を試行します。
木津川市では、平成25年、29年と市役所周辺で内水被害が発生し、これまで内水排除施設の整備や多機関連携型タイムラインの作成など、ハード、ソフトともに治水対策が進められており、令和3年6月には市役所周辺の電柱に浸水リスクを大きく表示する取組を実施しました。
淀川河川事務所としては、これまで沿川自治体の防災意識の向上にむけた取組として、防災訓練や勉強会の開催、まるごとまちごとハザードマップの整備の支援等を行ってきましたが、「まるごとまちごとハザードマップ実施の手引き」に基づく浸水表示は、想定最大の浸水深のみとなっています。
今回は、木津川市役所周辺の2地区において、住民の方々の更なる意識向上に向け、過去の実績浸水深や避難に活用するポータルサイトの二次元バーコードを付した表示を行います。
また、設置にあたっては、「流域治水」の考えに基づき様々な管理者が協力し、電柱だけで無く、市の歩道橋や照明柱も含め、計30箇所において表示する予定としております。
◆施工箇所:木津川市役所周辺の電柱等(別紙参照)
◆施工期間:12月13日(月)~1月31日(月)までに電柱や照明柱の施工を完了予定
※来年1月31日に施工完成のセレモニーを予定しており、改めて記者発表を行います。