2024年3月1日

京奈和自動車道紀の川IC(出入口)路面変状により通行止め(第6報)
~京奈和自動車道紀の川IC路面変状対策検討委員会の結果をお知らせします~

概要

 京奈和自動車道紀の川IC(出入口)において、路面変状により12月5日より通行止めを実施しておりますが、昨日、原因究明及び対策方針を検討するための対策検討委員会(第1回)を実施しましたので、その結果についてお知らせします。

 

京奈和自動車道紀の川IC路面変状対策検討委員会の実施結果

○事象の原因について

   紀の川IC周辺は地形的条件等から紀の川IC盛土内に地下水が集積しやすい形状のた

 め、5号補強土壁背面には透水能力のある盛土材を使用していたが、長い期間をかけ紀の

 川IC盛土内の地下水位が繰り返し変化したことにより、盛土材の細粒分が多くなり透水

 能力の低下が確認された。こうした盛土材の変化が原因となり、隣接する池の水位低下時

 に盛土内の地下水位が追随できず、盛土内に残った水の水圧と盛土の土圧が許容応力を超

 過したため、盛土全体に変状が生じ、路面に亀裂が発生したと考察される。

○対策方針について

 紀の川IC周辺の地域経済への影響や地元皆様の利便性を踏まえ、紀の川ICの早期解

 放が可能となるように、次の対策について詳細な検討をすること。

 ・ステップ1 紀の川ICランプ盛土部を軽量化し交通開放

 ・ステップ2 恒久対策として地すべりを抑止するための押え盛土工法等

〇今後について

 本委員会の検討結果を踏まえ、詳細な設計を進める。

 なお、今後の取り組み状況や開放時期については、適宜お知らせ致します。

※「京奈和自動車道紀の川IC路面変状対策検討委員会」は、令和5年12月5日に京奈和自動車道

 紀の川IC(和歌山県紀の川市池田新地区)において、ランプ部に確認された路面変状に対して、

 その発生に至った原因究明及び対策について技術的な検討を行うことを目的とする委員会です。


■管内の状況について

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 □和歌山河川国道事務所ホームページ<https://www.kkr.mlit.go.jp/wakayama/

問い合わせ先

国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所
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                                     総括地域防災調整官  上田 奈央人(内線207)
                                    TEL 073ー424ー2471(代表)