概要
○一般国道42号すさみ串本道路(延長19.2km)における事業進捗上の課題について
今年7月19日に事業工程会議を開催し、関係者間で情報共有を図ったところですが、
本日、 「事業工程会議(第2回)」を開催し、課題への対応状況と今後の見通しについて
関係者間で下記の内容について情報共有を図りました。
■安指川橋(仮称)について、硬質岩への対応に通常より約4倍の施工時間を要したと
ころ。小河瀬谷川橋(仮称)について、地盤のひび割れをふまえ、A1橋台の工事を
中断。地盤調査をふまえ、直接基礎から杭基礎(深礎杭)へ構造変更が必要。
■このような課題対応について、修正設計や追加の基礎工事のみでも1年以上を要し、
その後、橋梁本体工事や舗装工事が必要。
■また、資機材高騰等により、全体事業費で約290億円の増額を予定しており、今後、
近畿地方整備局事業評価監視委員会に諮る予定。
■開通までに期間を要すことから、開通前の段階においても、南海トラフ地震など災害
時における緊急輸送道路や津波避難場所としての活用など、地域のための防災機能
の強化が図られるよう努める。
○このような状況であるため、開通時期については、当初予定していた令和7年春から大
幅に遅延する見込みですが、引き続き工程精査を進めるとともに、遅延期間が2年を大
きく超えないよう、工程短縮に努めてまいります。