2024年12月19日 福井河川国道

池田町(福井県)・揖斐川町(岐阜県)双方の道路周辺施設で来場者数1.5倍
<国道417号冠山峠道路開通後の効果>

概要

 国土交通省は「2050年、世界一、賢く・安全で持続可能な基盤ネットワークシステム
(WISENET※)」の実現のための政策展開により、新時代の課題の解決と価値創造に貢献するこ
を目指しています。
※WISENET2050 パフォーマンスマネジメントの実現(国土交通省HP https://www.mlit.go.jp/road/wisenet_policies/
 国道417号冠山峠道路は、国直轄権限代行により整備を行い、令和5年11月19日に
開通しました。
 この度、観光立国の推進、経済成長・物流強化の観点から、開通1年後の整備効果について
取りまとめましたのでお知らせします。

■開通による主な整備効果
【1.交通状況の変化】
 (1)冠山峠道路の交通量(4月~11月(8月を除く))
         平日昼間12時間: 598台/12時間
         休日昼間12時間: 1,916台/12時間
   (2)冠山峠道路開通により90分圏域の拡大
         池田町中心地※ (福井県)から新たに揖斐川町・岐阜市など6市町に到達可能
         揖斐川町中心地※(岐阜県)から新たに池田町・福井市・越前市に到達可能
         ※町役場を起点に計測
【2.観光立国の推進】
   (1)観光施設の賑わい
        ①道の駅『星のふる里ふじはし』の来場者数が前年比   約1.5倍
        ②まちの駅『こってコテいけだ』の来場者数が前年比   約1.5倍・売上が約1.5倍
        ③『ツリーピクニックアドベンチャーいけだ』の来場者数が前年比   約1.3倍・売上が約1.2倍
        ④道のオアシスフォーシーズンテラス【令和6年4月27日オープン】
           約7ヵ月(4/27~10/31)で約14.8万人が来場 来訪者の約4割は中京圏
           ※来場者数・売上は令和5年4月~10月と令和6年4月~10月を比較
   (2)観光資源の魅力が向上
         冠山峠道路の開通により、福井県・岐阜県境のアクセスが強化され観光資源の魅力が向上
         福井県・岐阜県を周遊する、新たな観光ツアーが企画され多くの観光客が利用
【3.経済成長・物流強化】
         ・福井県~岐阜県を跨ぐ新たな物流ルートが形成
         ・高速道路を使用するルートと比べて、走行距離が3割短縮

問い合わせ先

■冠山峠道路事業に関すること
国土交通省 近畿地方整備局 福井河川国道事務所 副所長   沼 勝雄(内線205)
 TEL 0776-35-2661(代表)     計画課長  大森 功一(内線261)

■冠山峠道路周辺の整備事業に関すること
福井県 土木部 道路建設課           参事(道路企画) 道久 英一
 TEL 0776-20-0472(直通)     主任       平井 勝治

岐阜県 県土整備部 道路建設課         管理調整監    佐々木 康二
 TEL 058-272-8520(直通)           企画係               木村 聡洋