概要
大野油坂道路事業の事業費等を適正に監理することを目的に、近畿地方
整備局、福井県が相互に連携・協力し、事業進捗状況、今後の見通し及び
事業費等について情報共有を図るため、3月28日に「第11回 中部縦貫
自動車道事業費等監理会議」を開催し、見直し後の開通時期について、
以下の通り報告しました。
以下の通り報告しました。
○ 工程精査した結果、新子馬巣谷橋において発生した大きな地すべり面の
存在や、P1橋脚ケーソンの沈下不能、完成済みA1橋台の沈下等の工事
課題への対策について、抑止杭やケーソン長を2.5m伸ばす対策工事に
約2年。 更に今年度、調査・検討・設計等に約1年要したため、当初の
令和8年春開通予定から約3年を要する見込みです。
○ なお、これら追加対策により、理論上ケーソンが沈下することは学識者と
確認しているものの、同様の事例が確認できず施工上の不確実性が高い
ことや、ケーソン沈下後も橋台の安定性を十分確認した上で工事を進めて
いく必要があります。
○ このため、新たな開通時期については、ケーソンの沈下が順調に進み、
橋台の安定性が確保されることが前提となりますが、令和11年春の開通
を予定します。
○ 一方で、その後の工程について、工程短縮の余地がないか引き続きの検討
に努め、半年程度の前倒し開通を目指します。
○ なお、国道158号の斜面崩落により、少なくとも新子馬巣谷橋における追加
対策工事の着手が遅れている状況であり、その他工事も含め、今後の工事
工程への影響については、精査を行います。