高齢化を迎えた長大橋梁の診断と長寿命化に関する研究

関西大学 環境都市工学部教授 坂野昌弘
プロジェクトリーダー
坂野 昌弘
関西大学
環境都市工学部 教授
参加メンバー
  • (一社)日本橋梁建設協会、(一社)建設コンサルタンツ協会、(一社)日本非破壊検査工業会、(一財)橋梁調査会 、阪神高速道路(株)
  • 関西大学環境都市工学部都市システム工学科
    京都大学大学院工学研究科
  • 国土交通省 近畿地方整備局
    (道路部、大阪国道事務所、近畿技術事務所)

研究の目的

国土交通省大阪国道事務所管内には、昭和初期に建設され、既に80 年以上供用され続けて高齢化を迎えた橋梁が数橋存在する。  

これらの高齢化橋梁の中で特に重要な路線に架設され、また周辺の土地利用状況等から架け替えが困難な長大橋梁を対象として、現状を把握し、 健全性の評価・診断を行い、予防保全も含めた最適な補修・補強対策を提案し、その効果を検証した上で今後の長寿命化を目指した維持管理方針案を策定することを目的としている。

研究の概要

研究風景

淀川大橋を対象として、各部材の健全・診断し、解析や実験によりそれらの劣化挙動を推定して、橋梁全体の劣化シナリオを作成。  

その劣化シナリオに対して、解析や実験により、長寿命化をはかるための予防保全を含めた最適な補修・補強対策を検討。  

以上の検討結果から、最適な補修・補強対策を提案し、実橋においてそれらの効 果を検証した上で、今後100 年以上の長寿命化をめざした維持管理方針案を策定した。

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研究期間
平成25年11月20日研究成果報告会
平成22年7月〜平成25年3月