とじるRokko Green Belt六甲山系電子植生図鑑

クスノキ群落

分類 : 人工林
相観 : 照葉高木林
どんな群落?調査結果から

ひとこと解説

写真:ひとこと解説神社や公園、あるいは街路樹などでよく見かけるクスノキが植栽された林です。大木となっている個体が多く、立派な林に見えます。

主な構成種

高木層 クスノキ
低木層 ネズミモチ,シロダモ,アオキなど
草本層 ナガバジャノヒゲ,オオバノイノモトソウ,ベニシダ

分布と見分けるポイント

再度ドライブウェイ沿い、二本松から大竜寺にかけての道沿いに立派な林が続きます。胸高直径が80cm弱に達するような大木が続いている林がそうです。花の咲く5月頃に行くと、微かに樟脳(しょうのう)の匂いが風に乗って流れてきます。

分布 低海抜域の谷筋から斜面にかけて分布
標高 表六甲の海抜350m以下

群落の現状と将来

分布がすべて海抜350m以下に限られるため、コジイーカナメモチ群集に遷移すると考えられます。