ネズ	科名 : ヒノキ	初級
	分類 : 常緑針葉樹

この樹木について

ネズの名は「ネズミサシ（鼠刺し）」に由来します。その昔、鋭くとがった針状の葉は、食料などを荒らしに来るネズミの通り道に置いて、侵入を防ぐことに使われていたようです。

	樹皮は灰褐色で、老木では縦に深く裂けます。横枝はややまばらに出てたれ下がります。
	葉はトゲ状でかたく、触るとかなり痛いです。

六甲山での分布と環境や植生との関係

	六甲山では150ｍ〜650ｍの地域に分布しています。須磨鉢伏山〜鉄拐山，芦屋ロックガーデン，西宮甲山周辺，北斜面の白水峡・蓬莱峡などのアカマツ−ハナゴケ群落でよく見られるほか、アカマツーモチツツジ群集でも見られます。

日当たりのよい岩場や、表土のないやせた尾根や斜面に生えます。アカマツ−ハナゴケ群落とアカマツーモチツツジ群集に多く生育しています。

	自然林			二次林					人工林
群落 略称	ブナ	ウラジロガシ	コジイ	アラカシ	ウバメガシ	アカマツ	コナラ	エノキ	オオバ ヤシャブシ	ニセ アカシア	スギ
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よく似た樹木

スギ	ネズの葉は細く、鋭くとがるのに対し、スギの葉はやや太く、鎌状に曲がることで区別できます。