とじる
葉の形:単葉葉の付き方:互生葉の縁:鋸歯

ヒメコウゾ

科名 : クワ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

ヒメコウゾの樹皮は和紙の原料として有名です。その繊維は強く、よく絡み合うので強い紙をつくるのに最適といわれています。葉はとても変異が多く、切れ込んだり、いがんだり、いろんな形になるので、同定がとても難しく、頭を悩ませます。初夏には、だいだい色のキイチゴに似た実をつけます。味自体はとてもあまいのですが、実に毛が多いので、舌触りがよくなく、そこまでおいしいとは感じません。

ここがポイント

見る 若い葉は深く裂けて、3〜5つに切れ込むものがあります。一本の木で変異が多いのでいろんなパターンの葉を見つけることができます。
味わう 6〜7月頃に熟す実は、甘みがあり食べることができます。ただし舌触りはあまり良くありません。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山では山麓に見られます。

日当たりの良い林縁やハイキング道沿いなどで見かける木です。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

ケケンポナシ ケケンポナシの葉は変異がなく、切れ込みが入りません。