とじる
葉の形:単葉葉の付き方:互生葉の縁:全縁

ヤブニッケイ

科名 : クスノキ
初級
分類 : 照葉樹
 

この樹木について

シナモンでおなじみの「ニッケイ(肉桂)」と同じ仲間です。藪に生えるという意味で「ヤブニッケイ(藪肉桂)」という名がつきました。

ここがポイント

見る 葉には目立つ3本の脈があります。
嗅ぐ 葉をちぎってもむと、ニッキやシナモンに似たよい香りがします。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 表六甲の照葉樹林帯(海抜750m以下)に広く分布しています。一方、裏六甲には神社の森を中心に点々としか分布していません。

照葉樹林だけでなく、二次林にまで広がっています。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

シロダモ 葉の裏の色とつき方で見分けることができます。ヤブニッケイの葉の裏は緑色で、つき方は明らかな互生です。シロダモの葉の裏は白色で、つき方は枝先に集まってつきます。
イヌガシ
クスノキ
臭いで区別することができます。ヤブニッケイはニッキ臭があり、イヌガシは匂いがほとんどなく、クスノキは樟脳の匂いがします。