とじる
葉の形:分裂葉葉の付き方:互生葉の縁:鋸歯

ニガイチゴ

科名 : バラ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

六甲山でもっともよく目にする木イチゴの一つです。ハイキング道を歩いて、このイチゴを見ないことはまずありません。果実は赤く、食べると甘いのですが、種をかむと苦味があるので「ニガイチゴ(苦苺)」の名がついたといわれています。

ここがポイント

見る 葉は普通三つに分かれます。葉の裏は粉白色を帯びてトゲがあります。
味わう 甘くて食べられます。しかし、ナガバモミジイチゴやクサイチゴと比べるとレベルが一つ低いように思われます。種をかむと苦みがあります。
触る トゲが多く、危険です。イチゴを採るときも注意して下さい。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 全域に分布しています。

崩壊地や日当たりの良い林縁などに生育し、林の中ではほとんど見みられません。ハイキング道沿いの明るい場所で藪をつくっているのが、よく見られます。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

クマイチゴ 全体が似ています。葉の大きさは、ニガイチゴの方が一回りも二回りも小さいので見わけることが可能です。