とじる
葉の形:分裂葉葉の付き方:互生葉の縁:鋸歯

ナガバモミジイチゴ

科名 : バラ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

ニガイチゴと同じく、六甲山でもっともよく見る野生の木イチゴです。4月下旬に白い花が咲き、6月頃にオレンジ色の果実がつき食べられます。木イチゴの中では1,2位を争うほどのおいしさです。果実を採るときは葉や茎にトゲがあるので気をつけましょう。名前は、葉の形がモミジに似ていることに由来しています。

ここがポイント

見る オレンジ色の果実をつけます。
味わう 6月頃にオレンジ色のイチゴを見つけたら食べてみましょう。熟した果実はたいへん甘く、歩き疲れた体を元気にさせてくれます。
触る トゲが多いので、引っかかるとたいへんです。果実を採るときは注意して下さい。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山のほぼ全域に分布しています。

上空の開けた明るいハイキング道沿い,伐採跡地や工事後の藪などに多く生育しています。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

クマイチゴ
ビロードイチゴ
ナガバモミジイチゴは葉の中央が長く伸びて「ナガバ」になりますが、クマイチゴの裂片は長くなりません。ビロードイチゴは、葉などに毛がたくさんあるので、触れるとふわふわしたビロードのような感触があります。