とじる
葉の形:複葉葉の付き方:互生葉の縁:全縁

ネムノキ

科名 : マメ
初級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

名前の由来は「眠る木」です。夜になると小葉が閉じる姿を例えたものです。7月頃から咲き始める薄紅色の花は、形が特徴的で、まるで糸でできた扇子のようです。この花にはアゲハ類などがよく吸蜜に訪れます。

ここがポイント

見る 秋にはマメ科特有のサヤ状の果実をたくさんぶら下げます。
嗅ぐ 花は、さわやかな甘い香りがします。
触る 夜でなくても眠る姿を見ることができます。枝を切り取ってしばらく待ってみて下さい。しぼんで葉が閉じてきます。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 海抜の低い所に分布しています。

芽生えはハイキング道沿いなど、明るい所ならあちこちで見られます。大木は砂防堰堤の堆積地や小河川沿いなど、比較的湿った所に点在して生育しています。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

複葉でこれほど細かく分かれる葉を持つのは、六甲山ではネムノキだけです。