とじる
葉の形:単葉葉の付き方:互生葉の縁:鋸歯

アカメガシワ

科名 : トウダイグサ
初級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

伐採跡地,土砂崩れが起きた場所や林道沿いなどによく見られます。これは土壌の中で眠っていた種子が日光や熱の刺激に反応し、ほかの植物よりいち早く発芽して生長するためです。このような植物を先駆性植物やパイオニア植物と言います。アカメガシワはその代表です。名前の由来は新芽が赤いこと、カシワの葉と同様に、葉の上に食べ物を盛ったり包んだりするのに利用されていたことからです。葉のつけ根の所に一対の腺点があり、アリなどが訪れます。これは腺点から蜜が出ているためです。

ここがポイント

見る 新芽や葉の柄が赤いことが特徴です。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 650m以下の地域に広く分布しています。また、伐採跡地や林道沿いに多く見られます。

伐採跡地などに成立するタラノキ−クサイチゴ群集の主要構成種です。また林道や登山道沿いなどの明るい場所を生育地としています。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

ナンキンハゼ ナンキンハゼの葉には毛がまったく生えておらず、裏の脈もはっきりしません。アカメガシワの葉には毛が生えていて、裏の脈もはっきりと見えます。