![]() ![]() ![]() ヌルデ |
科名 : ウルシ |
初級 |
分類 : 夏緑樹 |
ウルシの仲間なので、肌の弱い人はかぶれる可能性があります。ヌルデは五倍子(ごばいし、または附子:ふし)と呼ばれる大きな虫こぶをつくります。これにはタンニンが多く含まれていて、お歯黒の原料や草木染めなどに古くから利用されてきました。幹に傷をつけると白い液が出て、これを器に塗ったことがヌルデの名の由来といわれます。果実には塩分が多く、様々な種類の鳥が好んで食べています。
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葉は複葉で葉の軸に翼ができるのが特徴です。 |
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果実についた白い粉は塩分です。樹液が手につかないように慎重に枝をつかんでなめてみると塩辛いです。ただし肌の弱い人はかぶれる可能性があるので試すのを避けて下さい。 |
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海抜50〜700mまでの広い地域で見ることが出来ます。 |
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アカマツ林やコナラ林の林縁といった明るい場所に生育します。伐採地などに生育する代表的な先駆性植物の一つです。
自然林 | 二次林 | 人工林 | |||||||||
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群落 略称 |
ブナ | ウラジロガシ | コジイ | アラカシ | ウバメガシ | アカマツ | コナラ | エノキ | オオバ ヤシャブシ |
ニセ アカシア |
スギ |
分布 | − | − | − | − | − | △ | △ | − | − | △ | − |
ヤマウルシ ヤマハゼ ハゼ |
ウルシの仲間は葉の形がよく似ていますが、ヌルデは葉軸に翼があるのでわかりやすく、間違えることはないでしょう。 |
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