ヤマハゼ	科名 : ウルシ	中級
	分類 : 夏緑樹

この樹木について

現在ハゼと呼ばれている樹木は、もともとは琉球から持ち込まれたといわれていて、昔はこの「ヤマハゼ」を「ハゼ」とよんでいたそうです。ヤマハゼは、元祖ハゼなのです。

	葉の両面に毛があり、全体的にフサフサしたイメージです。
	ウルシの仲間なので、触るとかぶれることがあります。肌の弱い人は触れないように注意して下さい。

六甲山での分布と環境や植生との関係

	低海抜の林縁部や二次林内であちこちに見られます。

ハイキング道沿いの林縁や二次林内によく見られます。

	自然林			二次林					人工林
群落 略称	ブナ	ウラジロガシ	コジイ	アラカシ	ウバメガシ	アカマツ	コナラ	エノキ	オオバ ヤシャブシ	ニセ アカシア	スギ
分布	−	−	−	−	−	△	○	−	−	△	−

よく似た樹木

ウルシ類	ウルシ類はみな、羽状複葉の葉が枝先に集まってつきます。この仲間は、葉裏の毛の生え方で区別します。毛が葉の両面にあるのがヤマハゼ、脈上のみなのがヤマウルシで、ハゼにはほとんど生えていません。