とじる
葉の形:単葉葉の付き方:互生葉の縁:鋸歯

タラヨウ

科名 : モチノキ
中級
分類 : 照葉樹
 

この樹木について

先のとがったもので葉の裏に字を書くと、その部分が黒色に変色し、文字がくっきりと浮き出てきます。まさしく「葉書」の語源です。切手を貼ってポストに投函すると、確かに相手に届きます。珍しい葉書を喜んでもらえることもあれば、郵便受けに紛れ込んだ「ただの葉っぱ」として処理されてしまうかもしれません。

ここがポイント

見る 葉書に使えるほど大きくて、平たい。これが見た目の特徴です。
触る 葉書に使っても差し支えないほど、ぶ厚くてかたいのが、触ったときの特徴です。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 残念ながら、六甲山では、葉書の試みをおすすめできるほどには分布していません。

照葉樹林の中でもコジイ林(コジイ−カナメモチ群集)に特徴的な種で、親木のある林では、林内のあちこちで見ることができます。おそらく六甲山でも、人々が利用する以前の原生林が広がっていた頃には、普通に生育していたと考えられます。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

特徴的な葉ですので、見間違う樹木はないでしょう。