とじる
葉の形:単葉葉の付き方:互生葉の縁:波うつ

ソヨゴ

科名 : モチノキ
初級
分類 : 照葉樹
 

この樹木について

六甲山に非常に多く生育しており、ヒサカキ,ネズミモチとともに六甲山を代表する照葉樹の一つです。秋から冬にかけて、小さな赤い果実がたくさんつきます。ぜひとも覚えてほしい初級の樹木です。葉が風に吹かれてそよそよと音をたてるので「ソヨゴ」と呼ばれるようになったといわれます。

ここがポイント

見る 葉の縁に鋸歯はなく、フリル状に波うっています。
触る 葉をライターなどであぶると、黒い環(死環)が現れます。また、葉をもんでいると粘り気が出てきます。これらはモチノキの仲間に共通の特徴です。
聞く 風が吹いているときに耳をすまして下さい。風がなければ、手で枝をゆすってみて下さい。「そよそよ」と音をたてるのが聞こえると思います。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山全体に広く分布しています。

乾燥した尾根部や斜面上部がおもな生育場所です。広く分布していることから、様々な群落で見ることができます。特に二次林に多く生育しています。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

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波うつ葉に着目すれば、見間違う樹木はないでしょう。