とじる
葉の形:単葉葉の付き方:互生葉の縁:全縁

アキグミ

科名 : グミ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

日当たりの良い林縁に生える低木です。葉や若い枝,花や果実に生えているウロコ状の毛は、乾燥を防いでくれます。果実が秋に熟すので、アキグミと名前がつきました。果実は鳥の好物で、鳥によってタネが運ばれていきます。

ここがポイント

見る 葉の裏は銀白色で金属光沢があります。
嗅ぐ 花は強い香りがあります。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 広い範囲に点在しています。

砂防堰堤の上流側の堆砂地では、アキグミをよく見かけます。砂地の場所は栄養に乏しく、植物にとって必ずしも条件の良い場所ではありません。しかし、アキグミは根粒菌という菌の共生によって空気中の窒素を栄養として利用できるため、土壌条件が悪くとも日当たりがよければ生育することができるのです。

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群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

アリマグミ 有馬温泉付近で発見されたため、このような名前がつきました。絶滅が危惧される希少種です。アキグミとの違いは、枝が錆ついたように赤褐色になることです。。