とじる
葉の形:複葉葉の付き方:束生葉の縁:鋸歯

コシアブラ

科名 : ウコギ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

六甲山では分布が比較的少ない樹木です。葉の形はとても特徴的で、掌(手のひら)を広げたように5枚の小さな葉からなる掌状複葉という形態をしています。新芽や若い葉は山菜として食べられています。栄養価が高くて、タラノキの新芽とともに有名な山菜といえます。

ここがポイント

見る 5枚の小葉が掌状に広がる葉が大きな特徴で、覚えやすい木の一つです。
味わう 新芽は山菜として知られています。天ぷらにするとおいしくいただけます。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 中腹以上の高海抜地で見られます。今回の調査では、海抜300m以下の低い地域では見られませんでした。

ブナ−シラキ群集,アカマツ−モチツツジ群集など比較的林内の明るい群落に分布しています。裏六甲を歩くと、よく見かけます。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

タカノツメ タカノツメは小葉が3枚で、小葉に葉柄がないので区別できます。また、タカノツメは葉の表面がツルツルなのに対してコシアブラは表面に毛があり少しざらつきます。