とじる
葉の形:複葉葉の付き方:束生葉の縁:全縁

タカノツメ

科名 : ウコギ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

葉の形が特徴的で覚えやすい樹木の一つです。葉は3つの小さい葉に分かれていて独特の形をしています。冬芽の形が鷹の爪の形に似ていることからこの名前が付いています。春先の新芽は食べることができ、タラノキやコシアブラと同様に天ぷらなどに料理すると美味です。秋には葉がきれいな黄色に色づきます。

ここがポイント

見る 葉は3つの小さい葉に分かれていて独特の形をしているので、他の植物と間違うことはないといっても過言ではありません。覚えやすい木の一つです。
嗅ぐ 黄色くなった落ち葉が地面にたくさん落ちていると、ほんのり甘い香りがします。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 海抜350〜750mを中心に分布しています。

アカマツ−モチツツジ群集でよく見かける樹木です。その他、コナラ−アベマキ群集やブナ−シラキ群集などの夏緑林、ウラジロガシ−サカキ群集などの照葉樹林でわずかに生育しています。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

コシアブラ コシアブラの小葉は5枚で、小葉にも柄があるので区別できます。タカノツメ。タカノツメは小葉が3枚で、小葉に葉柄がないので区別できます。また、タカノツメは葉の表面がつるつるなのに対してコシアブラは表面に毛があり少しざらつきます。