とじる
葉の形:単葉葉の付き方:対生葉の縁:鋸歯

アオキ

科名 : ミズキ
初級
分類 : 照葉樹
 

この樹木について

照葉樹林を代表する低木です。日陰でも育つ陰樹を代表する樹木です。「アオキ(青木)」の名前の由来は、四季を通じて葉が青いこと、枝が青いことによります。果実は秋に赤く熟し、冬の林内で赤い果実はよく目立ちます。庭木としてお馴染みの樹木です。胃腸薬として有名な「陀羅尼助(だらにすけ)」の錠剤の表面の光沢にはアオキが使われています(薬効があるのはニガキです)。

ここがポイント

見る 冬でも緑の葉がついていて、赤い果実がついている低木が林内で見られたらアオキです。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山では低海抜地から海抜700m付近まで広く分布しています。特に表六甲の450m以下でよく見られます。谷筋のハイキング道で見ることができます。

尾根筋や明るい林内にはあまり見られず、湿った暗い環境に生育しています。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

葉は対生で大きいこと、大きくて粗い鋸歯があること、枝は緑色であること、これらの条件をもつ低木はアオキです。