とじる
葉の形:単葉葉の付き方:対生葉の縁:波うつ

ヤマボウシ

科名 : ミズキ
初級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

ヤマボウシ(山法師)という名前の由来は、真ん中の球状の花の部分を僧兵の坊主頭に、花びらのように見える総苞片(そうほうへん)を白い頭巾に見立てたことから来ているといわれています。梅雨時期に白い花が咲くので、花の時期には見間違えることはないでしょう。花の咲いている樹を遠くから見るとまるで雲が浮いているように真っ白に染まります。街路樹としてよく植えられているよく似たハナミズキは、別名アメリカヤマボウシと呼ばれ、アメリカ大陸原産の別種です。

ここがポイント

見る 葉の縁と平行に湾曲して伸びる葉脈が特徴です。
味わう 秋になると直径1cmぐらいの実が赤く熟します。一見イチゴのように見えるこの実は、甘くておいしいです。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 裏六甲や表六甲の海抜300m以上で、点々と見られます。

夏緑林で見られる樹木です。梅雨の晴れ間にハイキングに出かけると出会えるかもしれません。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

ミズキ ミズキは葉が互生なので区別できます。
クマノミズキ クマノミズキは葉が細長く、葉柄が長いので区別できます。