とじる
葉の形:単葉葉の付き方:束生葉の縁:鋸歯

アセビ

科名 : ツツジ
初級
分類 : 照葉樹
 

この樹木について

「馬酔木」と書いてアセビと呼びます。「馬が酔う」のは、この樹木には毒があるためです。花の時期は早く、2月半ばから咲き始める壺状の花は透けるような白で美しいです。この時期には、離れた場所からでも容易に見つけることができます。昔から庭木とされ、いろいろな園芸品種もあります。

ここがポイント

見る 葉は枝先に集まってつきます。幹はねじれながら曲がりくねっており、縦に細かく裂け目の入るのが特徴です。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山全域に広く分布します。アカマツ−モチツツジ群集では、ほかの樹木が見あたらないくらいにアセビが繁茂している場所もあります。常緑のアセビが密生してしまうと、林内が暗くなり、ほかの樹木や草花の生育が難しくなってしまいます。アセビが繁茂した場所は何らかの対策が必要かもしれません。

アカマツーモチツツジ群集やブナ−シラキ群集のような明るい森林を好んで生育しています。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

ネジキ 樹皮がねじれることや縦に細かく裂け目が入るといった特徴が似ています。アセビの葉は枝先に集まってつくのでネジキと見わけることができます。