とじる
葉の形:単葉葉の付き方:束生葉の縁:全縁

ヤマツツジ

科名 : ツツジ
中級
分類 : 半常緑
 

この樹木について

モチツツジ、コバノミツバツツジとともに、六甲山を代表するツツジの一つです。5月頃にあざやかな朱色の花をつけ、アカマツ林や夏緑林の林内を彩ります。

ここがポイント

見る 葉は枝先に集まって広がり、葉に少しツヤがあって光っています。
触る 荒い毛がたくさん生えていて、触れるとざらざらします。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山には広く分布しています。特に、比較的海抜の高いところにある岩場では、必ずといってもいいほど見つけることができます。

少し涼しいところの夏緑林やアカマツ林に特徴的な低木です。林の中が明るいところでよく見られ、暗いところではあまり見られません。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

モチツツジ モチツツジとは、葉に触れることで区別することができます。モチツツジは葉の毛が長くてフサフサしていて、さらに、新芽や萼(がく)がネバネバしています。
ミヤコツツジ モチツツジとの雑種で、花の萼で区別することができます。モチツツジの萼の長さが3cmくらいで、ヤマツツジのものがごく短いのに対し、そのミヤコツツジはその中間の長さです。